北海道札幌開成高等学校
北海道札幌開成高等学校(ほっかいどう さっぽろかいせいこうとうがっこう、Hokkaido Sapporo Kaisei High School)は、北海道札幌市東区北22条東21丁目にかつて存在した市立高等学校。 札幌市が2011年に制定した札幌市中高一貫教育校設置基本構想に基づき、2017年3月31日を以て閉校となったが、同校を母体として市立札幌開成中等教育学校が2015年に開校。 概要札幌市が2011年に制定した札幌市中高一貫教育校設置基本構想に基づき、2017年3月31日を以て閉校となった。同校卒業生の卒業証明書・成績証明書等の発行事務は、同日以降、市立札幌開成中等教育学校長が行っている。 1962年に北海道札幌旭丘高等学校(現市立札幌旭丘高等学校)に次いで2校目[注 1]の札幌市立高校として開校した。札幌市内では3校しかない私服校のひとつであった。なお、服装を自由化したのは1971年7月であり、北海道の公立高等学校では最初であった[注 2]。 2004年には、「科学的・論理的思考力を持った世界にはばたく人間を育てる学科」[1]として理数と英語に重点を置いた専門学科であるコズモサイエンス科を設置した。また、2012年にはスーパーサイエンスハイスクールの指定、2014年にはスーパーグローバルハイスクールの指定をそれぞれ文部科学省から受けた。 校名の由来「開成」という校名は、札幌市内の公立高校には珍しく、立地とは無関係に付けられたものである。現在地(旧地名に因み、「元町」と呼ばれる地域)に校舎が設置されて以降、周辺に札幌市立開成小学校が開校 (1981年) したり、「開成店」などと称する店舗が立地したりしているが、開校当時、あるいはそれ以前に「開成」という地名があったわけではない。 開校準備の段階では、札幌市内のほかの公立高校と同様に、立地する地域の名称をとって「(仮称)北海道札幌元町高等学校」と名づけられていた。しかし、開校直前に校舎用地取得が暗礁に乗り上げ、元町以外の地域に校舎を建設する可能性が生じたため、立地に関係ない校名として「開成」が選ばれた。なお、「開成」という名前は、東京大学の前身である開成学校に因んだ(『易経』〈繋辞上〉の「開物成務[注 3]」)といわれているが、開校当時から勤務していた教諭が「『開拓事業成就』の略である」と話すなど、公式な由来は明らかとなっていない。 沿革
学科
部活動
校訓
中等教育学校への改編計画→詳細は「市立札幌開成中等教育学校」を参照
2011年3月22日、札幌市教育委員会は同校を母体として2015年度に札幌市立の中等教育学校を開校することを示した「札幌市中高一貫教育校設置基本構想」[2]を正式に決定した。同構想では、1学年4学級(160人)の規模とし、同校に設置されているコズモサイエンス科の教育内容と中高一貫校の特徴を融合させ「自立した札幌人」の育成を目指すとしていた。また、校名や校歌の継承など、改編対象校である同校の伝統を踏まえた新しい学校づくりを進めることとしていた。 市立札幌開成中等教育学校は札幌市内に最初に設置された公立中高一貫校であり、北海道内の連携型以外の公立中高一貫校としては北海道登別明日中等教育学校に次ぐ2校目となる。また、中等教育学校としても札幌市内に最初に設置された学校であり、北海道内では北海道登別明日中等教育学校に次いで2校目である。 交通アクセス著名な卒業生
その他
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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