加藤 ひろあき(かとう ひろあき、1983年3月9日 - )は日本のシンガーソングライター、インドネシア語翻訳家・通訳、大学講師、ミュージカル俳優。インドネシアに在住し、バラエティ番組や旅番組のテレビタレント、クイズ番組の司会者としても活動している。
概要
東京都立国分寺高等学校を卒業後、東京外国語大学外国語学部東南アジア課程インドネシア語専攻へ入学。入学後にサッカー部に所属しながら、音楽活動を始めた。インドネシア留学中にジャワ島中部地震に被災。6000人以上が亡くなった中で自分が生き残った意味を考え、現地学生団体と共に救援物資と音楽を被災地に届けるボランティア活動を行う。
2008年から2013年まで、北海道札幌市のYOSAKOIソーラン祭りチーム「Gush」に参加、テーマ曲のボーカル、ラップ、旗持ちを担当。また、宮城県仙台市で開催のみちのくYOSAKOIまつりにも「Gush」と参加した。2014年は、インドネシアに移住したため、テーマ曲「アイルマタ 命の水」の作曲で参加した。
2013年にCOWCOWがインドネシアを訪れてネタ披露をした際には、 「あたりまえ体操」のインドネシア語版「Senam yang iya iyala」の翻訳、歌、現地コーディネートを担当し、人気を博した。その後もよしもとクリエイティブ・エージェンシーの「インドネシア住みます芸人」らの芸能マネージメントの仕事も行っている。
2014年4月からジャカルタに在住しており、現在、インドネシアでは著名な日本人タレントとしてテレビのバラエティ番組で活躍中。旅番組『Indonesia Banget !』にレギュラー出演し、インドネシア各地をレポートしていほか、日本をテーマにしたクイズ番組『Quiz Surprise Japan』の司会を行っている。同番組はANA国際線の機内番組にも採用されている。
シンガーソングライターとしては、ジャカルタ各地の日本関連イベントでのライブを中心に自作曲やインドネシアのヒット曲を歌っている。2017年にリリースしたアルバム『Hiroaki Kato』に収録の「涙そうそう」のインドネシア語バージョンは、インドネシアでスマッシュヒット。
2016年は那覇市、東京都、2017年は那覇市、浜松市、神戸市、東京都などと、日本へ凱旋してのライブも実現した。
2018年9月にジャカルタ及びパレンバンにて行われたアジア競技大会2018の公式ソング「Bright As The Sun」、公式テーマソング「Meraih Bintang」のオフィシャル日本語バージョンを訳詞、歌唱し、パレンバン会場オープニングセレモニーでのトリを務めた。
同年10月にジャカルタにて行われたアジアパラ競技大会2018公式テーマソング「Song Of Victory」のオフィシャル日本語バージョンを担当した。
趣味はサッカー。無精に見える髷のようなヘアスタイルをすることが多いが、実は日本ではバリ島好きのオーナーがやっているヘアサロンに通って手入れをしていた[1]。インドネシアではハンサムなタレントとして女性に人気がある。
来歴
ディスコグラフィ
アルバム
- 『Hiroaki Kato』( 2017年3月9日)
- Minami Kaze(作詞、作曲、訳詞:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- Buatmu Tertawa(作詞、作曲:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- Ruang Rindu (feat. Noe Letto)(作詞、作曲:Noe Letto、訳詞:加藤ひろあき)
- Musik(作詞、作曲、訳詞:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- Beda Selera(作詞、作曲:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- My Everything(作詞、作曲:Tiên Tiên、訳詞:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- Jakarta Sunset(作詞、作曲:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- Happy!(作詞、作曲:Arina Ephipania、訳詞:加藤ひろあき)
- Terima Kasih(作詞、作曲:加藤ひろあき、訳詞:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- Nada Sousou (feat. Arina Mocca)(作詞:森山良子、作曲:BEGIN、訳詞:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
シングル
- 『テリマカシ』( 2010年9月23日 、Pahlawan Records PLCD-0001)
- 南風 (作詞、作曲:加藤ひろあき)
- Musik (作詞、作曲:加藤ひろあき)
- Samurai (作詞、作曲:加藤ひろあき)
- Terima Kasih (作詞、作曲:加藤ひろあき)
- ギター:藤岡幹大
- 『Buatmu Tertawa』(2017年2月9日 、Yoshimoto Kreatif Indonesia)
- Buatmu Tertawa -あなたの笑顔-(作詞、作曲:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
- 『Ruang Rindu feat. Noe Letto』(2017年5月22日 、Yoshimoto Kreatif Indonesia。配信のみ。)
- Ruang Rindu(作詞、作曲:Noe Letto、訳詞:加藤ひろあき、編曲:Ari Renaldi)
- 『Jakarta Sunset』(2017年6月20日 、Yoshimoto Kreatif Indonesia。配信のみ。)
- Jakarta Sunset(作詞、作曲:加藤ひろあき、Arina Ephipania)
参加作品
- PATHFINDER+『Life pathfinder 2008』(2009年3月6日 PLCD-0021)
- KINYA & Alpha『摩天楼ブルース』(2009年3月12日、アルファコア)
- 「Start Dash」(歌:落合福嗣、加藤ひろあき、作詞、作曲:加藤ひろあき)
- Gush 『Gush 2008-2011』(2011年10月14日、PaKaLoLo Records PLCD-0022)
- 「Gush2011 命の星でII」(歌:西平せれな、加藤ひろあき、山下透、作詞、作曲:山下透)
- 「Gush2010 共生」(歌:西平せれな、加藤ひろあき、山下透、作詞、作曲:山下透)
- 「Gush2009 Color」(歌:西平せれな、加藤ひろあき、山下透、作詞、作曲:山下透)
翻訳
- 2013年10月22日 - 『虹の少年たち』(Laskar Pelangi)
- アンドレア・ヒラタ(Andrea Hirata)著のインドネシア語小説。福武慎太郎と翻訳。サンマーク出版[15]。
出典・脚注
- ^ “I LOVE サロン No.13 加藤ひろあき”. リクエストQJ (2014年5月30日). 2014年6月2日閲覧。
- ^ a b Detik Bandung編、「Cinta Indonesia, Hiroaki Kato Kerap Pakai Batik」『Detik Bandung』、2011年11月24日付、バンドン。[1]
- ^ “加藤ひろあき(Hiroaki KATO) Profile”. 加藤ひろあき. 2014年4月12日閲覧。
- ^ “Life pathfinder 2008”. パスファインダ制作室 (2008年). 2014年6月10日閲覧。
- ^ “キャスト紹介:加藤ひろあき”. シルフィー製作実行委員会 (2009年). 2014年6月10日閲覧。
- ^ “Hiroaki Kato: Aku Tak Bisa Merayu” (インドネシア語). Kompas (2011年11月23日). 2014年10月10日閲覧。
- ^ 「1日に無料ライブ 立根のh・イマジンで」『東海新報』、2012年6月27日、p7、大船渡、東海新報社
- ^ 「イマジンでライブ 加藤さん、ノチ圃ドが出演」『東海新報』、2012年7月3日、p7、大船渡、東海新報社
- ^ “感謝〜私、インドネシアへ旅立ちます。〜”. 加藤ひろあき (2014年4月24日). 2014年10月10日閲覧。
- ^ “[ライブ報告Festival Laskar Pelangi 2014@虹の少年たちの島:ブリトン島]”. 加藤ひろあき (2014年6月23日). 2014年10月10日閲覧。
- ^ “インドネシアのテレビ局「Rajawali TV」にて旅番組「Indonesia Banget!(めっちゃ、インドネシア!)」のレギュラーレポーター決定!”. 加藤ひろあき (2014年9月4日). 2014年10月10日閲覧。
- ^ “クイズ サプライズ!! ジャパン” (インドネシア語). Wakuwaku Japan (2015年10月). 2015年11月30日閲覧。
- ^ “Gandeng Arina 'Mocca', Hiroaki Kato Rilis Single Buatmu Tertawa” (インドネシア語). republika.co.id (2017年2月11日). 2017年3月30日閲覧。
- ^ “Hiroaki KATO's new single "Buatmu Tertawa -あなたの笑顔-" is out!!!” (英語、日本語). Hiroaki KATO, Pahlawan Records (2017年2月11日). 2017年3月30日閲覧。
- ^ “書評空間『虹の少年たち』アンドレア・ヒラタ著、加藤ひろあき・福武慎太郎訳(サンマーク出版)”. 早瀬晋三、紀伊國屋書店 (2013年11月19日). 2014年10月10日閲覧。
外部リンク