前田利之
前田 利之(まえだ としこれ)は、加賀大聖寺藩の第9代藩主。 生涯天明5年(1785年)10月17日、第7代藩主・前田利物の三男として大聖寺で生まれる。文化2年(1805年)、第8代藩主で従兄の利考が死去したため、その養子として文化3年(1806年)3月14日に家督を継いだ。文政4年(1821年)、本家の加賀藩主・前田斉広の懇請により、幕府から10万石の高直しを受けて、大聖寺藩は10万石格の大名となった。ところがこれにより、軍役の負担など出費の増大が相次いで財政悪化を招いた。このため、倹約を強化して財政再建を目指したが、効果はなかった。 天保7年12月10日(1837年1月16日)、大聖寺で死去した。享年52。跡を次男の利極が継いだ。 系譜父母 正室
側室
子女
|