前田 正昭(まえだ まさあき、1920年(大正9年)1月22日[1] - 2008年(平成20年)9月8日[2])は、昭和期の華族(男爵)。別名直昭[1]。
経歴
前田土佐守家第12代当主前田政雄[注 1]の子として生まれる[1]。1943年5月1日、祖父の死去に伴い男爵を襲爵した[1]。
日本大学工学部機械科を卒業し日本曹達に入った[3]。その後、前田土佐守家が所蔵する文化財を金沢市に寄付し前田土佐守家資料館設立に寄与した[2]。また、2002年から2006年まで同館初代館長を務めた[2]。
親族
脚注
- ^ a b c d 『平成新修旧華族家系大成』下巻、540頁。
- ^ a b c 『北國新聞』2008年9月9日朝刊、「前田土佐守家資料館初代館長 前田正昭氏が死去」
- ^ 『人事興信録』第14版 下。
注釈
- ^ 前田政雄(1891年 - 1923年)は父である直行より先に死去したため、正式に家督を継ぐことはなかったが、前田土佐守家では政雄を名目上の第12代当主としている。
参考文献
- 北國新聞社『北國新聞』2008年9月9日朝刊。
- 霞会館華族家系大成編輯委員会編『平成新修旧華族家系大成』下巻、社団法人霞会館、1996年。
- 人事興信所編『人事興信録』第14版 下、人事興信所、1943年。