佐世保市立宇久小学校(させぼしりつ うくしょうがっこう、Sasebo City Uku Elementary School)は、長崎県佐世保市宇久町平にある公立小学校。
概要
- 歴史
- 1874年(明治7年)に開校した「平小学校」を前身とする。2009年(平成21年)に創立135周年を迎えた。2007年(平成19年)より佐世保市立宇久中学校、長崎県立宇久高等学校と連携型小・中・高一貫教育を行っている。
- 校訓
- 「和して学び自立して歩む」
- 学校教育目標
- 「夢を育て 夢を実現させる 教育」
- 校章
- 校歌
- 作詞は西川喜一郎、作曲は警視庁音楽隊(隊長:山口常光)による。歌詞は3番まであり、2番に校名の「宇久小学」が登場する。
- 校区
- 「長崎県佐世保市宇久町」全域[1]。中学校区は佐世保市立宇久中学校。
沿革
- 前史
- 正史
- 1874年(明治7年)2月11日 - 平村 挽地役所(旧・福江藩代官所)を校舎とし、「平小学校」が創立。同時期に西原に「葩麿小学校」が設置される。
- 1876年(明治9年)1月2日 - 葩麿小学校を統合し、「宇久小学校」に改称。字松原の元・文武館跡に移転。
- 同時に平村内の小学校4校(方正・祜播・本良・照島)を分校とする。
- 1878年(明治11年)11月 - 本良分校が大久保分校に改称。
- 1887年(明治20年)4月 - 小学校令の施行により、「尋常宇久小学校」に改称。
- 方正・祜播[3]・大久保の3校が簡易小学校として独立。照島分校を簡易大久保小学校に移管。
- 1888年(明治21年)8月6日 - U字型の木造平屋建て校舎が完成。
- 1893年(明治26年)4月 - 「宇久尋常小学校」に改称。
- 1895年(明治28年)4月 - 高等科を併置し「宇久尋常高等小学校」に改称(尋常科4年・高等科4年)。
- 1901年(明治34年)3月24日 - 校舎一棟を増築。
- 1907年(明治40年)
- 1908年(明治41年)4月1日 - 小学校令の改正により、義務教育年限(尋常科の修業年限)が4年から6年に延長される(尋常科6年・高等科2年)。
- 旧高等科1年を尋常科5年、旧高等科2年を尋常科6年、旧高等科3年を高等科1年、旧高等科4年を高等科2年に振り替える。
- 1912年(明治45年)6月16日 - 新校地に新校舎が完成。
- 1918年(大正7年)4月30日 - 野方尋常小学校の閉校により、野方・太田江・梅の木地区の児童を収容。
- 1921年(大正10年)4月1日 - 高等科の修業年限を3年とする。
- 1923年(大正12年)5月4日 - 校舎を増築。
- 1938年(昭和13年)5月16日 - 校舎を増築。
- 1941年(昭和16年)4月1日 - 国民学校令の施行により、「平村宇久国民学校」に改称。尋常科を初等科に改める(初等科6年・高等科3年)。
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)が行われる。
- 国民学校の初等科が改組され、「平村立宇久小学校」となる。野方分校を設置。
- 国民学校の高等科および青年学校の普通科が改組され、新制中学校「平村立宇久中学校」が発足。小学校校舎の一部を使用。
- 1949年(昭和24年)8月1日 - 平町の発足(町制施行)により、「平町立宇久小学校」に改称。
- 1950年(昭和25年)3月31日 - PTAからピアノが寄贈される。
- 1952年(昭和27年)11月27日 - 校歌を制定。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 平町と神浦村が合併し宇久町が発足。これに伴い「宇久町立宇久小学校」に改称。
- 1958年(昭和33年)10月10日 - 第1校舎の西側に2階建て校舎(2教室)を増築。
- 1959年(昭和34年)4月 - 児童数が最大の1,027名(21学級)を記録する。
- 1961年(昭和36年)2月11日 - PTAからグランドピアノが寄贈される。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - ミルク給食を開始。東部給食センターが新築される。
- 1970年(昭和45年)3月 - 鉄筋コンクリート造2階建て新校舎(9教室)が完成。
- 1971年(昭和46年)3月 - 鉄筋コンクリート造2階建て新校舎(7教室・放送室・職員室・校長室)が完成。
- 1973年(昭和48年)3月31日 - 野方分校を廃止。
- 1974年(昭和49年)2月 - 創立100周年記念式典を挙行。
- 1977年(昭和52年)10月 - 宇久中学校出火により、旧校舎一棟を焼失。
- 1978年(昭和53年)1月 - プレハブ校舎が完成。
- 1983年(昭和58年)9月 - 運動場を整備。
- 1985年(昭和60年)7月 - 宇久小学校スポーツ少年団育成会が発足。
- 1986年(昭和61年)10月 - 体育館が完成。
- 1987年(昭和62年)2月 - 観察池を設置。
- 1988年(昭和63年)8月 - 校舎内各踊り場の採光用窓をステンドグラスに交換。
- 1991年(平成3年)3月 - 国旗掲揚台を設置。
- 1993年(平成5年)3月 - トイレを水洗化。校舎の大規模改修工事を実施。
- 1994年(平成6年)3月 - プールが完成。
- 1999年(平成11年)11月 - パソコン室が完成。
- 2000年(平成12年)11月 - 教育相談室を設置。
- 2001年(平成13年)
- 1月 - 特別教室棟が完成。
- 3月 - 図書室を改築。
- 2002年(平成14年)3月 - タイムカプセル記念碑を建立。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 宇久町の佐世保市編入に伴い、「佐世保市立宇久小学校」(現校名)に改称。長崎県より宇久地区小中高一貫教育研究の指定を受ける。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 宇久地区連携型小中高一貫教育試行を開始。 2学期制を導入。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 宇久地区連携型小中高一貫教育を本格的に開始。
- 2016年(平成28年)4月1日 - 佐世保市立神浦小学校を統合。
学校行事
2学期制をとる。
アクセス
- 最寄りのバス停
- 最寄りの国道・県道
周辺
脚注
- ^ 2016年(平成28年)3月末の佐世保市立神浦小学校統合前は「平、野方、太田江、木場、大久保」が続く地域(宇久島北部)であった。
- ^ この時、宇久島を含む五島列島6ヶ所に郷校が設置された。第一郷校「禎祥堂」(岐宿)、第二郷校「温古堂」(三井楽)、第三郷校「鏡古堂」(玉之浦)、第四郷校「修齊堂」(有川)、第五郷校「直方齊」(若松)
- ^ 1887年(明治21年)6月7日に簡易方正小学校と簡易祜播小学校の2校は統合され「尋常野方小学校」となる。校地を太田江郷字七河とする。1918年(大正7年)4月30日に廃止される。
参考文献
- 「宇久町郷土誌」(2003年(平成15年)3月31日、宇久町教育委員会) p. 511 -
関連事項
外部リンク