伊吹 亜門(いぶき あもん、1991年 -)は、日本の推理作家。愛知県生まれ、京都府在住。同志社大学卒業。現在会社員。
人物・経歴
大学時代は同志社大学ミステリ研究会に所属。
2015年、短編「監獄舎の殺人」で第12回ミステリーズ!新人賞(東京創元社主催、選考委員:新保博久、法月綸太郎、米澤穂信)を受賞。同賞の最年少受賞者である。
2019年、初単行本『刀と傘 明治京洛推理帖』(東京創元社)で、第19回本格ミステリ大賞小説部門を受賞。2021年、『幻月と探偵』で第24回大藪春彦賞候補。2024年、『焔と雪 京都探偵物語』で第77回日本推理作家協会賞候補。
ミステリ・ランキング
- 週刊文春ミステリーベスト10
- 2019年 - 『刀と傘 明治京洛推理帖』10位
- 2021年 - 『幻月と探偵』16位
- 2023年 - 『焔と雪 京都探偵物語』16位
- このミステリーがすごい!
- 2020年 - 『刀と傘 明治京洛推理帖』5位
- 2022年 - 『幻月と探偵』18位
- 2024年 - 『焔と雪 京都探偵物語』15位
- 2025年 - 『帝国妖人伝』37位
- 本格ミステリ・ベスト10
- 2020年 - 『刀と傘 明治京洛推理帖』4位
- 2022年 - 『幻月と探偵』16位
- 2023年 - 『京都陰陽寮 謎解き滅妖帖』24位
- 2024年 - 『焔と雪 京都探偵物語』17位
- ミステリが読みたい!
- 2020年 - 『刀と傘 明治京洛推理帖』1位
- 2024年 - 『焔と雪 京都探偵物語』10位
作品リスト
単行本
明治京洛推理帖シリーズ
- 『刀と傘 明治京洛推理帖』(2018年11月 東京創元社 ミステリ・フロンティア)
- 【改題】『刀と傘』(2023年4月 創元推理文庫)
- 収録作品
- 「佐賀から来た男」(『ミステリーズ!』vol.80 DECEMBER 2016)
- 「弾正台切腹事件」(『ミステリーズ!』vol.89 JUNE 2018)
- 「監獄舎の殺人」(『ミステリーズ!』vol.73 OCTOBER 2015)
- 「桜」(書き下ろし)
- 「そして、佐賀の乱」(書き下ろし)
- 『雨と短銃』(2021年2月 東京創元社 ミステリ・フロンティア / 2024年5月 創元推理文庫)
その他の小説
- 『幻月と探偵』(2021年8月 KADOKAWA / 2024年6月 角川文庫)
- 『京都陰陽寮謎解き滅妖帖』(2022年6月 星海社FICTIONS)
- 収録作品:「長刀坂忌譚」 / 「牡蠣殻堂事件」 / 「祇園結界防衛指令」
- 『焔と雪 京都探偵物語』(2023年8月 早川書房)
- 収録作品:「うわん」 / 「火中の蓮華」 / 「西陣の暗い夜」 / 「いとしい人へ」 / 「青空の行方」
- 『帝国妖人伝』(2024年2月 小学館)
- 収録作品
- 第一話「長くなだらかな坂」(『STORY BOX』2021年7月号)
- 第二話「法螺吹峠の殺人」(『STORY BOX』2021年11月号)
- 第三話「攻撃」(『STORY BOX』2022年8月号)
- 幕間(書き下ろし)
- 第四話「春帆飯店事件」(『STORY BOX』2023年7月号)
- 第五話「列外へ」(書き下ろし)
共著
アンソロジー採録
「」内が伊吹の作品
- 『ザ・ベストミステリーズ 2016』(2016年5月 講談社 ) -「監獄舎の殺人」
- 『ベスト本格ミステリ2016』(2016年6月 講談社ノベルス) -「監獄舎の殺人」
- 【再編集・改題】『ベスト本格ミステリ TOP5 短編傑作選002』(2019年2月 講談社文庫)
- 『監獄舎の殺人 ミステリーズ! 新人賞受賞作品集』(2016年12月 創元推理文庫) -「監獄舎の殺人」
- 『ベスト本格ミステリ2017』(2017年6月 講談社ノベルス) - 「佐賀から来た男」
- 『本格王2020』(2020年8月 講談社文庫) - 「囚われ師光」
- 『斬新 THE どんでん返し』(2023年4月 双葉文庫) - 「遣唐使船は西へ」
- 『時代小説ザ・ベスト 2023』日本文藝家協会編(2023年7月 集英社文庫) - 「遣唐使船は西へ」
- 『推理の時間です』(2024年1月 講談社)「波戸崎大尉の誉れ」
雑誌掲載
- 単行本未収録作品
- 「囚われ師光」(『ミステリーズ!』vol.94 APRIL 2019)
- 「遣唐使船は西へ」(『小説推理』2022年5月号)
- 「波戸崎大尉の誉れ」(『メフィスト 2023 SUMMER Vol.8』)
- 「海軍不正講義」(『小説野性時代』vol.239 2023/10)
- 「仇討禁止令」(『紙魚の手帖』vol.15 FEBRUARY 2024)
- 「黒樂茶碗 朧」(『小説推理』2024年7月号)
- エッセイ
- 「うす暗い町の片隅で」(『月刊ジェイ・ノベル』2016年1月号)
- 「創作に於いて影響を受けた音楽作品ベスト3」(『webジェイ・ノベル』2019年9月3日)
- 「犬山線と幻の街」(「心のしおり」『中日新聞』2019年7月26日朝刊)
- 「一期一衣」(『小説すばる』2020年3月号)
- 「恋文がわりの妖人伝」(『小説丸』2024/2/15)
参考資料
関連項目
外部リンク
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受賞作 |
- 第1回 受賞作なし
- 第2回 高井忍「漂流巌流島」
- 第3回 秋梨惟喬「殺三狼」 / 滝田務雄「田舎の刑事の趣味とお仕事」
- 第4回 沢村浩輔「夜の床屋」
- 第5回 梓崎優「砂漠を走る船の道」 / 市井豊「聴き屋の芸術学部祭」(佳作)
- 第6回 受賞作なし
- 第7回 美輪和音「強欲な羊」 / 明神しじま「商人の空誓文」(佳作) / 深緑野分「オーブランの少女」(佳作)
- 第8回 受賞作なし
- 第9回 近田鳶迩「かんがえるひとになりかけ」 / 中村みしん「○の一途な追いかけかた」(佳作) / 天野暁月「清然和尚と仏の領解」(佳作)
- 第10回 櫻田智也「サーチライトと誘蛾灯」
- 第11回 浅ノ宮遼「消えた脳病変」
- 第12回 伊吹亜門「監獄舎の殺人」 / 榊林銘「十五秒」(佳作)
- 第13回 受賞作なし
- 第14回 受賞作なし / 丹野一郎「未知との遭遇」(優秀賞)
- 第15回 齊藤飛鳥「屍実盛」
- 第16回 床品美帆「ツマビラカ~保健室の不思議な先生~」
- 第17回 大島清昭「影踏亭の怪談」 / オオシマカズヒロ「噛む老人」
- 第18回 柳川一「三人書房」 / 村嶋祝人「百円玉」(優秀賞)
- 第19回 真門浩平「ルナティック・レトリーバー」
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選考委員 | |
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関連項目 | |
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