仙台コレクション
仙台コレクション(せんだいコレクション)は、仙台市都心部の一番町アーケードにおいて、観覧無料で開催されるリアル・クローズを対象としたファッションショーおよび音楽のイベント。 概要仙台のファッション業界に関わるプロのみならず、地元専門学校生約100人がボランティアで音響・照明操作やモデルのメイクをするなどアマチュアも参加している[2]。他方、街のど真ん中で観覧無料で開催されるため、一般市民が気軽に観覧できる。このため、市民参加型の都市イベントとなっている[3]。 会場は、仙台市都心部を南北に通る歩行者専用道路のアーケード街である「ぶらんどーむ一番町」(北緯38度15分43.9秒 東経140度52分17.1秒 / 北緯38.262194度 東経140.871417度〜北緯38度15分37.9秒 東経140度52分19秒 / 北緯38.260528度 東経140.87194度)。広瀬通一番町に面する同アーケードの北端に大型ビジョン、DJブースおよびステージを設置し、そこからアーケード中央を南方向(中央通り方向)にキャットウォーク(長さ50m、幅2m、高さは第1回は約50cm、第2回は約1m)を設け[4]、キャットウォーク両脇を一般観客スペースとしている。キャットウォーク南端にはVIP観覧スペース、さらに南側には撮影用の櫓を設置している。日出丁(北緯38度15分41.2秒 東経140度52分17.9秒 / 北緯38.261444度 東経140.871639度)[5]を挟んでその南側にはインフォメーションブースや協賛企業ブースが設置された。一般観客スペースの後ろにあたる道の両側は西側が南行き、東側が北行きとする通行規制も行ったが、身動き出来ない程の人垣ができるほどの盛況だった[6]。 屋内で開催される同種のリアル・クローズのファッションショーで見られる出展ブランドの特設直販ブースは無いが、ステージのすぐ横にある仙台フォーラス(北緯38度15分43.8秒 東経140度52分19.1秒 / 北緯38.262167度 東経140.871972度)内の常設店舗がそれに相当することになる。なお、このように商店街にキャットウォークを設置して大々的に開催されるファッションショーは、全国的に見ても珍しい[7]。 コレクションが終わった後は、会場近くのクラブで出演アーティストが参加する「SENDAI COLLECTION Official After Party」が一般客も入場可で開催されている。 沿革
仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(2008年10月1日〜12月31日)に合わせて、仙台駅前にS-PAL IIや仙台パルコが新規開業し、郊外にも2つの大型アウトレットモール(三井アウトレットパーク 仙台港および仙台泉プレミアム・アウトレット)や大型店が新規開業するなどしたため、相対的な地位低下に危機感を持った一番町一番街商店街「ぶらんど〜む一番町」の振興組合と仙台フォーラスが実行委員会を組織して開催した[10]。 2008年の第1回の開催費用は約2千万円。その半分は、経済産業省・中小企業庁の「平成20年度中小商業活力向上事業[3]」からの補助金を充てた。2009年の第2回も補助の対象となった[11]。 2008年10月17日(金)と18日(土)にモデルのトークショーなどのプレイベントを開催し、19日(日)には13:30のオープニングから19:00のフィナーレまで、ライブやパフォーマンスなどを挟み、3つの時間帯に分けてファッションショーを開催した。ファッションモデルは宮城県出身を初めとする42人、参加ブランド数は17で、秋冬の新作をステージ上で発表した[12]。 キャットウォークは、長さ50m、幅2m、高さ約50cm[4]。コレクションが終わった後の「SENDAI COLLECTION Official After Party」は1ヶ所(北緯38度15分40.6秒 東経140度52分17.3秒 / 北緯38.261278度 東経140.871472度)で開催された[13]。また、コレクション開催に先行して、出演アーティストが参加した「SENDAI COLLECTION COMPILATION Vol.1」が発売された[14]。ウェブサイトは、東京ガールズコレクション実行委員会が協力をした。 モデル
ゲスト
2009年11:30から13:00までのプレイベントでは、仙台放送「あらあらかしこ」タイアップステージやダンスパフォーマンスが行われた。また、仙台の服飾専門学校のファッションショーも開催され、NHK「テレ遊びパフォー!」で優勝した作品も登場した[16]。 13:00のオープニングから20:10のフィナーレまでは、ライブやパフォーマンスなどを挟み、6つの時間帯に分けてファッションショーを開催した。ゲストモデルは第1回では宮城県出身者で占められたが、今回はnow fashion agency所属4人やPopteenモデル2人など東京のモデルが多くを占め、その他宮城県出身者2人、名古屋在住モデル1人など幅広くなった。また、ファッションモデルと共にアーティストとしても活動する者の出演が多く、うち2人はライブステージにも立った。昨年は女性モデルのみだったが、今回は男性モデルやキッズモデルも登場し、女性用が中心ながらも男性用や子供服も合わせてショーが行われた。 キャットウォークは、長さ50m、幅2m、高さ約1mと、昨年より高さが高くなった。コレクションが終わった後の「SENDAI COLLECTION Official After Party」は2ヶ所(北緯38度15分40.6秒 東経140度52分17.3秒 / 北緯38.261278度 東経140.871472度、北緯38度15分39.6秒 東経140度52分16.5秒 / 北緯38.261000度 東経140.871250度)で開催された[17]。また、SENDAI COLLECTION Cafeが仙台フォーラス3階に9月末まで期間限定で設置された。 なお、シルバーウィーク中の開催となった2009年(平成21年)は、連休初日の9月19日に、エスパル・仙台パルコ・JR東日本の3社共同で、JR仙台駅2階のコンコースにおいて観覧無料の「S-PAL×PARCOファッションショー」が初めて開催され[18][19]、仙コレ当日の9月22日には、会場に隣接する藤崎前で観覧無料の「フィエスタ・メヒカーナin仙台[20]」が開催されるなど、仙コレとは直接関係ないながら様々なイベントがあった[21]。 モデルゲスト
2013年ゲスト[22]モデル[23]
その他
脚注
関連項目外部リンク
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