亜硫酸カリウム(ありゅうさんカリウム、英: Potassium sulfite)はカリウムの亜硫酸塩で、化学式K2SO3で表される無機化合物。
反応
亜硫酸と水酸化カリウムとの反応により生成する。
水溶性の白色固体で、乾燥状態では安定であるが、湿気の存在により酸化されやすい。
用途
写真処理剤の他、ヨーロッパなどではE番号225の防腐剤として使用される。還元性があり、ボイラー用脱酸素剤や電子材料としての用途もある[2]。
食品添加物として、干瓢の漂白、ワインの酸化防止剤などとして用いられる[3]。
脚注
- ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
- ^ 大東化学
- ^ 『化学大辞典』 共立出版、1993年