井手上 漠(いでがみ ばく、2003年〈平成15年〉1月20日[5][6] - )は、日本のタレント、ジェンダーレスモデル[8]。島根県隠岐郡海士町出身。ディスカバリー・ネクスト所属。
来歴
2003年(平成15年)1月20日、男性として出生。母によれば昔は男の子であったが、幼少期に出席した結婚式で花嫁のウェディングドレス姿に一目惚れして以来、女の子らしいものに興味を示すようになる。自身ではそれが自然体であったが、自身と周囲の見解との間にギャップがあることに気づき、思い悩み、葛藤したこともある。しかし、家族は井手上の個性を否定や拒絶することなく、常に尊重したことが力となっていたという。
海士町立海士中学校3年に在学中[9]、自分が自分らしくあるためにはどのように心を保ち振る舞えばよいのか思慮した経験を元に、作文『カラフル』を書き綴った。作文を読んだ国語教師の薦めで、『第39回少年の主張全国大会』に出場。文部科学大臣賞を受賞した[4][5][6][7][10][11]。
2018年、『第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』に出場し、ファイナリストに選出される。DDセルフプロデュース賞を受賞すると[12]、「可愛すぎるジュノンボーイ」(いわゆる男の娘)として注目を集めるようになった[13][14][15][16]。
2019年、島根県の親善大使「遣島使(けんとうし)」に就任[1][2]。その後、美肌日本一をアピールする同県のポスターにも起用された[15][16]。
2019年10月21日、ディスカバリー・ネクストに専属所属することが発表された[4][17]。
2021年1月20日、同年4月20日に初のフォトエッセイが講談社より発売されることが発表された[18]。同日、本書の公式Twitterを開設。
- 同年3月22日、タイトルが『normal?』に決定したこと、また、予約数や注目度の反響などが大きかったこともあり、それに応える形で当初160ページの予定から224ページに増えることも併せて発表された[19]。また、発売日前に重版が決定した[20]。
- フォトエッセイ発売に伴い、初の展覧会『井手上 漠 展』を4月20日から5月10日まで名古屋PARCO、5月14日から30日まで福岡PARCOにて開催[21]。
2021年3月1日、島根県立隠岐島前高等学校を卒業。卒業後は上京し、芸能活動に専念する意向を明らかにした[22]。
2021年4月20日、フォトエッセイ『normal?』発売。同年5月3日付のオリコン週間BOOKランキング(ジャンル別「写真集」)で初登場3位にランクインした[23]。
2021年10月12日、地上波テレビ番組の『超無敵クラス』にレギュラー出演[24]。
2022年3月29日、井手上がプロデュースするジェンダーレスファッションブランド「BAAKU」(バーク)を2022年春夏シーズンより始動すると発表した[25]。デザインは「MAISON ALTERNATIVE」が担当する[26]。2021年に井手上がファッション誌で「MAISON ALTERNATIVE」が発表した男性用のワンピースを見てその経緯に興味を抱き、ラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」にブランドデザイナーを招いて対談したことがBAAKU発足の切っ掛けとなった[27][28]。
2023年8月18日、YouTubeチャンネルを開設し、国際メイクアップアーティスト検定1級を取得したことを報告した。
現状として、井手上獏自身は枠に当てはめられたくないという思いから「性別がない」という立場を取っている[29]。従って、井手上獏の自己認識は、従来の枠組みであるジェンダーレス、LGBTQ+、女装などとは全く異なっている。
人物
出演
テレビ番組
過去
テレビドラマ
モデル
- イベント@大阪SHIBUYA109(2019年4月28日)
- GirlsAward 2019 SPRING/SUMMER(2019年5月18日)[6]
- 井手上漠 × PIVOT DOOR SUMMER COLLECTION 2019(2019年7月)
- しまね介護のココロ理解促進プロジェクト 夏休み介護の職場体験(2019年9月)[54][55][56]
- 桂由美ブライダルファッションショー(2019年11月2日) - ゲスト出演
- 第32回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト 最終選考会(2019年11月24日) - ゲスト出演[13][57]
- 第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER(2020年2月29日)[12][58][59]
- MUSIC POP BOY AUDITION特命アンバサダー[60]
- 島根県特殊詐欺被害防止広報大使(2020年8月1日に委嘱)[61]
- 隠岐 西郷税務署 電子申告推進ポスター(2021年1月26日、隠岐國商工会)[62]
CM・広告
- アンファー「スカルプD まつげ美容液」スペシャルムービー(2019年5月)[63]
- アンファーpresents 新星・アイドル発掘ラジオ Shibuya Cross-FM(2019年5月5日)
- マンナンライフ「クラッシュ蒟蒻畑」『ストレートイート篇』(2019年9月)[64]
- JAしまね『島根米つや姫(食卓編)』(2019年10月 - )[65]
- カネボウ化粧品「I HOPE KANEBO CONCEPT MOVIE CAST」(2020年1月1日 - )[注 1][注 2][68][69]
- デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。2020篇」(2020年3月5日 - )[注 3]
- KANEBO-IHOPE「生きるために、化粧をする」movie(2020年7月17日 - 8月2日)[72]
- ハルマリTOKYO(2020年11月20日)
- 資生堂「ワタシプラス」『“お母さんの色”を贈ろう』web動画CM(2021年4月7日 - )[73][74]
- BAAKU(2022年3月 - ) - 井手上がプロデュースするファッションブランド
- ディップ - バイトル(アルバイト・パート求人情報サイト)のCMに出演
ラジオ
ミュージックビデオ
吹き替え
書籍・写真集
- 授業づくりネットワーク37「多様性を受け止める教室」(2020年12月18日、学事出版) - 特別インタビュー 教室の中の多様性〜LGBTQを考える〜
- 教師のチカラ 48号 巻頭インタビュー
- 弁論カラフルがR7年度中学1年道徳教科書に,p156教育出版。
- 書き下ろし「カラフルな世界で」がR7年度中学3年道徳教科書に、p71日本文教出版。
- 北日本新聞社 Future VOL13インタビュー
- normal?(2021年4月20日、講談社) - フォトエッセイ。サカナクションの山口一郎が帯文を寄稿している[82]。
受賞歴
脚注
注釈
出典
外部リンク
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ENTERTAINMANT | |
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MODELS |
- 小畑由香里
- 藤後夏子
- 虎南有香
- 佐々木依里
- 河野希美子
- 青木直子
- 真寿美
- 荒井さとみ
- 駒形咲希
- 井手上漠
- 池松愛理
- 彩乃
- 沢辺きあり
- 白井みほ
- 藤森加奈
- 和倉聡美
- 仲村みすず
- 横山舞
- マキノ優
- ハウン
- ほずみ
- MIO
- ANNA
- なつみ
- 森はづき
- 川口りさ
- 植草沙織
- 藤村未紗
- 山崎春佳
- 植万由香
- 阿島ゆめ
- 塚本敦未
- 外崎梨香
- 前野えま
- maihee(マイヘー)
- 宇佐美舞
- 片庭向日葵
- 髙津真紀
- 川又崇功
- 黒澤胤也
- 歩夢
- 堀田健斗
- 中谷拓斗
- 長谷川斗輝
- まひろ
- 川崎愛葵
- 大塚友葵
- 大沢愛莉
- 中尾はな
- 佐藤礼奈
- 淺木ゆう
- 野崎香琳
- 山口りお
- 柴田日向子
- 春山紬月
- 山下夢加
- 安田空来
- 山岡さくら
- 高山姫奈
- 野元ノア
- 原夢翔
- 遥規
- 伊藤崇博
- 真壁美羽
- 宮木想
- ららい
- 柚月茉衣
- 鈴木梨紗子
- 宗綱弟
- 和地蓮二
- 安部伊織
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