上町 (生駒市)

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上町
上町の位置(奈良県内)
上町
上町
上町の位置
北緯34度43分11秒 東経135度43分22秒 / 北緯34.71972度 東経135.72278度 / 34.71972; 135.72278
日本の旗 日本
都道府県 奈良県
市町村 生駒市
面積
 • 合計 1.68 km2
人口
2019年(令和元年)10月1日現在)[2]
 • 合計 1,249人
 • 密度 740人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
630-0131[3]
市外局番 0743(奈良MA[4]
ナンバープレート 奈良

上町(かみまち)は、奈良県生駒市町名郵便番号は630-0131。

地理

生駒市北部地域(旧北倭村)の東南端に位置し[5]、北に高山町北田原町、西に南田原町、東に鹿畑町、東から南にかけて奈良市と接する。このほか、上町から独立した各町と隣接している。

上町は中央を富雄川が南北に流れ、西山と呼ばれた矢田丘陵と東山と呼ばれた学園前台地とに挟まれた地域だったが、東側では宅地開発が進み、東山はほぼなくなっている[6]

河川

歴史

現在の上町を含む富雄川流域の一帯(上町から奈良市石木町まで)は、中世以前には「鳥見」(とみ)と呼ばれ、上鳥見・中鳥見・下鳥見の三地域に分かれていた[7]鎌倉時代には興福寺大乗院荘園として上鳥見荘の名が見えるが、上村はその一部だったとされる[8]

江戸時代になると添下郡の村名として「上村」が現れ、はじめ幕府領元和元年(1615年)からは郡山藩領となった[9]

その後、大正に入って大軌電車が開通し、富雄駅が設置される[10]。上地区南端から富雄駅までは約2km、遠いところでも4kmと比較的近く、戦後、富雄駅からの路線バスが上方面に運行しはじめたことで、交通の便はより良くなった[10]。これに加え、開発に適した土地があったことなどから上地区が生駒北部地域での最初の宅地造成の場となり、昭和50年代初期には最南端のあすか台及びあすか野で入居が始まった[10]。以後、真弓白庭台北大和の開発へと続いていった[10]

沿革

世帯数と人口

2019年令和元年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
上町 520世帯 1,249人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

1995年(平成7年) 1,543人 [13]
2000年(平成12年) 1,606人 [14]
2005年(平成17年) 1,144人 [15]
2010年(平成22年) 1,235人 [16]
2015年(平成27年) 1,181人 [17]

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

1995年(平成7年) 405世帯 [13]
2000年(平成12年) 438世帯 [14]
2005年(平成17年) 327世帯 [15]
2010年(平成22年) 386世帯 [16]
2015年(平成27年) 404世帯 [17]

事業所

2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[18]

町丁 事業所数 従業員数
上町 66事業所 1039人

交通

鉄道

バス

道路

施設

寺社

脚注

  1. ^ 1.土地及び気象”. 生駒市公式ホームページ. 生駒市 (2020年4月23日). 2021年5月18日閲覧。
  2. ^ a b 2.人口”. 生駒市公式ホームページ. 生駒市 (2020年4月23日). 2021年5月18日閲覧。
  3. ^ 奈良県 生駒市 上町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年5月18日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2021年5月18日閲覧。
  5. ^ 『生駒市誌V』358頁。
  6. ^ 『生駒市誌V』362頁。
  7. ^ 『角川日本地名大辞典29』762–764頁。
  8. ^ 生駒市教育委員会 編『ハンドブック 生駒の歴史と文化』生駒市教育委員会、2008年、20頁。 
  9. ^ a b c d e f g h 『角川日本地名大辞典29』326頁。
  10. ^ a b c d 『生駒市誌V』369–370頁。
  11. ^ 『角川日本地名大辞典29』383頁。
  12. ^ 2009年8月更新 最新地名変更情報”. 国土地理協会. 2021年5月18日閲覧。
  13. ^ a b 平成7年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年3月28日). 2021年5月18日閲覧。
  14. ^ a b 平成12年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年5月30日). 2021年5月18日閲覧。
  15. ^ a b 平成17年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年6月27日). 2021年5月18日閲覧。
  16. ^ a b 平成22年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2012年1月20日). 2021年5月18日閲覧。
  17. ^ a b 平成27年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2017年1月27日). 2021年5月18日閲覧。
  18. ^ 平成28年経済センサス‐活動調査 確報集計(事業所に関する集計) 第32表 経営組織(4区分),従業者規模(6区分)別民営事業所数及び従業者数―市区町村,町丁・大字”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2018年6月28日). 2021年5月18日閲覧。
  19. ^ 『角川日本地名大辞典29』240頁。

参考文献

  • 生駒市誌編纂委員会 編『生駒市誌(通史・地誌編)V』生駒市役所、1985年。 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 29 奈良県』角川書店、1990年。ISBN 4-04-001290-9