ロング・トレイン・ランニン
「ロング・トレイン・ランニン」(Long Train Runnin')は、アメリカ合衆国のロック・バンド、ドゥービー・ブラザーズが1973年に発表した楽曲。作詞・作曲はメンバーのトム・ジョンストンによる。3作目のスタジオ・アルバム『キャプテン・アンド・ミー』(1973年)からの第1弾シングルとしてリリースされた。 解説ドゥービー・ブラザーズ[4]が、元々はインストゥルメンタルとして演奏していた曲だが、プロデューサーのテッド・テンプルマンの案によって、ジョンストンが歌詞も書き下ろすことになった[5]。 バンドの母国アメリカではBillboard Hot 100で8位に達し、バンドにとって初の全米トップ10シングルとなった[2]。また、オランダのシングル・チャートでは「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」(1972年)以来となる自身2度目のトップ10入りを果たした[3]。ドゥービーズのサウンドは、1971年から75年ごろまではアメリカン・ロック/ルーツ・ロックだったが、76年以降はAOR/アダルト・コンテンポラリーの音楽性へと変化していった。 1973年当時は全英シングルチャート入りを果たせなかったが、1993年にはシュア・イズ・ピュアによるリミックス・ヴァージョンがシングルとしてリリースされ[6]、同ヴァージョンは1993年12月4日付の全英シングルチャートで7位に達した[7]。ビルボードはこの曲を、タイムリーで調和のとれたAM 料理人と呼んでいる[8]。 メディアでの使用「ロング・トレイン・ランニン」は、アメリカ映画『コードネームはファルコン』(1985年公開)[9]、ドイツ映画『愛の涯 私は風になった』(2007年公開)[10]のサウンドトラックで使用された。トヨタ・チェイサー(90系)のコマーシャルソングにも使用された。 また、CDジャーナルによれば、2001年に発売されたベスト盤の4曲目に収録されている[11]。 カヴァーバナナラマによるカヴァー
イギリスのガール・グループ、バナナラマによるカヴァーはアルバム『ポップ・ライフ』(1991年)に収録され、シングルとしてもリリースされた。バナナラマのヴァージョンのタイトルは「Long Train Running」と表記されているが、日本語表記はオリジナル・ヴァージョンと同様「ロング・トレイン・ランニン」となった[15]。レコーディングにはジプシー・キングスが"Alma de Noche"という変名で参加している[16]。 収録曲
アルバム収録
関連項目
脚注
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