『ドゥービー・ストリート』(原題:Takin' It to the Streets)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、ドゥービー・ブラザーズが1976年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。マイケル・マクドナルド加入後としては初のアルバムである。
解説
前作『スタンピード』(1975年)発表前に入院したトム・ジョンストンがバンドに復帰したが、ジョンストンが作詞・作曲した楽曲は「ターン・イット・ルース」1曲だけとなった。前作に引き続きマリア・マルダーがゲスト参加している。
音楽評論家の小倉エージは、元スティーリー・ダンのジェフ・バクスターとマイケル・マクドナルドが参加していることから「スティーリー色が濃くなった」と指摘している[5]。
アメリカのBillboard 200では8位に達し、本作からのシングル「運命の轍」はBillboard Hot 100で87位に達した[2]。
「イット・キープス・ユー・ランニン」はカーリー・サイモンのアルバム『見知らぬ二人』(1976年)でカヴァーされており、サイモンのヴァージョンのレコーディングには、トム・ジョンストンを除くドゥービー・ブラザーズのメンバー6人が参加した[6]。
収録曲
- 運命の轍 - "Wheels of Fortune" (Patrick Simmons, Jeffrey Baxter, John Hartman) - 4:54
- ドゥービー・ストリート - "Takin' It to the Streets" (Michael McDonald) - 3:56
- 8番街のシャッフル - "8th Avenue Shuffle" (P. Simmons) - 4:39
- ルージン・エンド - "Losin' End" (M. McDonald) - 3:39
- リオ - "Rio" (P. Simmons, J. Baxter) - 3:49
- サムワン・スペシャル - "For Someone Special" (Tiran Porter) - 5:04
- イット・キープス・ユー・ランニン - "It Keeps You Runnin'" (M. McDonald) - 4:20
- ターン・イット・ルース - "Turn It Loose" (Tom Johnston) - 3:53
- キャリー・ミー・アウェイ - "Carry Me Away" (P. Simmons, J. Baxter, M. McDonald) - 4:09
参加ミュージシャン
アディショナル・ミュージシャン
- メンフィス・ホーン - ホーン・セクション
- ボビー・ラカインド - コンガ
- リッチー・ヘイワード - ドラムス(#1)
- Novi - ヴィオラ(#4)
- ジェシ・バトラー - オルガン(#2)
- マリア・マルダー - ボーカル(#5)
脚注
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スタジオ・アルバム | |
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ライヴ・アルバム | |
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コンピレーション・アルバム |
- Best of The Doobies
- Best of The Doobies Volume II
- ドゥービーズ・ベスト!
- グレイテスト・ヒッツ
- On Our Way Up
- The Very Best of The Doobie Brothers
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主な楽曲 | |
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関連項目 | |
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