ジョン・マクフィー

ジョン・マクフィー
John McFee
生誕 (1950-09-09) 1950年9月9日(74歳)
ジャンル ロックカントリーAOR
職業 ミュージシャン作曲家プロデューサー
担当楽器 ギタースティール・ギターマンドリンバンジョーヴァイオリンドブロベースギターシタールハーモニカボーカル
活動期間 1966年 - 現在
共同作業者 ドゥービー・ブラザーズ
サザン・パシフィック
エルヴィス・コステロ
ヒューイ・ルイス
公式サイト Doobie Brothers official website

ジョン・マクフィー(John McFee, 1950年9月9日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクルーズ出身のミュージシャン作曲家音楽プロデューサーギターペダル・スティール・ギターヴァイオリンなどを演奏するマルチ・プレイヤーであり、ドゥービー・ブラザーズサザン・パシフィックでの活動が著名なほか[1]、数多くのアーティストのレコーディング、ライブ・セッションにも参加している。

キャリア

そのキャリアの初期には、数多くのセッション活動のほか、CM音楽を手がけたりしていた。

1967年アレックス・コールらとクローバー(Clover) を結成。後にヒューイ・ルイスジェフ・ポーカロも加入するこのグループで9枚のアルバムを発表したほか、1976年にはパブロック界の大御所ニック・ロウの誘いにより渡英、エルヴィス・コステロのファースト・アルバムのバックを務めた(この時代のヒューイ・ルイスとの絆はその後も続き、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの大ヒット・アルバム『スポーツ』(1983年)、『ハード・アット・プレイ』(1991年)のレコーディングに招かれている)。1978年にクローバーは解散。

1979年、脱退したジェフ・バクスターの後任としてドゥービー・ブラザーズに加入。1980年にリリースされたグループ9枚目のアルバム『ワン・ステップ・クローサー』ではギターの演奏のほか、タイトル・ナンバーと、グラミー賞にノミネートされたインストゥルメンタル曲「サウス・ベイ・ストラット (South Bay Strut)」の作曲に名を連ねている。ドゥービーズにはこのアルバムの制作から1982年の解散まで在籍した。

ドゥービーズ解散後は、キース・ヌードセンらと矢沢永吉のツアーバンドマスターとして長年にわたって参加。同時期にカントリーロック・バンド、サザン・パシフィックを結成。1989年の映画「ピンク・キャデラック」(クリント・イーストウッド主演)にマクフィー作の「風にまかせて」(Any Way The Wind Blows)が使用されたほか、「ニュー・ブルー・シェイド」(New Shade of Blue) などをカントリー・チャートに送り込んだ。1990年、サザン・パシフィックはカントリーミュージック協会Walkway of Starsに名前を連ねる栄誉に輝いた。

マクフィーがサザン・パシフィックで活動中の1989年にオリジナル・ドゥービー・ブラザーズが再結成され、マクフィーはドゥービーズの再結成第1弾アルバム『サイクルズ』にTime Is Here And Goneをヌードセン、ボビー・ラカインドとの共作で提供した。

1992年にサザン・パシフィックが解散、マクフィーはヌードセンとともにドゥービーズに復帰し現在に至る。2005年に長年の相棒であったヌードセンが死去して以降もトム・ジョンストンパトリック・シモンズとのトリプル・ギター体制の一翼を担い続けている。

ディスコグラフィ

クローバー

  • Clover
  • Forty Niner
  • Love On The Wire
  • Unavailable
  • Chronicle
  • The Best Of Clover: An American Band In London
  • Live At The Paradiso
  • The Sound City Sessions
  • Live Concert At Winterland

ドゥービー・ブラザース

サザン・パシフィック

  • Southern Pacific
  • Killbilly Hill
  • County Line
  • Zuma
  • Greatest Hits
  • Pink Cadillac Original Motion Picture Soundtrack

その他参加レコーディング

  • マイク・ブルームフィールド
  • ノートン・バッファロー
  • カーリーン・カーター
  • エルヴィス・コステロ
  • グレイトフル・デッド
  • エミロウ・ハリス
  • ジャニス・イアン
  • ワンダ・ジャクソン
  • リック・ジェイムス
  • ケンドールズ
  • ニコレット・ラーソン
  • ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
  • ニック・ロウ
  • スティーヴ・ミラー・バンド
  • ジョン・マイケル・モンゴメリー
  • ヴァン・モリソン
  • ボズ・スキャッグス
  • リッキー・スキャッグス
  • トゥイッギー
  • リンク・レイ
  • ビル・ワイマン
  • 矢沢永吉

関連項目

脚注

  1. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “The Doobie Brothers | Biography & History”. AllMusic. All Media Network. 2021年6月21日閲覧。

外部リンク