ルッキンアットラッキー
ルッキンアットラッキー(Lookin at Lucky、2007年5月17日 - )はアメリカ合衆国の競走馬。2009年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬、2010年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬[1]。エクリプス賞最優秀2歳牡馬と最優秀3歳牡馬を両方受賞したのは、スペクタキュラービッド以来31年ぶりである[1]。 戦績2009年4月9日のキーンランドトレーニングセールで、ボブ・バファート調教師に見出され、マイケル・ペグラムらのパートナーシップに475,000ドルで落札された。 2009年半兄のケンセイが3歳の4月までデビューがずれ込んだのと対照的に、2歳の7月にデビューすると距離を伸ばしながら3連勝でデルマーフューチュリティに勝利し無敗でG1を制した。その後ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルと同条件で行われるノーフォークステークスにも勝利、G1連勝でブリーダーズカップ・ジュヴェナイルに臨んだ。13頭の出走馬の中1番人気に推されていたが、11番人気のヴェイルオブヨークが粘りきり、ルッキンアットラッキーはアタマ差およばず2着に敗れた。続くハリウッドフューチュリティではブリーダーズフューチュリティステークス勝ち馬のノーブルズプロミスを抑えてG1競走3勝目をあげ、エクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された。 2010年2010年緒戦は3月13日、オークローンパーク競馬場のダートで行われるレベルステークスに出走した。ダートG1競走のホープフルステークス勝ち馬ダブリン等も出走する中1番人気に推され、レースでは道中5番手を進み、先に抜け出したノーブルズプロミスをゴール前で差しきり勝利した。続く4月3日のサンタアニタダービーでは単勝1.8倍の圧倒的1番人気に推されたが、道中での不利もあり、勝ったシドニーズキャンディから6馬身離された3着に敗れた。5月1日のケンタッキーダービーでも1番人気に推されたが、いいところがなくスーパーセイヴァーの6着に終わった。5月15日のプリークネスステークスではゴメスの騎乗に不満を持ったバファートによって若手のマーティン・ガルシアに乗り代わりとなり、ファーストデュードに3/4馬身差をつけて勝利し、ケンタッキーダービーの雪辱を果たす形となった。休養を挟んで8月1日のハスケルインビテーショナルステークスに出走、実績馬が顔を揃えた中で1番人気に支持され、4連勝中のトラップショットに4馬身差をつけて勝利した。次走はトラヴァーズステークスの予定だったが、ハスケルインビテーショナルステークス後に熱発し回避することとなり、ブリーダーズカップのプレップレースとして出走した10月2日のインディアナダービーでは後方から追い込んで勝利した。11月6日のブリーダーズカップ・クラシックではゼニヤッタに続く2番人気に支持された。レースでは中団待機からまくりぎみに進出してブレイムと並んで先頭で直線に入るが、伸びを欠きゼニヤッタ、フライダウンにも交わされ4着に敗れた。レース後、引退が発表された。 競走成績
引退後ジャイアンツコーズウェイ、フサイチペガサスなどが繋養されているクールモアグループのアッシュフォードスタッドで種牡馬入りした。初年度の種付け料は35.000ドル。 主な産駒
血統表
脚注注釈出典
外部リンク
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