スーパーセイヴァー
スーパーセイヴァー (Super Saver) [2]はアメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。おもな勝ち鞍に2010年のケンタッキーダービー。 戦績
2009年8月22日、サラトガ競馬場のメイドン競走でデビューして2着ののち、ベルモントパーク競馬場での2戦目で2着に7馬身差をつけて初勝利を挙げる[3]。シャンペンSは4着に敗れたが、続くケンタッキージョッキークラブステークスを1分42秒83のレコードタイムで勝利し、G1タイトルがなかったにもかかわらず2歳馬ランキングで122ポンドに設定され、ケンタッキーダービーの有力馬の一翼と見なされるようになる[3]。 3歳に入って、初戦のタンパベイダービー3着、2戦目のアーカンソーダービー2着と勝ち切れない競馬が続いたが、それでも依然としてケンタッキーダービーの有力馬候補からは外れず、2番人気で迎えたケンタッキーダービーは2ハロン目から逃げの手を打ってそのまま不良馬場を押し切り勝利した[3][4]。二冠目プリークネスステークスでは1番人気に支持もルッキンアットラッキーの8着に終わり[5]、ベルモントステークスには出走しなかった[6]。その後、休養を挟み8月1日のハスケルインビテーショナルハンデキャップに出走したが、再びルッキンアンドラッキーに屈して4着[7]。8月28日のトラヴァーズステークスでも10着に敗れ、レース後に骨の挫傷が見つかって休養に入り、治癒しても負傷前のパフォーマンスを見せることは難しいと判断されたため、復帰することなく10月に引退が発表された[3]。 競走成績以下の内容は、EQIBASE[1]の情報および記載法に基づく。
引退後2011年よりウィンスターファームで種牡馬として供用され[3]、初年度の種付料は2万ドルであった[8]。初年度産駒からG1競走勝ち馬のランハッピーを送り出し、このことはサンダーガルチがポイントギヴンを送り出して以降は成功しているとは言えなかった、ケンタッキーダービー馬の種牡馬成績の改善につながるものと期待されていた[9]。また、供用開始の段階でモナーコスとともに、ケンタッキー州に残された最後の非ミスタープロスペクター系のレイズアネイティヴ系種牡馬であった[10]。2020年よりトルコで繋養されることになった[11][12]。 主な産駒
血統表
脚注
外部リンク
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