モナーコス

モナーコス
欧字表記 Monarchos[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 芦毛[1][2]
生誕 1998年2月9日[1]
死没 2016年10月22日(18歳没)[3]
Maria's Mon[1][2]
Regal Band[1][2]
母の父 Dixieland Band[1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 J.D.Squires[1]
馬主 John C.Oxley[1]
調教師 John T.Ward Jr.(アメリカ)[1]
競走成績
生涯成績 10戦4勝[1][2]
獲得賞金 1,720,830ドル[1]
勝ち鞍
GI ケンタッキーダービー 2001年
GI フロリダダービー 2001年
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モナーコスMonarchos[2]アメリカ合衆国競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に2001年ケンタッキーダービーフロリダダービー

戦績

  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

2000年2月のフロリダで行われたトレーニングセールに上場され、ジョン・オスクレーに170,000ドルで落札された[3]

10月7日にキーンランド競馬場でのメイドン競走でデビューし8着、2戦目も3着に終わるが、年明けて2001年1月13日、ガルフストリームパーク競馬場のメイドン競走で初勝利を挙げ、続くアローワンスも勝利。重賞およびG1競走初出走となったフロリダダービーでも勝利を挙げる[3]。しかしケンタッキーダービーの前哨戦となるウッドメモリアルステークスで、コンガリーから2馬身4分の3差の2着に終わる[3]アメリカクラシック三冠の初戦、ケンタッキーダービーでは2着インビジブルインクに4馬身4分の3差をつけ優勝[3][4]。勝ち時計の1分59秒97はセクレタリアトの1分59秒2/5に続く2番目に早い勝ち時計となった[3][5]。二冠を目指したプリークネスステークスではポイントギヴンの6着、三冠目のベルモントステークスでもポイントギヴンの3着に終わり、レース後に右第3手根骨の亀裂骨折が判明し休養に入った[6]2002年1月19日に復帰しアローワンス競走に出走するが3着に終わったのち、今度は左前脚に屈腱炎を発症しているのが見つかり、引退した[6]

競走成績

以下の内容は、EQIBASE[1]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2000.10.07 キーンランド メイドン D7f 8着 P. クックセイ 12馬身 Devil's Domain
2000.11.24 チャーチルダウンズ メイドン D6.5f 3着 W. マルティネス 5 1/2馬身 Dream Run
2001.01.13 ガルフストリームパーク メイドン D7f 1着 J. チャベス 6馬身 (Tampa)
2001.02.03 ガルフストリームパーク アローワンス D8.5f 1着 J. チャベス 4 3/4馬身 (Distilled)
2001.03.10 ガルフストリームパーク フロリダダービー G1 D9f 1着 J. チャベス 4 1/2馬身 (Dutofthebox)
2001.04.14 アケダクト ウッドメモリアルS G2 D9f 2着 J. チャベス 2 3/4馬身 Congaree
2001.05.05 チャーチルダウンズ ケンタッキーダービー G1 D10f 1着 J. チャベス 4 3/4馬身 (Invisible Ink)
2001.05.19 ピムリコ プリークネスステークス G1 D9.5f 6着 J. チャベス 7 1/2馬身 Point Given
2001.06.09 ベルモントパーク ベルモントステークス G1 D12f 3着 J. チャベス 13馬身 Point Given
2002.01.19 ガルフストリームパーク アローワンス D8.5f 3着 J. チャベス 8 3/4馬身 Mongoose

引退後

引退後は種牡馬となり、クレイボーンファームにおいて種付け料25000ドルで繋養された[6]ケンタッキー州におけるミスタープロスペクターを通さないレイズアネイティヴ系の種牡馬としては、同じマライアズモンを父に持ち2010年のケンタッキーダービー馬でもあるスーパーセイヴァーとともに最後の種牡馬となっていた[7]。産駒の中から短距離の牝馬G1競走を3勝して2009年エクリプス賞最優秀短距離牝馬となったインフォームドディシジョン英語版を出したが、後に繋養先はナコルズファームに移った[8][9]。種付け料は2016年の時点で2千ドルにまで下がっていた[3]

2011年春に疝痛で倒れ[9]、翌2012年夏にも再び疝痛で倒れて緊急手術を受け[10]、その都度回復してきたが、2016年10月21日に腸が破裂し、緊急手術を受けた翌日22日の朝に死去した[3]

主な産駒

ブルードメアサイアーとしての主な産駒

血統表

モナーコス (Monarchos)血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 レイズアネイティヴ系
[§ 2]

Maria's Mon
1993 芦毛
父の父
Wavering Monarch
1979 鹿毛
Majestic Light Majestic Prince
Irradiate
Uncommitted Buckpasser
Lady Be Good
父の母
Carlotta Maria
1984 芦毛
Caro *Fortino
Chambord
Water Malone Naskra
Gray Matter

Regal Band
1987 鹿毛
Dixieland Band
1980 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Mississippi Mud Delta Judge
Sand Buggy
母の母
*Regal Roberta
1980 青鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Regal Road Graustark
On the Trial
母系(F-No.) リーガルロベルタ(USA)系(FN:4-r) [§ 3]
5代内の近親交配 Ribot 5 × 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [14]
  3. ^ [13]
  4. ^ [13][14]


脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Monarchos (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年5月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j Monarchos(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i Kentucky Derby Winner Monarchos Dies”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2016年10月22日). 2020年5月10日閲覧。
  4. ^ Monarchos Wins Kentucky Derby!”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2001年5月5日). 2020年5月10日閲覧。
  5. ^ 5月5日 ケンタッキーダービー(G1)”. 海外競馬発売 海外の主要レース結果. 日本中央競馬会. 2020年5月10日閲覧。
  6. ^ a b c Monarchos to Claiborne Farm; $25,000 Stud Fee”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2002年1月28日). 2020年5月10日閲覧。
  7. ^ 2015年ケンタッキー州供用種牡馬のサイアーライン(アメリカ)【生産】”. 海外競馬情報. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2015年1月20日). 2020年5月10日閲覧。
  8. ^ Monarchos Moving to Nuckols Farm”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2007年10月13日). 2020年5月10日閲覧。
  9. ^ a b Monarchos Back Home at Nuckols Farm”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2011年5月23日). 2020年5月10日閲覧。
  10. ^ Monarchos Returned to Nuckols Farm”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2012年8月23日). 2020年5月10日閲覧。
  11. ^ Informed Decision(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  12. ^ Dream Dancing(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  13. ^ a b c Monarchos(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月10日閲覧。
  14. ^ a b Monarchosの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月10日閲覧。

外部リンク