ルクセンブルク (競走馬)
ルクセンブルク(Luxembourg)は、アイルランドで生産・調教されていた競走馬である。 主な勝ち鞍は2021年フューチュリティトロフィー、2022年アイリッシュチャンピオンステークス、2023年タタソールズゴールドカップ、2024年コロネーションカップ。 戦績2歳(2021年)7月14日キラニー競馬場の一般戦(芝8ハロン40ヤード)でデビューし初勝利を挙げる。 9月25日カラ競馬場で行われたG2ベレスフォードステークスに出走、道中最後方追走から直線で外から脚を伸ばして先頭に立つと後続に4馬身3/4差をつけて2連勝とする[3]。 10月23日のフューチュリティトロフィーでは道中中団のやや後ろで待機し、残り2ハロン付近で抜け出すと最後は3頭一線の2着争いを尻目に1馬身3/4差つけ快勝。G1初制覇を挙げた[4]。 3歳(2022年)3歳の初戦として4月30日にニューマーケット競馬場で行われた2000ギニーステークスに出走。2番人気に推されるも、コロエバスとネイティヴトレイルに次ぐ3着だった[5][6]。 その後はダービーステークスへ直行する計画であったが[7]、5月6日の調教後に跛行を発症、検査の結果筋肉を損傷していることが判明したためダービー出走は断念することになった[8][9]。 休養明け、8月13日のG3ロイヤルホイップステークスを快勝し、次走、アイリッシュチャンピオンステークスではオネストを半馬身退けて優勝した。さらに10月2日には、パリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞に出走、大手ブックメーカーの前売りでは1番人気に支持されたものの[10]、激しい雨の中、アルピニスタの7着と敗れた[11]。 4歳(2023年)2023年の初戦はガネー賞を予定していたがこれを回避し[12]5月1日開催のムーアズブリッジステークスに出走した。中団でレースを進めるが直線で進路を失い伸びきれず、勝利したビジュアリゼーションから3馬身半離された5着となった[13]。 続くタタソールズゴールドカップではハナを切り、直線では追いすがるベイブリッジを半馬身抑えて逃げ切り、G1競走3勝目を挙げた[14]。次走のプリンスオブウェールズステークスでも逃げを図ったが、最後方からモスターダフの急襲に遭い2着に敗れた[15]。その後キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス4着を経て、連覇のかかるアイリッシュチャンピオンステークスに出走。逃げを図り、直線でも粘りを見せたが、残り1ハロンでオーギュストロダンに差し切られ2着となった[16]。次走の香港カップでは道中はロマンチックウォリアーの背後で構えると3コーナーから仕掛け、馬体を併せるようにして直線を迎える。最初はロマンチックウォリアーが1馬身先に出るも粘り腰を見せて踏ん張り、あと一完歩という所まで迫ったが短アタマ差届かず2着に敗れた[17]。 5歳(2024年)5歳初戦して中東に遠征し、2月24日に行われたG2ネオムターフカップでは道中2番手追走から抜け出しを図るも伸びを欠いて4着に敗れると[18]、続くドバイターフでは好位集団で脚を溜めるも直線では全く伸びず14着と大敗を喫する[19]。帰国後、5月31日に行われたコロネーションカップでは好スタートからハナに立ち後続を引き離すと、最後はヘイミッシュの追撃を1馬身差で振り切り、G1競走4勝目を挙げる[20]。この後、7月27日のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは2番手でレースを進めるも直線で一杯になり6着[21]、9月14日のアイリッシュチャンピオンステークスでは道中軽快に逃げたが失速して6着という結果に終わる[22]。11月2日のブリーダーズカップ・ターフ6着を挟み、引退レースとなった12月8日の香港ヴァーズでは好位中団の外で脚を溜め、直線で一旦は先頭に並びかけるも残り200mで失速し5着に敗れた。引退後はクールモアの障害競走用の種牡馬としてアイルランドのキャッスルハイドスタッドで繋養される[23]。 競走成績出典:Racing Post[24]
血統表
出典
外部リンク
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