リーサル・ウェポン4
『リーサル・ウェポン4』(Lethal Weapon 4)は1998年にアメリカ合衆国で公開されたアクション映画。リーサル・ウェポンシリーズの4作目。ワーナー・ブラザース創立75周年記念作品。香港映画出身のアクション俳優・ジェット・リーが初めて参加したハリウッド映画デビュー作でもある。
あらすじロサンゼルス市警の刑事・リッグスとマータフは、次々と街を破壊する完全武装した男が出現したため現場へ急行する。現場での会話で、リッグスは恋人ローナの、マータフは娘リアンの妊娠を知る。結局その現場はリッグスの大立ち回りでガソリンスタンドやタンクローリーを吹っ飛ばして解決した。 そんな事件から9か月後、2人は探偵となったレオと釣りに出かけ、不審な大型船と遭遇する。船に乗り込み、船員との格闘の末に船は座礁。大型船は中国の密航船である事が判明する。密入国者が次々と連行されていく中、マータフは避難用ボートの中に隠れていたホン一家を発見。同情したマータフは違法と知りながら彼らを自分の家にかくまうことにする。 そんな時、ロス市警は2人の「壊し屋」のせいで保険を打ち切られた為、マーフィー警部は苦肉の策として2人を警部に昇進させ、デスクでおとなしくさせようとする。 登場人物
キャスト
※テレビ朝日版は2013年1月14日にWOWOWで放映される際に、初回放送時にカットされた箇所を同一声優で追加録音した。 スタッフ
作品解説エリック・クラプトンの「ピルグリム」が流れるエンドロールでは撮影時のスナップ写真で構成され、出演者、スタッフ一同の記念写真でアルバムが閉じられ映画本編が終了するという仕掛けになっている。 カーチェイスシーンにおいて登場するポンティアック・グランダム(5代目モデル)は、当時未発売の最新型であり、撮影にはプロトタイプが用いられた。 ジェット・リーは、このハリウッド映画デビュー作によってMTVムービー・アワード 最優秀悪役賞にノミネートされるなど世界的に注目され、欧米のアクション映画でも主役のオファーが殺到するようになった。 続編2008年頃からジョエル・シルバーとシェーン・ブラックによりスクプリトが書かれた、リーサル・ウェポン5の製作企画があった。最終的にはジョエル・シルバー案の制作企画で2009年頃に製作される予定であった。しかし、リチャード・ドナーは監督候補から外され、メル・ギブソンも出演しないことを決め、ダニー・グローヴァーも出演に関心を示さなかったため、5作目の制作は消滅してしまった[4]。 ダニー・グローヴァーが演じる、ロジャー・マータフの息子役で、コロンバス・ショートの名が挙がっていた。2011年1月にジョエル・シルヴァーはメル・ギブソンとダニー・グローヴァーなしで、別の俳優を代わりに使って、5作目(あるいは再起動)の製作ができないか、企画していることが明らかになった[5]。 2020年、テレビ版のプロデューサー、ダン・リンが5作目を企画していることを明かした。監督のドナー、主演の2人も準備ができていることが報じられた[6]。 2021年にドナー監督が心機能不全によりこの世を去った後、メル・ギブソンが自身で監督を務め、第5作目の製作を公言。「私が『リーサル・ウェポン』5作目の監督を手掛けます。これまでの4作を手掛けたリチャード・ドナーは悲しくも逝去した。良い友人でした。彼が私に本作の旗印を掲げる任務を与えてくれ、名誉に思います」とコメントした。 2022年に脚本を完成させ、2023年には製作を開始すると語られていたが動きはなく、2024年6月にポッドキャスト番組で改めて監督する事を報告している[7]。内容については公表されていないが「面白いけど、同時にとてもシリアス」とメル・ギブソンはコメントしている。 脚注
外部リンク
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