リキッド・テンション・エクスペリメント (Liquid Tension Experiment) は、アメリカのプログレッシブ・メタル・バンド、ドリーム・シアターのメンバーを中心に、同バンドの別プロジェクトとして結成されたバンドである。LTEなどと略されることもある。
ボーカリストを除いたインストゥルメンタル・バンドの構成で、技巧派として有名なメンバーによるテクニカルなプレイを前面に打ち出したスタイルであるが、ただ超絶技巧に偏重するのではなく楽曲は前衛的、かつ練り上げられた完成度の高さがある。ドリーム・シアターのファンを中心に日本でも人気は高い。
2枚のアルバムを製作後、この時点まで共演者として参加していたキーボードのジョーダン・ルーデスがドリーム・シアターのメンバーに加入。これにより「2つのバンドで同じメンバーが3人もいては、両方やる意味がなくなった」として正式に解散された。
2007年、セカンドアルバムレコーディング時にジョン・ペトルーシを除く3人で録音したジャムセッションを収録したアルバム『スポンティニアス・カンバション』をリキッド・トリオ・エクスペリメント名義でリリース。
2008年にバンド結成10周年を記念したライブツアーを行った。そのツアーでのシカゴ公演の際、ジョーダン・ルーデスのキーボードが故障し、修理を検討している間に残った3人でジャムセッションを行い、それを収録した'Liquid Trio Experiment2 - When The Keyboard Breaks: Live In Chicagoがリキッド・トリオ・エクスペリメント2名義でリリースされた。
2020年12月、メンバーそれぞれ「L」、「T」、「E」、「3」の一文字ずつが書かれたマスク姿を自身のSNSに投稿。「LTE3」の発売を示唆し、のちに正式に3作目の発売が発表された。
メンバー
ディスコグラフィ
- Paradigm Shift
- Osmosis
- Kindred Spirits
- The Stretch
- Freedom of Speech
- Chris and Kevin's Excellent Adventure
- State of Grace
- Universal Mind
- Three Minute Warning (part 1)
- Three Minute Warning (part 2)
- Three Minute Warning (part 3)
- Three Minute Warning (part 4)
- Three Minute Warning (part 5)
- Acid Rain
- Biaxident
- 914
- Another Dimension
- When the Water Breaks
- Chewbacca
- Liquid Dreams
- Hourglass
- Chris & Kevin's Bogus Journey
- Hot Rod
- RPP
- Hawaiian Funk
- Cappuccino
- Jazz Odyssey
- Fire Dance
- Rubberband Man
- Holes
- Tony's Nightmare
- Boom Boom
- Return of the Rubberband Man
- Disneyland Symphony
- Universal Mind (When the Keyboard Broke)
- The Chicago Blue & Noodle Factory
- Fade Away or Keep Going?
- The Haunted Keyboard
- Close Encounters of the Liquid Kind
- Ten Minute Warning
- That 'Ol Broken Down Keyboard Blues
- Liquid Anthrax (including excerpt of How Many More Times / Led Zeppelin)
- That's All Folks!
外部リンク