ヤアになる日〜鳥羽・答志島パラダイス〜
『ヤアになる日〜鳥羽・答志島パラダイス〜』(ヤアになるひ とば・とうしじまパラダイス)は、2013年にNHK津放送局が制作した単発のテレビドラマ(地域発ドラマ)である。ヤアとは答志島の方言で「嫁」を意味する[1]。 概要三重県鳥羽市内のホテルで働く主人公・山岡紗智子が離島出身の恋人・鳴海久志の子を授かる。ドラマは紗智子が久志の出身地である答志島の暮らしを知り、そして決心、島の家族の一員になるまでを描いている。あわせて無形民俗文化財「寝屋子制度」や島の「夫婦船」などの答志島固有の風習が紹介されている[3]。実在の女性をモデルとしている[2]。 脚本は、ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日・東映)の戸田山雅司[4]。主演は連続テレビ小説『ウェルかめ』で主演を演じた倉科カナ。倉科は『ウェルかめ』の時の徳島弁と鳥羽の方言が似ていると話した[5]。ドラマの題字は三重県立飯野高等学校応用デザイン科の生徒が制作した[6]。 2012年9月30日にNHK BSプレミアムのプレミアムドラマ枠で本放送、同年10月7日[4]と12月16日に再放送[7]。地上波では2013年1月25日に総合テレビ(東海・北陸地方)、同年3月17日(中国地方と滋賀県を除く)に特別編が放送された。なお、NHK名古屋放送局も制作に加わっている。 あらすじ鳥羽市内のホテルで働く山岡紗智子は恋人・鳴海久志の子を妊娠を隠したまま、久志に連れられて、久志の故郷・答志島へ行く[1]。そこで久志の寝屋親の岩波源三・亜砂子夫妻、久志の兄嫁の鳴海凪子、久志の朋輩らと出会うが、彼らの歓待にとまどい、島の生活になじめていない濱本美帆を知り、漁師の嫁(ヤア)として暮らしていけるか不安を抱く[1]。最初は不安だった紗智子は、島の人との出会いを通して心境が変化していく[8]。 キャスト
挿入歌
スタッフロケ地三重県鳥羽市の答志島を中心に、同市安楽島町のホテルアルティア鳥羽や伊勢市のおかげ横丁、赤福本店、二見シーパラダイス(現・伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス)、二見興玉神社でロケーション撮影が行われた[9]。撮影は全編ロケで、6月から7月にかけての3週間ロケが行われた[10]。 放送に先立って、NHKの主催、鳥羽商船高等専門学校と島の旅社推進協議会の協力により「鳥羽・答志島パラダイスツアー」が2012年9月16日に開催された[11]。 脚注
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