モルガン・デ・サンクティス(Morgan De Sanctis、1977年3月26日-)は、イタリア・アブルッツォ州グアルディアグレーレ出身の元サッカー選手。元イタリア代表である。ポジションはゴールキーパー。
経歴
クラブ
1994-95シーズンにペスカーラでデビュー。デビュー戦ではイタリア代表のエースストライカー・クリスティアン・ヴィエリのPKを止める大活躍を見せ、一躍注目を集めた。その後、1997年にユヴェントスへ移籍。しかしイタリア代表でもあったアンジェロ・ペルッツィの壁は厚く、さらに第2GKにもミケランジェロ・ランプッラが君臨しておりベンチ入りすら儘ならなかった。
ユヴェントスでは僅か3試合の出場にとどまり、1999年にウディネーゼへ移籍。移籍後は正GKとして活躍し、2004-05シーズンにはウディネーゼのクラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ出場に貢献した。
2007年7月9日にウディネーゼとの契約を解除し、スペインのセビージャFCへ移籍した[1]。しかし、スペイン代表経験もあるアンドレス・パロップの前に出場機会に恵まれず、2008年7月31日にトルコのガラタサライへレンタル移籍した。
2009年7月24日、移籍金170万ユーロでSSCナポリへ移籍し3季ぶりにイタリア復帰[2]。不動の守護神として君臨し、2度のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献。4シーズンでリーグ戦147試合に出場した。
2013年7月26日、マールテン・ステケレンブルフの後釜を探していたASローマへ移籍することが発表された[3]。移籍金は50万ユーロ。契約は2年間[4]。2013-14シーズンには失点を25に押さえ、リーグ戦2位でフィニッシュに貢献。しかし2015年にヴォイチェフ・シュチェスニーにポジションを奪われ、出場機会を失った。
2016年7月13日、ASモナコへ移籍した[5]。ダニエル・スバシッチの控えとして主にカップ戦で出場機会を得た。
代表
2005年3月30日のアイスランド戦で代表初キャップを記録。2008年にユヴェントス時代の恩師であるマルチェロ・リッピが代表監督に就任してからは代表に定着したが、同世代で長年正GKを務めるジャンルイジ・ブッフォンからポジションを奪うことはできなかった。
2013年3月26日、イタリア代表から引退することを発表した[6]。
所属クラブ
- → ガラタサライSK 2008-2009 (loan)
タイトル
クラブ
- ガラタサライ
- ナポリ
- ASモナコ
脚注
外部リンク