ミイラの墓場
『ミイラの墓場』(ミイラのはかば、The Mummy's Tomb)は、1942年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画。ロン・チェイニー・ジュニアがミイラ男のカリス[1]を演じる。『ミイラの復活』(1940年)の続編。この後も『執念のミイラ』『ミイラの呪い』(ともに1944年)と続く。 あらすじ前作から30年後のアメリカが舞台。前作の主人公スティーブ・マニングはマルタと結婚(のち死別)、息子ジョンをもうけた。ジョンにはイゾベルという恋人がいる。 一方、エジプト。死んだはずのアンドヘブとカリスは生きていた。アンドヘブは後継者ムハンマド・ベイにバニング一族への復讐を託す。ムハンマドはカリスとともにアメリカに渡ると、バニング家のあるメープルトンの墓守となり、復讐の機会を伺う。 カリスはスティーブ、つづいてスティーブの姉ジェーンを殺害。連続殺人事件として警察、新聞記者たちが捜査に乗り出す。 前作にも登場したスティーブの親友ベーブ・ハンソンが捜査に協力しにやってくる。死体に付着していた塵の正体をミイラのカビと見破るが、カリスによって殺される。 ムハンマド・ベイはジョンの恋人イゾベルに横恋慕し、自分の妻にするためカリスに誘拐させる。しかし、ジョンや警察が松明を持って、墓地に集結。ムハンマド・ベイは射殺され、カリスも炎の中で死ぬ。 キャスト
制作本作はロン・チェイニー・ジュニアがミイラのカリスを演じた3本のうちの最初の作品。前作ではトム・タイラーが演じていた。チェイニーはこの役を好きではなかった。 クランクインは1942年6月1日。 メイクアップ・アーティストのジャック・ピアースは連日8時間かけて人工的に古くした包帯をチェイニーに巻いた。それまでのミイラ映画では、ボリス・カーロフやトム・タイラーにコットン素材のメイクアップを使っていたが、チェイニーにはラバーマスクをかぶせた。 ウォーレス・フォードの役名がベーブ・ジョンソンからベーブ・ハンソンに変わっている。理由は不明。 公開1942年10月23日に『Night Monster』と二本立て興行。 1948年2月にリアラート・ピクチャーズによりリバイバル上映[2]。 出典外部リンク |
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