ホテイアオイ (布袋葵、学名 :Eichhornia crassipes )は、単子葉植物 ミズアオイ科 に属する水草 である。南アメリカ 原産で、水面に浮かんで生育する。花が青く美しいので観賞用に栽培される。別名ホテイソウ [ 注 1] 、ウォーターヒヤシンス 。
分布
南アメリカを原産地とする[ 1] 。
北アメリカ 、ヨーロッパ 、オセアニア 、ハワイ 、日本 、台湾 、韓国 、東南アジア などの広い地域で外来種 として移入分布している[ 1] 。
特徴
ホテイアオイの群生
湖沼 や流れの緩やかな川などの水面に浮かんで生育する水草 。葉は水面から立ち上がる。葉そのものは丸っぽく、艶がある。変わった特徴は、葉柄 が丸く膨らんで浮き袋 の役目をしていることで、浮き袋の半ばまでが水の中にある。日本では、この浮き袋のような丸い形の葉柄を布袋(ほてい) の膨らんだ腹に見立てて「ホテイアオイ(布袋のような形をしているアオイ )」と呼ばれるようになった。茎はごく短く、葉はロゼット状につく。つまり、タンポポ のような草が根元まで水に浸かっている形である。水中には根が伸びる。根はひげ根状のものがバラバラと水中に広がり、それぞれの根からはたくさんの根毛が出るので、試験管洗いのブラシのようである。これは重りとして機能して、浮袋状の葉柄など空隙に富んだ水上部とバランスを取って水面での姿勢を保っている。
ただし、全体の形は生育状態によって相当に変わる。小さいうちは葉も短く、葉柄の浮き袋も球形っぽくなり、水面に接しているが、よく育つと浮き袋は楕円形になり、水面から10cm も立ち上がる。さらに、多数が寄り集まったときは、葉柄は細長くなり、葉も楕円形になって立ち上がるようになる。水が浅いところで根が泥に着いた場合には、泥の中に根を深く下ろし、泥の中の肥料分をどんどん吸収してさらに背が高くなり、全体の背丈は最大で150cmにもなる[ 2] 。こうなると葉柄はもはや細長く伸びて浮袋状では無くなる。なお、この状態で水中に浮かせておくと、しばらくして葉柄は再び膨らむ。
夏に花 が咲く。花茎が葉の間から高く伸び、大きな花を数個~十数個つける。花は青紫で、花びらは六枚、上に向いた花びらが幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、周りを紫の模様が囲んでいる。花が咲き終わると花茎は曲がって先端を水中につっこむ形となり、果実 は水中で成長する。
熟した果実は水中で裂開し、水中に種子 をばら撒く。種子から発芽した実生は最初から浮き草状の生活型をとるのではなく、浅い水中や水辺の泥の上で土中に根を下ろして成長し、株が大きくなると葉柄に浮袋を生じて水面に生活の場を広げていく。また、茎から水平に枝を伸ばし、その先端に芽が生じて新しい株を作る。これによって素早く数を増やし、大きな集団になる。集団がさらに大きくなり、水面を埋め尽くすようになると、互いにより掛かり合って背が高くなり、分厚い緑の絨毯を水面に作り上げる。
日照量の高い環境で最もよく繁茂し、室内など光量の低い環境では次第に衰弱して枯死する。
利用
観賞用
ホテイアオイの花
花が美しい水草 なので、日本には明治時代 に観賞用に持ち込まれた。1884年、原産地のブラジルから米国経由で持ち込まれたというのが通説であるが、これより以前に遡るという考証もされている(後述)。
庭池の装飾用水草としたり[ 4] 、路地での金魚 飼育でも鑑賞・水質浄化のほか[ 5] 、浮草は根が金魚の産卵用に使えるので便利である[ 7] 。浮世絵にもあるように、(ガラス器の)金魚鉢 や[ 8] [ 9] 、陶磁器のスイレン鉢(や火鉢 )にも浮かべる[ 5] [ 10] 。一般の(横見の)水槽での栽培にはこうした浮草より根を張る種類の水草が適している[ 5] 。より扱いやすい小型の改良品種もある[ 11] 。
吸着剤・水質浄化
またホテイアオイの繁殖力を生かして、水中の窒素分 などをこの植物に吸収させることを目指して、水質浄化のために利用しようとの試みもあるが、多くの場合、繁殖した植物体をかき集めて処理する手間がかかるために永続性に欠け、水域に投入しただけで環境に良い事をしたつもりになって放置しているケースも目立つ[ 12] 。むしろ、いくら閉じこめたつもりでも、少しでも外に出れば大きな問題を引き起こすような外来種を、水質浄化など、環境対策として用いることは環境浄化の方法として好ましくないと、多くの専門家が批判している。
その他
メタンガス などバイオ燃料の資源としての活用が研究され、期待もされている[ 13] 。
海外各地では、蔓を編み込んで再生紙 、家具 、ランプシェード、籠やバッグ、ロープなどに利用など、起業者やNGO等がビジネスとしての成立を試みている[ 15] 。家畜の飼料としての商業化も試みられている[ 15]
外来種問題
世界の熱帯 ・亜熱帯 域に帰化し、日本では、本州 中部以南のあちこちで野生化している。寒さに弱く、冬はほとんど枯れて悪臭を放ち地域の迷惑となるが、一部の株がわずかに生き延びれば、翌年の春~秋場にかけて再び大繁殖する。もともと繁殖力が強く、富栄養化 した水域ではあっという間に水面を覆い尽くす[ 17] 。のみならず、このように肥料分が多くなると、個体の大型化もみられる。
結果、水の流れを滞らせ、水上輸送の妨げとなり、また漁業 にも影響を与えるなど日本のみならず世界中で問題となっている。
西ベンガル州ハルディア 市営プール(公的貯水池)にはびこるウォーターヒヤシンス
この植物の大繁殖によってインド の西ベンガル州の漁業は大打撃を受けた(1950年代に推計45,000トン)[ 22] 。そのためベンガル地方では「(美しき)青い悪魔」と恐れられ、インドの他所では「ベンガルの恐怖 ( テロル ) 」と忌み嫌われた。バングラデシュ では第一次世界大戦のはじめにドイツ が意図的に移植させたという俗信から「ドイツの雑草 ( ジャーマンウィード ) 」と呼ばれ、スリランカ では日本軍の軍用機 を危険な着地に誘い込むためイギリス が植えたという噂から「日本のトラブル」と呼ばれた。南アフリカや南米の一部での異名は「フロリダの悪魔」である。
冬季に大量に生じる枯死植物体も、腐敗して環境に悪影響を与える。さらに、水面を覆い尽くすことから、在来の水草を競争で排除する事態や水生動物への影響も懸念される[ 2] 。また、アレロパシー も有する[ 1] 。
このため、国際自然保護連合 (IUCN)種の保全委員会が作成した 世界の侵略的外来種ワースト100 (100 of the World's Worst Invasive Alien Species)[ 26] に選ばれている。ただし、日本ではホテイアオイは特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 において、特定外来生物 には指定されていない。これには後述の通り、見解がまとめられていないことが挙げられている(ただし要注意外来生物 には指定されている)。
生物的防除
世界各地では侵略的外来種とされるがゆえ、生物的防除 法も試みられており、防除用生物としては二種のゾウムシ (Neochetina bruchi 、Neochetina eichhorniae )やツトガ科 (英語版 ) の一種(Niphograpta albiguttalis 、=Sameodes albiguttalis )がよく知られる[ 27] [ 28] [ 29] 。
米国ではホテイアオイと同じミズアオイ科 の在来種(アメリカコナギ属 ×6種;およびポンテデリア・コルダータ (英語版 ) 、ナガバミズアオイ)があり、いずれも絶滅危惧種 ではないものの、これらの食害が懸念される昆虫等は、防除用生物としての利用実施に慎重性が要求される[ 31] 。ウンカ科 (英語版 ) の一種(Megamelus scutellaris )は、2010年には米農務省によりホテイアオイの防除用生物として放虫され、食草 選好性も確認されてホテイアオイ駆除への期待が持たれている[ 32] 。
ミズアオイ科の在来種への懸念から米国では使用が保留されている一例が、南米原産の半翅目 カスミカメムシ科 (英語版 ) Eccritotarsus catarinensis である。このカスミカメムシは南アフリカや中国ではホテイアオイ対策としてすでに放たれているが、それはこのカメムシが害する他のミズアオイ科 がこれらの国では外来種だったり、稲作の害種扱いだったりしたためである。
南アフリカ で生物防除剤として半水棲のバッタ (Cornops aquaticum )の可能性が試されている[ 34] [ 注 2] 。
日本への渡来
日本へは、1884年渡来説が通説のようになっているが[ 36] 、実際にはこれより前に日本に渡来していたことが指摘されている。歌川国貞 (三世豊国、1865年 没)の作に、ホテイアオイと金魚、美女を題材にした浮世絵があり、1855年の作と鑑定されている[ 注 1] 。
アメリカ合衆国
米国の南部では日本以上にこの植物によるハザードが問題になっている。
渡来の各説
1884年万博説
米国へのホテイアオイの侵入については諸説あるが[ 注 3] 、1884年、米ルイジアナ州 ニューオーリンズ 市の万国博覧会 (万国工業兼綿百年期博覧会 (英語版 ) )で展示されていた事例が確たる最古例とされ[ 42] 、通説のようになっている。しかしこれを根拠に乏しい地元伝説と捉える向きもある[ 43] 。
日本人関与説
さらには、当博覧会で日本人代表団がホテイアオイを土産物として配り、これが拡散につながったという説明を加える文献も多い[ 44] [ 46] 。
20世紀前半の多くの文献では、1884年博覧会よりの拡散があったとしても、特に日本人の手によるものだとはしていない[ 48] 。いずれかの時期において(傍証がまったく示されずに)日本人の関与が主張されるようになった。
1940年付の軍部工兵(military engineer)向けの雑誌の記事においても、特に日本人による行為とはしていないが[ 注 4] [ 49] 、1941年にルイジアナ州保全省野生生物漁業局の局長だったジェームス・ブラウン少佐が執筆した記事に、"博覧会では日本政府が日本館を出展しており、...その日本人スタッフがベネズエラより相当数のホテイアオイを輸入し、無償で配っていた"と記述した[ 注 5] [ 45] 。
その後学者論文などでも"ベネズエラのオリノコ川から"採集や輸入がされた、などと同様の内容に触れている[ 注 6] 。
このうち、ある論文は、博覧会出席者が土産品を無造作に水路に投げ捨てられたために大繁殖が起こってしまったとするが、ある生物学者の記事は、園池で栽培していたもの敷地外の場所でも自生するようになってしまったと説いている。
児童向け作家のキャロル・マーシュ (英語版 ) (1992年)は、このとき日本人が種子 ("seeds")を配っていたものと特定しており[ 55] 、米南部の語り部ギャスパー・J・"バディー"・ストール(1998年)は、"パッケージ入りの種を"配ったとした[ 56] 。
異説
すでに1884年には、ホテイアオイの種苗は米国内で販売されていたことが指摘されている。こうした業者による増殖問題への貢献度の程は推し測ることはできないが、最初に持ち込んだという点でいうならば筆頭に挙げられるという[ 57] 。
その実例が、米ニュージャージー州ボーデンタウン (英語版 ) の Edmund D. Sturtevant 社発行、『 Catalogue of rare water lilies and other choice aquatic plants 』(1884年版)で、この種苗販売カタログにホテイアオイが掲載されているという[ 57] [ 注 7] 。
そしてドイツの会社も視野にいれるなら、ハーゲ・ウント・シュミット社 (ドイツ語版 ) は、創立1864年以来のカタログでホテイアオイを販売しているという[ 57] 。
さらには『ハーパーズ・ウィークリー (英語版 ) 』誌(1895年)によれば、ニューオーリンズ市在住の某男性がホテイアオイをコロンビアで採集して持ち込み、これがルイジアナ州で大繁殖した、と説明している[ 58] 。
弊害と対策
初期の駆除例としては、1890年頃、ルイジアナ州の材木業がピッチフォーク を突き刺して河岸にすくい上げる方法で機械的な駆除を試みている。
ホテイアオイの密生は、河川に閉塞しボートや貨物船の交通の便をさまたげ、魚類が死滅するなどの害を及ぼす。ルイジアナ州でも、それらの弊害をもたらし、19世紀末か20世紀初頭には顕著な問題と化していた[ 44] 。
1890年頃に侵入が始まったフロリダ州 では[ 60] 、やがて推定50 kg/m2 の量のホテイアオイが水路を覆いつくしたといわれる[ 61] 。そしてセントジョンズ川 の閉塞など事態の深刻化に至り、1897年 、中央政府から軍部工兵(アメリカ陸軍工兵司令部 )の対策班が募られ、フロリダ・ルイジアナなどメキシコ湾岸各州に派遣されてホテイアオイ駆除に当たるはこびとなった[ 注 8] [ 62] 。
こうして20世紀初頭、米国旧陸軍省 (工兵司令部 )が駆除実験をおこない、蒸気・熱湯放出、塩酸・硫酸・石炭酸(フェノール )散布、および石油散布と放火による手段が試されたが[ 注 9] 、満足な結果は得られず、塩分は効果的だったがコスト高とされ、結局 Harvesta という会社が開発したヒ酸 を主成分とする除草剤 に白羽の矢をたてる始末だった[ 64] 。
1910年、当時社会問題となっていた食肉不足とこのホテイアオイ問題を一挙に解決しようという法案がだされた[ 44] 。起案者はルイジアナ州選出議員のロバート・F・ブルサード (英語版 ) で、発案や推進にはアフリカに詳しい探検家のフリッツ・デュケイン や、南アメリカの軍人フレデリック・ラッセル・バーナム (英語版 ) が関与していた。アフリカからカバ を移入して大規模牧場をつくり、その動物にホテイアオイを食べさせ、肉を食肉市場に出そうという法案で、米国議会 の可決まであと一票で廃案になった[ 44] 。結局、南部は沼沢地を干拓し、牧草地化して肉牛を飼育することで、食肉不足を解消することとなった[ 44] 。
ルイジアナ州では N. eichorniae 種のゾウムシが、ホテイアオイの増殖のけん制に相当効果的であった。個体の全長、重量、根の長さが衰え、子株の生産の減少もみられた[ 66] 。フロリダ州でも、Neochetina属2種のや、ツトガ科Niphograpta albiguttalis の幼虫が1970年代に導入されたが、追跡調査では野外でN. eichorniae 種ゾウムシの生存が主に確認されておりガの痕跡はなかった。そしてバイオマス半減や、開花(種子)の98%減など一定の効果が見られたと評価された。しかし表面積の減少でみると16.8%減にとどまるため、生物防除への全面的な政策方針転換を政府機関にうながすには至っていないと指摘される[ 28] 。
ギャラリー
葉柄の断面
小型の株・よく膨らんだ葉柄と根が見える
立ち上がった株と、匍匐茎
注釈
^ a b なお、石井猛はホテイアオイの異名が「布袋草」であり、「布袋草」の記述が1833年 (天保 4年)の文献にみられるとする。ただし江戸時代から「布袋草」はクマガイソウ の名でもあった。例:横井時敏『嘉卉園随筆』巻3、「熊谷草」、1751年(宝暦元年)頃[ 39] 、窪俊満 (18世紀) の絵[ 40] 。
^ このバッタも、ミズアオイ科の全般を食するので米国での利用は対象外である。
^ 南北戦争 終戦(1865年)直後あたりから温室・造園用栽培あったとする根拠もみつかる[ 41] 。
^ 後述するように、ホテイアオイの駆除にはアメリカ陸軍工兵司令部 が直接関わっていた。
^ 当時の組織上の肩書は"Director of the Wildlife and Fisheries Division, Louisiana Department of Conservation".ちなみにブラウン少佐はホテイアオイが日本原産("a native to Japan")であると錯誤している。
^ 米国科学アカデミー のノエル・D・ヴィートマイヤー(1975年)は、"日本の実業家たち"が"ベネズエラのオリノコ川から採集された"ものをアメリカ持ち込んだ、と記述し、アメリカ航空宇宙局 (NASA)所属のビル・ウォルヴァ−トン (英語版 ) (1979年)が"オリノコ川から採集"[ 51] 、カナダの生物学者スペンサー・C・H・バレット (英語版 ) (2004年)が『サイエンティフィック・アメリカン』誌に寄せた記事では"オリノコ川から輸入"とある[ 52] 。
^ 参照:1890年版 , p. 19。
^ "board of engineer officer"という表現では軍部将校を指すか不明かもしれないが、実際の構成員を調べると陸軍工兵司令部の将校と判明する[ 62] 。
^ Mooallemの記事の"oil"という大雑把な表現だが[ 44] 、1903年実験報告書には"petroleum"(石油)、Klorer 1909 , p. 443には"Beaumont fuel oil"(重油)とある。
出典
脚注
^ a b c ホテイアオイ 国立環境研究所 侵入生物DB
^ a b 多紀保彦(監修)、財団法人自然環境研究センター (編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社 、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7 。
^ 石井 et al. 2001a , p. 22
^ a b c 菊池洋明『上から見る!風流に金魚を飼うための本 』秀和システム 、2017年、102-104頁。ISBN 978-4-798-04989-2 。https://books.google.com/books?id=taYqDwAAQBAJ&pg=PA104 。 : "屋外", "上見鑑賞"
^ 野地恒有「嵌合の技術 ―豊橋市におけるジキン(金魚)飼育の民俗技術調査報告― 」『日本文化論叢』第12巻、愛知教育大学日本文化研究室、3頁、2004年3月。ISSN 0919-1151 。https://hdl.handle.net/10424/6251 。
^ "ほてい‐あおい【布袋葵】 "、『広辞苑』、第4版、1991年.
^ 石井 et al. 2001a , p. 27
^ 金子由紀子『ちょこっと和のある暮らしが なんだかとてもワクワクする! 』すばる舎 、2006年。ISBN 978-4-883-99555-4 。https://books.google.com/books?id=2eLfAAAAQBAJ&pg=PT28 。
^ “メダカにおすすめの産卵水草 ミニホテイアオイ ”. 株式会社杜若園芸. 2024,7/6 閲覧。
^ 石井 et al. 2001a , p. 22。岡山県岡山市の池ノ内大池の例。
^ 石井 et al. 2001a ;(続)2001b, pp.75-
^ a b “Attracting Investment to Kisumu: Opportunities and Challenges ”. Columbia University. p. 78 (10 May 2007). 2012年9月16日時点のオリジナル よりアーカイブ。2020年1月9日 閲覧。
^ Kadono 2004 , p. 164。都市化で水の汚染などでによる水質の富栄養化 (en:eutrophication )で爆発的に繁殖。
^ Gopal1987 , Terry 1996 , p. 64に拠る;
^ 世界の侵略的外来種ワースト100
^ Center et al. (2002) , pp. 44–45, 47–48, 49–50。図(写真)付き。
^ a b Tipping, Philip W.; Martin, Melissa R.; Pokorny, Eileen N.; Nimmo, Kayla R. (2014), Danyelle L. Fitzgerald; F. Allen Dray, Jr.; Ted D.Centera, “Current levels of suppression of waterhyacinth in Florida USA by classical biological control agents” , Biological Control 71 : 65-69, doi :10.1016/j.biocontrol.2014.01.008 , https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1049964414000218
^ Julien, M.H.; Griffiths, M.W. (1998), Biological Control of Weeds: A World Catalogue of Agents and their Target Weeds (4 ed.), Wallingford, Oxfordshire, UK: CAB International ; 2nd ed. (1987)
^ Center et al. (2002) , pp. 48–49等
^ “Scientists Release Biocontrol for Waterhyacinth ”. United States Department of Agriculture, Agricultural Research Service. 2022年10月7日 閲覧。
^ Amédégnato, Christiane; Devriese, Hendrik (2008), Balian, E.V.; Lévêque, C.; Segers, H. et al., eds., “Global diversity of true and pygmy grasshoppers (Acridomorpha, Orthoptera) in freshwater” , Freshwater Animal Diversity Assessment (Springer Science & Business Media): p. 542, ISBN 978-1-4020-8259-7 , https://books.google.com/books?id=Dw4H6DBHnAgC&pg=PA542 . Reprinted from Hydrobiologia , 595 (2008), doi :10.1007/s10750-007-9132-z .
^ 角野 1996a 年; Kadono 2004 , p. 163. "1884年かそれ以前"とする。
^ 磯野直秀 「日本博物学史覚え書XV 」『慶應義塾大学日吉紀要. 自然科学』第48号、61頁、2010年。http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN10079809-20100930 。
^ 窪俊満 (18世紀) 布袋草 の絵(クマガイソウ)
^ Penfound & Earle 1948 , p. 449: "some evidence.. cultivated as greenhouse and landscape exotic shortly after the War between th States."
^ Penfound & Earle 1948 , p. 449: "first authentic account"; 典拠:Klorer 1909 , p. 42
^ Douglas, Lake (2011). Public Spaces, Private Gardens: A History of Designed Landscapes in New Orleans . LSU Press. pp. 54-55, 246 nn26-27. ISBN 0-807-13838-X . https://books.google.com/books?id=omhLYIRqH-wC&pg=PA54
^ a b c d e f Mooallem, John (2013). “American Hippopotamus” . The Atavist (New York) 32 . ASIN B00HEWJTF4 . https://magazine.atavist.com/story/10799 2017年11月14日 閲覧。 . ; Miller, Greg (20 December 2013). “The Crazy, Ingenious Plan to Bring Hippopotamus Ranching to America” . Wired . ISSN 1059-1028 . https://www.wired.com/wiredscience/2013/12/hippopotamus-ranching .
^ a b Brown, James, Major (1941). Louisiana Conservation Review . 10 . Department of Conservation, State of Louisiana. p. 9. オリジナル の2010-10-19時点におけるアーカイブ。. https://archive.org/details/louisianaconsumm1941depa/page/8 .
^ 学術的な文献では、Major James Brown (1941),[ 45] Vietmeyer 1975 , p. 65, Wolverton & McDonald (1979) , p. 2, Barrett (2004) , p. 92などに、この主張がみられる。いずれも根拠となる出典は明示していない。
^ Dabney, Thomas Ewing (1921) "Fighting the Water Hyancinth " Scientific American , 125, 8 October 1921, p. 260.
^ Wunderlich, William E. (1940). “Machines Combat Aquatic Growth” . The Military Engineer (Society of American Military Engineers) 33 (1): 517. https://books.google.com/books?id=CAHnAAAAMAAJ&dq=%22louisiana%22+1884+%22water+hyacinth%22 .
^ Wolverton & McDonald 1979 , p. 2: "collected the water hyacinths from the Orinoco River in Venezuela"
^ Barrett 2004 , p. 92: "imported from the lower Orinoco River in Venezuela were distributed as gifts by a Japanese delegation"とある。
^ Douglas, Lake (1992). Loony Louisiana! . Carole Marsh Louisiana Bks. ISBN 0-793-37321-2 . https://books.google.com/books?id=IyLxhXLhFPwC&pg=PT18
^ Stall, Gaspar J. "Buddy" (1992). Buddy Stall's Louisiana Potpourri . Pelican Publishing. p. 81. ISBN 1-455-60161-6 . https://books.google.com/books?id=-cm80_-6o0gC&pg=PA81
^ a b c Mack, Richard N. (1991). “The Commercial Seed Trade: An Early Disperser of Weeds in the United States”. Economic Botany (Springer on behalf of New York Botanical Garden Press) 45 (2): 265-266. JSTOR 4255340 .
^ “This Busy World” , Harper's Weekly 39 , (4 May 1895), https://books.google.com/books?id=i4Y-AQAAMAAJ&pg=PA424
^ Penfound & Earle 1948 , p. 449; 典拠: Webber 1897 , p. 11
^ “A Troublesome "Water Weed"” . Popular Science Monthly LII : 429. (January 1898). https://www.biodiversitylibrary.org/page/1859110 14 November 2017 閲覧。 .
^ a b Washington Cullum, George, ed (1901). William H. H. Benyaurd . Houghton, Mifflin. pp. 138-139. https://books.google.com/books?id=-tI-AQAAMAAJ&pg=PA139
^ “Report on Experiments for Destruction of the Water Hyancinth in the Waters of Florida” , Annual Report of the Department of War 12 (4): p. 2433, (1903), https://books.google.com/books?id=smX5_DEvoR4C&pg=PA2433
^ Goyer, Richard A.; Stark, John D. (1981). “Suppressing water hyacinth with an imported weevil” . Louisiana Agriculture 24 (4): 4-5. https://books.google.com/books?id=qWhRAQAAMAAJ&q=%22Suppressing+water+hyacinth . 。Duke 1983 に拠る。
参考文献
『研究(3) 』(2001c年10月)
角野康郎『ホテイアオイ-百万ドルの雑草 植物の生き残り作戦』平凡社、1996a。
Barrett, Spencer C. H. (October 2004). “Waterweed Invasions”. Scientific American 261 (4): 90-97. JSTOR 24987444 .
Center, T. D.; Hill, M. P.; Cordo, H.; Julien, M. H. (2002), Driesche, R. G. van, ed., “4 Waterhyacinth” , Biological Control of Invasive Plants in the Eastern United States (USDA Forest Service Publication): pp. 41-64, https://www.invasive.org/biocontrol/pdf/4WaterHyacinth.pdf
Duke, J. (1983年). “Handbook of Energy Crops ”. Purdue University. 2020年1月5日 閲覧。 (Complete List of References )
Gopal, Brij (1987). Water Hyacinth (Aquatic Plant Studies) . Elsevier Science. ISBN 978-0444427069
Gopal, Brij; Sharma, K. P. (1981). Water-hyacinth (Eichhornia Crassipes): The Most Troublesome Weed of the World . Hindasia
Kadono, Yasuro (2004). “Alien aquatic plants naturalized in Japan: history and present status” . Global Environmental Research 8 (2): 163-169. http://www.airies.or.jp/attach.php/6a6f75726e616c5f30382d32656e67/save/0/0/08_2-07.pdf .
Klorer, John (1909), “The Water Hyacinth Problem” , Journal of the Association of Engineering Societies 42 : 42, https://books.google.com/books?id=fFg2AQAAMAAJ&pg=PA42
Monsod, Godofredo G. (1979). Man and the water hyacinth . Vantage Press. https://books.google.com/books?id=9HQ0AAAAMAAJ&q=%22Japanese+trouble%22
Penfound, Wm. T.; Earle, T. T. (October 1948). “The Biology of the Water Hyacinth”. Ecological Monographs 18 (4): 447-472. JSTOR 1948585 .
Terry, P.J. (1996), Charudattan, R., ed., Strategies for Water Hyacinth Control:Report of a Panel of Experts Meeting 11-14 September, 1995. Fort Lauderdale, Florida USA , FAO, pp. 57-42
Vietmeyer, Noel D. (1975). “Beautiful Blue Devil” . Natural History 84 (9): 65-73. https://books.google.com/books?id=OUAmp5RamkAC&q=%22blue%20devil%22 .
Webber, H. J. (1897). “The Water Hyacinth, and its Relation to Navigation in Florida” . U. S. Dept. Agr. Div. Bot. Bulletin (18): 1-20. https://archive.org/details/waterhyacinthits00webb/page/10 .
Wolverton, Billy C. ; McDonald, Rebecca C. (1979). “The Water Hyacinth: From Prolific Pest to Potential Provider”. Ambio (Springer on behalf of Royal Swedish Academy of Sciences) 8 (1): 447-472. JSTOR 4312402 .
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
ホテイアオイ に関連するメディアがあります。