ブレイディヴェーグ
ブレイディヴェーグ(欧字名:Brede Weg、2020年4月11日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2023年のエリザベス女王杯、2024年の府中牝馬ステークス。 経歴2022年(2歳)2022年8月21日の新潟競馬場で行われた新馬戦(芝1800メートル)で初出走、1番人気に推されたが、2番人気のロードプレイヤーにアタマ差で2着に敗れた[6]。この競走後に骨折が判明し、美浦トレーニングセンター内での手術後に放牧に送られている[7]。 2023年(3歳)年が明けた2023年2月11日の東京競馬場で復帰、芝1800メートルの未勝利戦において、単勝オッズ1.2倍の断然1番人気に推されていた。クリストフ・ルメール鞍上のもと好位につけて道中を進めたブレイディヴェーグは、直線で抜け出し、2着のオーヴァルブルームに6馬身差をつける圧勝で初勝利を挙げた[8]。しかし、未勝利戦の後に再び骨折が判明、クラシックシーズンを棒に振った[9]。 その後6月25日の東京での1勝クラスでも勝利を挙げ、9月17日にローズステークス(阪神・GII・芝1800メートル)で重賞初挑戦を迎えた。1番人気に支持されていたブレイディヴェーグであったが、スタートで半馬身出遅れて後方からの競馬となり、直線で3ハロン32秒9と出走馬中最速のタイムで追い上げるが、マスクトディーヴァに届かず2着に終わった[10]。秋華賞への優先出走権を手に入れたものの、歩様が硬く、疲れが見えたことから秋華賞を回避、休養を挟んでエリザベス女王杯を目指すこととなった[11]。 11月12日の京都競馬場で行われたエリザベス女王杯(GI・芝2200メートル)において、ブレイディヴェーグは重賞未勝利ながらも、前年の勝者ジェラルディーナらを抑えて1番人気に推された。陣営が懸念していた通りスタートは上手くなかったが、ルメールはブレイディヴェーグを好位に導くことに成功し、ハーパーの後ろにつけて道中を進めていった。そのまま直線に向いたブレイディヴェーグは加速し、逃げていたアートハウスを残り100メートルのところで捕らえ、2着ルージュエヴァイユを3/4馬身差抑えてゴールに飛び込んだ。キャリア5戦目での古馬GI勝利はイクイノックスと並ぶJRAレコード記録であった[9][12]。 2024年(4歳)当初は3月のドバイターフより始動する予定だったが、右後肢飛節の腫れのため、回避[13]。その後は8月の新潟記念に合わせて調整が進められたが、今度はトモに軽度の筋肉痛が見られたため、大事をとって出走を取りやめた[14]。 10月14日の府中牝馬ステークスで、約11か月ぶりにレースに復帰。道中は中団の後方に構え、直線残り400メートル地点で外に出してスパート。10番人気シンティレーションの追撃を振り切り、復帰戦を勝利で飾った[15][16]。なお優先出走権を得たエリザベス女王杯は回避し、翌週のマイルチャンピオンシップに向かうことになった。 競走成績以下の内容は、JBISサーチ[17]、netkeiba.com[18]、Racing Post[19]およびエミレーツ競馬協会[20]の情報に基づく。
血統表
脚注注釈出典
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