フリュー
フリュー株式会社(英: FURYU CORPORATION[2])は、プリントシール機やプライズの製造販売、スマートフォン向けアプリを中心とした若年層向け携帯コンテンツの作成・運営、家庭用ゲーム事業、映像コンテンツの製作等を行う日本の総合エンターテイメント企業。コンピュータエンターテインメント協会・日本アミューズメント産業協会正会員。 スローガンは「Precious days, always(日本語:大切な日々を、いつも。)」[3]。 概要オムロンの100%出資子会社だった旧オムロンエンタテインメント株式会社(略称OJE)がマネジメント・バイ・アウト方式により2007年4月1日経営陣によって設立された新会社フリューHDに全事業を譲渡。同時に、フリューHDはフリューに社名変更し、株式会社ウィーヴと資本・業務提携した。本社所在地は東京都渋谷区鶯谷町。かつては愛知県一宮市に本社を構えていたが、現在は一宮事業所となっている。 社名の由来は「風流」より。本来、風流とは、みやびやかなもの 風情のあるものを指す。また、中世には「ふりゅう」と読んで、人の目をぱっと引く風情あるつくりもの、祭礼に出るきらびやかな練りもの、あるいは美しい踊りを指す。このことから風流とはもともとエンタテインメントの美意識を表現する言葉だったとし、「人びとの心を豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」を企業理念としている。 歴代社長沿革
プリントシール事業プリントシール機2016年現在、写真シール作製機の国内シェア約70%を有する[12] 業界トップである。参入は1997年と業界最後発ながら、当初からオムロンが得意とするセンサー技術を活用し、携帯電話のメールアドレスを筐体に入力すると撮影した画像のダウンロードURLが携帯電話に届き保存ができるサービスが好評となり、同サービスの会員に対して取得したメールアドレスへのメルマガ配信など、公式コンテンツへの誘導を行うなどのリピーター獲得策が奏功し、業界シェアトップとなった。2018年に同業他社のメイクソフトウェアが経営破綻して以降、アミューズメント業界ではフリュー1社の独占状態となった向きもある[13][14]。 新商品は年に2〜3回ほど発売されている。主に撮影したシールの用紙補充によって利益をあげるビジネスモデルによって、新規営業やマーケティングコストがかかりにくい。 現在、画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」は1000万人を突破し、有料会員率も15%を超えている。2012年4月からは、プリントシール機専門店舗の直営運営事業も行っている。 主なユーザーは女子中高生である。その他にも小型プリントシール機「arinco」など性別・年齢を問わず、映画館や全国の観光地で採用されているタイトルや、証明写真が撮影できる「FURYU BEAUTY STUDIO」といったタイトルもある。 2012年には社内部署として「ガールズ総合研究所」が設置された。同社プリントシール機事業の顧客を多くを占める女子中高生ユーザーへの同社のブランド・マーケティング力を活かし、フリーマガジン『GIRLS'TREND』の発刊や、女子中高生・女子大生を対象とした「意識調査」、外部機関とタイアップした共同研究、2016年1月からは100円ショップダイソーとのコラボ商品の発売といったブランド展開が行われている。
詳しくは フリューミュージアム(過去機種一覧) を参照のこと。
プリントシール機専門直営店舗「girls mignon(ガールズ ミニョン)」の名前で、同社プリントシール機関連商品や販売促進用のイベントを行う直営店舗運営事業を行っている。「girls mignon」は、第1号店である新潟店をはじめ、首都圏や地方のショッピングモールなど大型商業施設を中心に2016年11月現在全国17店舗を展開[15]しているほか、東京都渋谷区のSHIBUYA109内には、アーティスト・キャラクター・映画などとのコラボレーションによるプリントシール機の専門店「collabo mignon(コラボミニョン)」もある。 コンテンツ・メディア事業主にプリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」を中心としたインターネット上のコンテンツ・メディアの運営を行っている。 プリントシール機連動ネットサービス
通信キャリア公式サービス
カラーコンタクト事業カラーコンタクトレンズ通販サイト「Mew contact(ミューコンタクト)」を運営と小売業者等へオリジナルカラーコンタクト(「LuMia(ルミア)」「PURI ism(プリズム)」「ramurie(ラムリエ)」「BELLSiQUE(ベルシーク)」「Fashionista(ファッショニスタ)」「em TULLE(エンチュール)」 )の販売を行っている[16]。 キャラクタ・マーチャンダイジング事業プライズプライズゲーム専用景品「キャラ広場」として、クレーンゲームなどのアミューズメント専用のプライズ(景品)を発売している。取り扱う版権は、サンエックスやサンリオなどのファンシー系、アニメ・コミック作品、音楽バンド・アーティストをモチーフとしたキャラクターものといったジャンルが多い。また、自社オリジナルキャラクターに「ねむネコ」がいる。 ラインナップの一例ファンシー系
など アニメ・コミック作品
など 音楽バンド・アーティスト
など みんなのくじ懸賞くじ「みんなのくじ」として、はずれなしのキャラクターくじを全国展開している。以下は同社の参入タイトル。 1回500円 1回600円
1回650円
1回700円 1回800円 ホビーホビーブランド「F:NEX(フェネクス)」および同名のホビーECサイトを運営を展開している[17]。 ゲームソフトウェア事業家庭用ゲームアニメ・コミック作品のゲーム化タイトルと、フリューオリジナルタイトルの2軸で展開されている。
プロジェクトレーベル「カタルヒト」 過去のインディーズアドベンチャー作品を、ニンテンドー3DSに移植して発信する同社のレーベル[18]。 3DSきせかえテーマゲームタイトルのほかに、「ニンテンドー3DS」を好みの「テーマ」にきせかえることのできるきせかえサービスを発売している。以下は同社が発売するタイトルの一部。
など スマートフォンゲーム
スマートフォン向けゲームを運営している。
サービス終了したゲーム
アニメ製作2013年に株式会社ウィーヴを子会社化し、アニメ製作事業に参入した。アニメ製作委員会の組成、ビデオグラムの発売などを行っている。また自社が製作委員会に参加した作品は、同社のプライズ、くじなどの商品化がされることが多い。買収前のウィーヴのタイトルについてはウィーヴ#主な作品参照。 関連項目
出典
外部リンク
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