フォーエヴァー (スパイス・ガールズのアルバム)
『フォーエヴァー』(Forever)は、スパイス・ガールズの3枚目のアルバム。ジェリ・ハリウェル脱退後4人になってから初のアルバム。 背景1999年8月、スパイス・ガールズはロンドン、中旬にはシェフィールドでアルバム制作にとりかかった。このレコーディング・セッションからは"Treasure"、 "Go, Go, Go"、 "Overnight"、そして"W.O.M.A.N"の計4曲もアルバムに収録される予定だった。 8月25日にロンドンに戻り、アメリカのプロデューサー、ロドニー・ジャーキンス(ホイットニー・ヒューストン、アリーヤ、マイケル・ジャクソンなどを手がけた)とアルバム制作にとりかかる。ここで、"Holler", "Let Love Lead The Way"と"Weekend Love"を作り上げた。9月21日にはジミー・ジャム、テリー・ルイス(ジャネット・ジャクソン、マライア・キャリー、マイケル・ジャクソン、アッシャーを手がけた)と制作にとりかかり、"If You Wanna Have Some Fun"と"Oxygen"を作り上げた。 9月にはメラニーC、エマ・バントン、メラニーBのソロ活動が始まり、アルバムの制作が延期された。7ヵ月後の2000年4月10日、メンバーのジェリが脱退してから約2年、4人のメンバーはアメリカのマイアミで再び制作にとりかかる。それでもメラニーCはソロ活動を続けており、作詞製作にはあまり加わらなかった。レコーディングもほかのメンバーが終わった後に彼女一人で行うという状況であった。この段階で"Tell Me Why"、 "Get Down With Me"、"Time Goes By"と"Right Back At Ya"が作られた。 それでもこのアルバムに収録する曲は足りず、7月17日にメンバーはまたイギリスに戻り、"Wasting My Time" を作り上げた。 チャート成績と売り上げこのアルバムの正式な売り上げは公にされていないが、それまでのスパイス・ガールズのアルバム売り上げ記録より下回るということは言える。2000年12月にはEMIが世界中で230万枚を売り上げたと発表したが、この数字には疑問が持たれている。フランスでは10万枚を売り上げる予想をしていたが、1万5,000枚しか売れなかったことがその原因といえる(結局、フランスではアルバムチャート43位にとどまった)。母国UKのチャートでは約30万枚を売り上げ、彼女たちが初めて1位を獲得できなかったアルバムとなった(最高位は2位)[1]。また、アメリカでは約20万枚を売り上げ、39位が最高で、3週目にはチャート圏外となった。唯一ブラジルでアルバムチャート1位を記録した。 2000年度(2000年4月1日〜2001年3月31日)のEMIグループの全世界でのアルバム売上では220万枚を記録し、ビートルズの『ザ・ビートルズ1』、レニー・クラヴィッツの『グレイテスト・ヒッツ』、ロビー・ウィリアムズの『シング・ホエン・ユーアー・ウィニング』、宇多田ヒカルの『Distance』、コールドプレイの『パラシューツ』、レディオヘッドの『キッド A』に続いて第7位にランクインされている[2]。 トラックリスト
日本盤ボーナストラック
チャート
脚注
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