ジャム&ルイス
ジャム&ルイス(Jam & Lewis)は、アメリカ合衆国の音楽プロデューサー、ソングライター・デュオ。ジミー・ジャム (Jimmy Jam)とテリー・ルイス (Terry Lewis)の通称。 ジミー・ジャム(本名James Samuel "Jimmy Jam" Harris III、1959年6月6日 - )[1]は、ミネソタ州ミネアポリス出身で、テリー・ルイス(本名Terry Steven Lewis、1956年11月24日 - )[2]は、ネブラスカ州オマハ出身。テリー・ルイスは1992年にキャリン・ホワイトと結婚した。 略歴2人は高校時代からの友人で、フライト・タイム(Flyte Tyme)というバンドを組んでいた[3]。ジミーがキーボード、テリーがベース担当であった。1981年にボーカリストのモーリス・デイ(Morris Day)が加入し、ザ・タイムと改名してプリンスのツアーでオープニング・アクトを務めるようになる。 プロデューサーとして初期にはS.O.S.バンド、シェレール、アレクサンダー・オニール、シェリル・リンらの作品で成功を収めた。先鋭的なファンクとR&Bが特徴である。制作を担当したアーティストには、ジャネット・ジャクソン、マイケル・ジャクソン、マライア・キャリー、チャカ・カーン、サウンズ・オブ・ブラックネス、メアリー・J. ブライジ、ビヨンセらがいる[4] 1986年にジャネット・ジャクソンのアルバム『コントロール』を全面プロデュースして大ヒットを記録した。1989年のジャネットの次のアルバム『リズム・ネイション1814』でも成功を収め、他のアーティストにも楽曲を提供して、1980年代から1990年代初頭のアメリカのミュージック・シーンで、最も成功したプロデューサーの一組となった。 1980年代はCBS傘下のタブー・レコード(S.O.S.バンドやシェレール、アレクサンダー・オニールが所属した)での活動が主だったが、1991年にはA&Mレコード下に自らの主催レーベル「パースペクティブ」を設立。サウンズ・オブ・ブラックネス、ミント・コンディションなどのアーティストを輩出したが、その後の業績は振るわず、1997年にレーベルは閉鎖された。 1999年から2000年に、宇多田ヒカルのシングル「Addicted To You」「Wait & See 〜リスク〜」を手がけ、日本国内ツアー(BOHEMIAN SUMMER 2000)にはゲスト・プレイヤーとして参加した。2000年代の活動は活発ではないが、2007年に全面プロデュースしたチャカ・カーンのアルバムがグラミー賞を受賞するなどしている。2014年には、日本人ギタリストMIYAVIの「real?」をプロデュースした。 2022年5月4日、米Rock & Roll Hall of Fame Foundationのロックの殿堂にて、ミュージカル・エクセレンス賞を受賞[5]。 代表曲
日本人音楽家のプロデュース
関連項目脚注
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