シェレール
シェレール (英: Cherrelle、本名・Cheryl Anne Norton、1958年10月13日 - )は、アメリカ合衆国のR&B歌手。1980年代に活躍した。 後にロバート・パーマーやマライア・キャリーがカバーしたデビュー・ヒット曲「I Didn't Mean to Turn You On」、「Where Do I Run To」「Everything I Miss at Home」、R&B歌手アレクサンダー・オニールとのデュエット曲「Saturday Love」や「Never Knew Love Like This」で知られる。 略歴ジャズ/R&Bのノーマン・コナーズやマイケル・ヘンダーソンと活動を始め、ルーサー・ヴァンドロスのツアーにバック・コーラスの一員として参加した。タブー・レコードの創設者クラレンス・アヴァントが彼女のデモ・テープを聴き、1983年に契約。 芸名は、以前の職場のボスが「シェーレール! また遅刻じゃないか!」とよく怒鳴っていたことから付けられた(本来はシェリル)[1]。 1984年、ジミー・ジャム&テリー・ルイスなどがプロデュースしたファースト・アルバム『フラジャイル』を発表。 シングル「I Didn't Mean to Turn You On」は、R&Bチャートでトップ10になった。ミュージック・ビデオは映画『キング・コング』へのオマージュになっており、シェレールは野獣に愛される女を演じた。1年後、ロバート・パーマーがアルバム『リップタイド』で同曲をカバーし、ポップ・チャートでトップになった。また、2001年にはマライア・キャリーが映画『グリッター きらめきの向こうに』のサウンドトラック内でカバーした。同カバーのプロデュースはジャム&ルイスだったので、オリジナルのバック・トラックが使用された。 2作目のアルバム『ハイ・プライオリティ』はゴールド(50万枚以上)になり、ポップ・チャートでトップ40、R&Bチャートで2位となった「Saturday Love」(アレクサンダー・オニールとのデュエット)がヒット。全英シングルチャートでも6位になった。2人の「Never Knew Love Like This」も1988年にポップ・チャートで28位、R&Bチャートで2位になった。「Saturday Love」のリミックスは1990年にイギリスで55位となり再ヒット。 1988年の3作目のアルバム『アフェア』からはR&Bチャートでトップとなる「Everything I Miss at Home」が生まれた。タイトル・トラック「Affair」はR&Bチャートで4位となった。 TLCを発掘したとされるポップ/R&B歌手ペブルス(初期のベビーフェイスによるヒット曲がいくつかある)は従妹にあたり、ジョニー・ギルとともに参加したペブルスの1991年のシングル「Always」はR&Bチャートでトップ20になった。 同年、アルバム『ウーマン・アイ・アム』を発表。初めてジャム&ルイスと離れた。シングルは、当時の売れっ子ナラダ・マイケル・ウォルデンがプロデュースした。 8年後、1999年にジャム&ルイスと再合流し、インディーズ・アルバム『The Right Time』を発表。ラッパーのキース・マレイが参加していた。 ディスコグラフィスタジオ・アルバム
コンピレーション・アルバム
シングル
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