フォルテ(FORTE)は、宮城県柴田郡大河原町字小島に所在する大型商業施設(ショッピングセンター)。ロゴタイプの表記はSEASON'S WALK FORTE[注 2]。
概要
宮城県道14号亘理大河原川崎線沿いに位置する。すぐ近くに国道4号もあり、仙南圏各地からアクセスが良い場所に位置している。
地域組織によってつくられたショッピングセンターであり、テナントはオープン当初から全国展開の店舗から、地元の店舗まで幅広い形態の店舗が入店・営業しているのが特徴である。
オープン当時、近くの柴田町には「サンコア」というショッピングモールがあったが[注 3]、当初オープンした「くらし館」だけでも建物規模がおよそ2倍で店舗数も多かった。周辺に体育館・文化施設もある。現在では大河原町の国道4号沿いに構える店舗が増えている。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、スプリンクラーが誤作動し、建物や商品に多大な被害をもたらした。その後2棟の1階部分を中心に営業を再開。飲食店は一時棟外で営業を行った。その後も2階部分のほとんどは休業状態となっていたが、別棟のたのし館2階の映画館をローソン・ユナイテッドシネマ[注 4]が「東北復興の力になりたい」として承継の意向を示し[3]、2018年7月4日『ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原』と改称しリニューアルオープン。また同年9月4日にはSDエンターテイメント運営のフィットネスジム『SDフィットネス』がオープンしている[4]。
沿革
- 1990年(平成2年) - 運営会社「株式会社エフ・エフ・オー」が結成される。
- 1994年(平成6年)10月 - フォルテをオープン。(現在の「くらし館」部分)
- 1999年(平成11年)7月31日 - 映画館、ボーリンク場、ゲームセンターを構える「たのし館」をオープン。大河原町にとっては1979年(昭和54年)に「大河原文化劇場」が閉館[注 5]して以来、20年ぶりの映画館復活となった。
- 2004年(平成16年) - 元社長の齋清志が大河原町長に当選。
- 2005年(平成17年)11月3日 - 撤退した藤越の後を継ぐ形でヨークベニマルを中核店舗にしてリニューアル。英文表記・ロゴタイプが現在使われているものになる。
- 2006年(平成18年)8月30日 - 運営会社が「株式会社フォルテ」となる。(現組織の設立日となっている)
- 2008年(平成20年) - 大河原フォルテ東宝7が東宝の撤退により、シアターフォルテに改称。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災発生。フォルテも棟内に大きな被害を受け、多くの店舗が閉店を余儀なくされ、シアターフォルテも事実上閉館。
- 2011年(平成23年)ごろ - 運営会社が「合同会社フォルテ」に変更。
- 2015年(平成27年)3月22日 - シアターフォルテにて「いちごロックフェスティバル」が開催される。
- 2015年(平成27年)ごろ - 運営会社が「株式会社フォルテ・マネジメント」に変更。
- 2018年(平成30年)7月4日 - ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原オープン。
テナント
「くらし館」と「たのし館」の2棟がある。どちらも2階建て。「くらし館」は東日本大震災以降は2階部分の多くが休業状態となっていたが、現在はほとんどが営業再開している。「くらし館」の2階にあった店舗の一部は現在1階に移して営業を行っている。
くらし館
オープン当初はくらし館の北部分を「食遊館」、飲食等がある部分を「飲食棟」と表記していた。
現在は棟全体を「くらし館」と表記している。
1階
- アーティスティックモリタ
- illusie300 - 生活雑貨
- ファッショングッズWIZ
- お茶の井ヶ田
- カーブス
- 華夢(kamu)
- カワイ音楽教室
- きものギャラリー大徳
- 金港堂書店
- クラフトハートトーカイ
- キッズフィールド フォルテ
- 木下グループ木下グループ新型コロナ検査センター 宮城県仙南地域指定新型コロナ検査所
- ケララキッチン
- サニーランド - おもちゃ屋
- 三幸福祉カレッジ大河原校
- サンドラッグ
- シーナ
- 情報館 - インフォメーション
- 菅原・佐々木法律事務所
- スタジオアミ
- スマイル - CDショップ
- 100円ショップセリア
- 中国縁石屋
- ツカモト
- デゥ・フルール
- DOD
- DOD Part2
- ナガハシ
- 西松屋
- ネオスタイルネスト
- ハニーズ
- パラマウントスポーツ
- Foot Wear Shop サッシュ
- フォルテデイサービス
- フォルテファミリー歯科
- フローリスト花千
- ベネッセの英語教室 BE studio
- ほっと・タイム
- メガネの相沢
- メルカート
- ユーズランド
- ヨークベニマル
- Ravissa-ラヴィーサ-
2階
たのし館
1階
2階
ユナイテッド・シネマ スクリーン詳細
スクリーンNo. |
座席数 |
音響 |
備考
|
1
|
267 |
ドルビーサラウンド7.1 |
3D対応 BARCOレーザーシネマプロジェクター導入
|
2
|
90 |
|
3
|
90 |
|
4
|
179 |
BARCOレーザーシネマプロジェクター導入
|
5
|
111 |
|
6
|
151 |
|
7
|
151 |
3D対応 BARCOレーザーシネマプロジェクター導入
|
以前存在していた店舗
シアターフォルテ時代のスクリーン詳細
スクリーンNo. |
座席数 |
音響
|
1
|
342 |
5.1chデジタルサウンド
|
2
|
116
|
3
|
116
|
4
|
216
|
5
|
132
|
6
|
174
|
7
|
174
|
- 阿部蒲鉾店 - 現在は近くの国道4号沿いに大河原店がある
- 味千ラーメン フォルテ店
- IZM(イズム)
- ecost - 飲食店
- 大内屋
- OSH KOSH B'GOSH
- カラオケ フォルテシモ
- CARA CARO(カラカロ)
- 果物のジュース屋さん パステル
- グルメドール
- くろしお
- 金印堂
- 香里フラワー
- コミック喫茶 パラダイス
- コミュニティドラッグ・サイ
- ザ・ダイソー - 大河原町金ヶ瀬地区へ移転
- サパテリーヤ
- 酒のやまや - 現在は国道4号沿いに大河原店がある
- 大河原フォルテ東宝7→シアターフォルテ(現在のユナイテッド・シネマ)
- シーナ
- ジュアン
- 寿司の伊太都麻
- スラウチ
- 仙南情報技術センター - 地域インターネットプロバイダ「ジェットインターネット」を展開。現在は社名が「ジェットインターネット株式会社」となり、大河原町内へ場所を移している。
- 仙南信用金庫大河原西支店 - 現在は大河原支店に統合。ATM は現在も存在している。
- 立食い処 そば吉
- ディリークイーン
- ドコモショップ - 大河原町金ヶ瀬地区に「大河原かながせ店」として移転
- DO! MESSA
- ハニーポット
- パンセ
- ピーコック
- Bit's
- ファンタジーワールド サザンクロス
- Footwear Shop Sashu(サッシュ)
- ブルーグラス
- 藤越スーパーセンター大河原店[注 7]
- 文化堂フォルテ店
- ボウルサンシャイン・フォルテ - 現在は「ボウルジャンポ」として営業中
- ポテトカンパニー
- メルヴューズ
- モアメーム
- ルートスター
- レピナールdeサラダ
アクセス
近いところにバス停もあるが、利用者の多くは車を用いている。
車
電車
東北本線 船岡駅 からもほぼ同じ距離だが、船岡駅からバスで行く事はできない。
バス
- ミヤコーバス 大河原駅(大河原町)から 村田 または 川崎 行きで約10分
周辺施設
参考文献
脚注
注釈
- ^ a b フォルテの Web サイトではオープン当初から「2000台」と記載されているが、当初より駐車場が減っているため、次のページにある値としている。[1][2]
- ^ 開業当時の英文表記は Forte、ロゴタイプは shopping&entertainment Forte となっていた。
- ^ 現在は「イオン船岡店」として営業中。サンコア時代も「ジャスコ船岡店」としてサンコアの中核店舗として営業していた。
- ^ a b 2024年2月29日まではユナイテッド・シネマ株式会社。
- ^ 1956年(昭和31年)に開業[5]。仙台市にあった『東北劇場』と同じ経営者が手掛けていたが、東北劇場が1979年4月13日に火災で焼失した影響により、東北劇場と共に廃業となった[6]。
- ^ 2018年6月28日オープン。仙台駅東口に本店がある。
- ^ オープン当初の中核店舗であった。大河原店以外でも一部店舗がヨークベニマルに変わっているが、大河原店は連携前に行われている。詳細は藤越を参照。
出典
外部リンク