仙南圏仙南圏(せんなんけん)は、宮城県が指定する広域行政推進地域である。宮城県による地域区分名称は広域仙南圏[1]。白石市、角田市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町の2市7町から成る[2]。 地域の概況仙南地域は宮城県の南西部分に当たる。仙南地域の西側には蔵王連峰がそびえ、その向こうは山形県である。また、南側では福島県に接し、ここに阿武隈高地が延びている。北部は仙台市と、東部は名取市、岩沼市、亘理町、山元町と接する[2]。 仙南地域の面積は15万5140ヘクタールで、これは宮城県全体の面積の約21パーセントである。地域内の土地利用については、森林の割合が69パーセントと高めである[3]。東北新幹線や東北本線、阿武隈急行線、東北自動車道や山形自動車道といった鉄道網、高速道路網が仙南地域を縦貫し、白石蔵王駅や白石インターチェンジ、村田インターチェンジなどが設置されている[3]。 仙南地域では、果樹や畜産などを含めて、稲作に偏らない多様な農林畜産業が展開されている。工業については、電子部品、輸送用機械、業務用機械などの製造業が仙南地域に集まっている。仙南地域における地域内総生産の製造業の割合は約35パーセントであり、これは宮城県における約16パーセントを大きく超えるものである。蔵王連峰などの自然を抱える仙南地域では観光関連産業も特筆される[3]。 広域行政推進地域宮城県が指定する当該の広域行政推進地域は、「広域仙南圏」または単に「仙南圏」と呼ばれ、大河原地方振興事務所が管轄している。市が設置される以前の柴田郡・刈田郡・伊具郡に所属していた地域が対象。
都市雇用圏金本良嗣らによって考案された都市雇用圏(10パーセント通勤圏)の指標では、白石市を中心とし、蔵王町、七ヶ宿町を郊外とする都市圏が形成されている(2015年基準)[6]。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照。
脚注関連項目外部リンク
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