フィナンシャルワンフィナンシャルワン(Financial One)とは、
体系・便宜上、1~3についてここで書述する。 概要2000年、三和銀行を中心に関係ある金融機関が、連携した金融サービスを提供するために発足した。 連携を深めるため、三和銀行子会社で当時「三和JCBカード(現:UFJ JCBカード)」を発行していたジェーシービーグループの三和カードサービスが、東洋信託銀行及び大同生命保険の子会社だったクレジットカード会社2社と合併[1]。株式会社フィナンシャルワンカードに社名変更し、提携企業からのポイントやサービスの提供を受けることができるポータルサイト「フィナンシャル ワン」の開設と「#フィナンシャル ワン メンバーズカードJCB」を発行開始した。 2001年3月26日付けで東海銀行とミリオン・カード・サービスがフィナンシャルワンに加盟すると共に、フィナンシャル ワン カードがミリオンカードのフランチャイジーに加盟し、同社から「フィナンシャル ワン メンバーズ ミリオンカード{VISA/Master}」の発行を開始した。その後、2002年1月のUFJ銀行発足時にフィナンシャル ワン カードはミリオンカード・サービスと合併しUFJカードとなった。 2005年10月に三菱UFJフィナンシャル・グループが発足したが、三菱系の保険会社やシステム統合前の旧東京三菱店・三菱信託店はフィナンシャル ワンには加盟せず利用対象外となった[注釈 1]。また、三菱東京UFJ銀行においては、東京三菱銀行の流れで直接発行するクレジットカード(三菱東京UFJ-VISA)が、旧UFJ店口座においても申込できるようになったため、顧客層が競合。メンバーズクレジットカードの「プラスオン・ポイントサービス」などにおいてカードサービスの縮小が進んだ。 一方、日本興亜損保は2009年にみずほ系の損保ジャパンと経営統合(NKSJホールディングスを設立)して独自路線に移行、大同生命が脱退するなど結束が薄く[注釈 2]なり、フィナンシャルワンの活動は下火の状態となった。 2010年10月、メンバーズカードとメンバーズクレジットカードの新規募集を停止し[2]、メンバーズカードの全サービスを順次終了することになり、2012年2月29日をもってポータルサイトとしてのフィナンシャル ワンのホームページを閉鎖した。 フィナンシャル ワン メンバーズカードフィナンシャル ワン メンバーズカードは、会員証単体型のほか、当初のフィナンシャル ワン カードが発行元となる提携カード(一般・学生{アイム}・ゴールドの3グレード)や加盟金融機関のキャッシュカードと一体型になったものがある。従来は一体型カードが同メンバーズカードの特色であったが、最終的には2社(三菱UFJモルガン・スタンレー証券、太陽生命保険)のみとなった。2010年10月29日に、同メンバーズカードは新規申込みの受付を終了[3]し、2012年2月29日までに順次フィナンシャル ワン メンバーズカードの各種サービスを終了することとなった[4]。 クレジット機能付きメンバーズカードはショッピング利用額に応じて「フィナンシャル ワン メンバーズポイント」という独自ポイントサービスが加算され、銀行や証券での取引で付与される「金融ポイント」や、特定加盟店でのショッピングに応じて付与される「パートナーポイント」(総して「プラスオン・ポイント」)と共用することができた。 クレジット機能付きメンバーズカードは翌2012年3月1日以降メンバーズポイントが廃止されプロパーのUFJ VISA/MasterカードおよびUFJ JCBカードに準拠したものへ移行され、更にUFJ VISA/MasterCardブランドについては2012年7月16日より「MUFGカード 一般」もしくは「MUFGカード ゴールドプレステージ」へサービスが移行された。 主なサービス・特典
加盟金融機関いずれも発足当初からの加盟。三菱系の保険会社(東京海上日動火災保険、明治安田生命保険など)は参加していない。
発足当初の加盟金融機関
脚注注釈出典
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