パルム (三条市)パルム(PALM)は、新潟県三条市に所在する複合施設。パルム1・2・3の3棟により構成されていたが、2010年にパルム1が解体されて以降は2棟となっている。市街地再開発事業の名称は昭栄地区第一種市街地再開発事業で、事業期間は1983年度から1987年度[1]。 概要ジャスコ三条昭栄店を核とした「パルム1」、高層住宅を核とした「パルム2」、立体駐車場を核とした「パルム3」の3館体制で1988年にオープンした[2]。多くの商店街が交わる三条市の中心市街地に立地しており、事業は都市計画道路新保裏館線と一体となって行われた。 しかし都市計画道路の整備が遅れたことで、期待されていた嵐南地区への商圏の広がりが実現せず[3]、2001年1月にキーテナントのジャスコが撤退[4]。その後は1階部分に食品スーパーパワーズフジミ、マルイなどが入り、上層階は様々なテナントが入る形となったが[2][5][6]、2010年にパルム1の全フロアが閉鎖となった[7]。閉鎖後、パルム1の建物は解体され跡地には第四銀行三条支店・三条東支店などがオープン[2][8]。パルム1・2を結んでいたペデストリアンデッキは2015年に撤去された[9]。 パルム3の「パルムパーキング」(有料立体駐車場)は一時は運営会社が破産手続きを開始するなどしたが[10]、2020年現在では営業が続けられている。同年現在、パルム2の低層部やパルム3の外周部では店舗等のテナントが入居し営業が行われている。 都市計画道路新保裏館線は、2016年までに三条北バイパスの接続部を除く大部分の区間が開通した[11][12]。
沿革三条市の滝沢市長(1976年 - 1983年)が五大事業を打ち出し、そのひとつに「南北縦貫道路及び昭栄地区の市街地再開発事業」が含まれた[注 1][13]。 昭栄地区は小売店を中心に店舗が集積する地区であり、1970年(昭和45年)には約300 mのオーバーアーケード「昭栄通りプロムナード」が整備されていた[14]。再開発事業はこのアーケード商店街東部の一の木戸商店街に繋がっていた部分で行われ、事業にともなってアーケード商店街は寸断され西側の約100 mのみを残す形となったが[14]この残された部分も2010年に解体され[14]、市内から全蓋式アーケードは消滅した。 交通アクセス脚注注釈出典
関連項目
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