株式会社バッファローコクヨサプライ(英: BUFFALO KOKUYO SUPPLY INC.)は、かつて存在した愛知県名古屋市中区に本社を置くコンピュータ周辺機器メーカー。株式会社メルコホールディングスの連結子会社であった。
概要
元は、京都に本社を置く通電機器メーカー「株式会社アーベル」であった。2002年6月にコクヨ株式会社と資本業務提携し[1]、2003年にはコクヨの連結子会社となった[2]。
2007年に、コクヨ株式会社と株式会社メルコホールディングスが業務提携を発表。メルコホールディングスがアーベルの株式57.9%を取得し、バッファローのPCサプライ部門と統合。商号を「株式会社バッファローコクヨサプライ」とした。会社は統合されたものの、アーベル、コクヨ、バッファローのブランド名は共存することとなった。
2011年1月には、BUFFALOの兄弟ブランドでエントリーユーザー向けの新ブランド「iBUFFALO」を立ち上げた[3]。iBUFFALOのiとは、英語のI(お客様自身)、interactive(相互性)、日本語の愛、逢い、相を意味する。
2012年4月、同じグループに属する株式会社バッファローに吸収合併され、解散した。
沿革
- 1986年(昭和61年)12月2日 - 株式会社アーベル設立。本社は京都府に置いていた。
- 2002年(平成14年)
- 6月6日 - コクヨとアーベルが業務提携契約を締結。
- 7月8日 - アーベルが、コクヨを引受先として第三者割当増資を実施。コクヨの持株比率が14.45%となる。
- 2003年(平成15年)6月27日 - アーベルが、再びコクヨを引受先として第三者割当増資を実施。コクヨの持株比率が40.0%となる[4]。
- 2004年(平成16年)
- 2007年(平成19年)
- 2月13日 - コクヨ、コクヨS&T、メルコホールディングス、バッファローの4社が業務提携に合意[5]。
- 3月31日 - 業務提携に基づき、メルコホールディングスが、アーベル代表者ら6名から、コクヨS&T保有分を除く全株式(57.9%)を取得して、当社を連結子会社化[6]。
- 8月1日 - コクヨとバッファローのPCサプライ部門を統合し、株式会社バッファローコクヨサプライに商号を変更。本社を愛知県に移動(但し、旧本社は「大阪支店」に。)。
- 2010年(平成22年)9月 - 本社を現在地に移転。
- 2012年(平成24年)
- 1月 -
- コクヨS&Tが保有する当社の全株式を、当社が自己株式取得。これによりメルコホールディングスのみが議決権を有する株主となり、同社の100%子会社となる[7]。
- 存続会社を株式会社バッファローとする合併契約書締結を決議。2012年(平成24年)4月1日付けで両者が合併する事を発表[7]。ただし、コクヨS&Tとの業務提携関係は継続。
- 4月1日 - 株式会社バッファローに吸収合併され、解散[7]。
主な製品
- PC周辺機器(マウス、キーボード、カードリーダー、USBハブ等)
- マルチメディア製品(Webカメラ、スピーカー等)
- iPodアクセサリ、デジタルカメラアクセサリ、電子辞書アクセサリ
- 各種ケーブル(LANケーブル、USBケーブル等)
- AV関連製品(TVラック、HDMIケーブル等)
事業所
脚注
- ^ コクヨ、アーベルと資本提携でエレコム追撃へ ITmediaニュース・2002年6月5日
- ^ コクヨ、アーベル 連結子会社化で相乗効果発揮へ 販路拡大と製品の共同開発進める BCZ Bizline(週刊BCN)・2003年7月28日
- ^ 「iBUFFALO」の導入について(2010年12月10日、バッファローコクヨサプライニュース)
- ^ 株式会社アーベルを連結子会社化~新株予約権の行使により、コクヨの持ち株比率を40%に~ コクヨ株式会社・プレスリリース2003年6月30日
- ^ メルコグループとの業務提携に関するお知らせ コクヨ・プレスリリース2007年7月13日
- ^ コクヨグループとの提携及び株式譲受の基本合意締結のお知らせ 株式会社メルコホールディングス・プレスリリース2007年7月13日
- ^ a b c 連結子会社間の合併に関するお知らせ 株式会社メルコホールディングス・2012年1月11日
外部リンク
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過去のグループ会社 | |
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主なブランド・製品 |
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関連項目 | |
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註釈 | |
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