株式会社メルコホールディングス
MELCO HOLDINGS INC.
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種類 |
株式会社(公開会社) |
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機関設計 |
監査等委員会設置会社[1] |
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市場情報 |
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略称 |
メルコHD |
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本社所在地 |
日本 東京本社 〒100-6215 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 名古屋本社 〒460-8315 名古屋市中区大須3-30-20 赤門通ビル 北緯35度40分41.22秒 東経139度46分0.67秒 / 北緯35.6781167度 東経139.7668528度 / 35.6781167; 139.7668528座標: 北緯35度40分41.22秒 東経139度46分0.67秒 / 北緯35.6781167度 東経139.7668528度 / 35.6781167; 139.7668528 |
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本店所在地 |
〒100-6215 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 |
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設立 |
1986年(昭和61年)7月1日 (有限会社バッファロー) |
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業種 |
電気機器 |
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法人番号 |
6180001048602 |
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事業内容 |
子会社を含む関連会社の株式保有、活動支援及び経営管理 |
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代表者 |
牧寛之(代表取締役社長) |
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資本金 |
10億円 (2024年3月31日現在)[2] |
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発行済株式総数 |
1,693万7,873株 (2024年3月31日現在)[2] |
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売上高 |
連結:1,457億7,300万円 単体:124億4,600万円 (2024年3月期)[2] |
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営業利益 |
連結:25億9,700万円 単体:97億7,200万円 (2024年3月期)[2] |
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経常利益 |
連結:25億7,500万円 単体:104億9,400万円 (2024年3月期)[2] |
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純利益 |
連結:30億1,200万円 単体:△3億7,500万円 (2024年3月期)[2] |
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純資産 |
連結:639億2,200万円 単体:603億4,200万円 (2024年3月31日現在)[2] |
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総資産 |
連結:959億3,600万円 単体:626億7,900万円 (2024年3月31日現在)[2] |
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従業員数 |
連結:2,511人 単体:31人 (2024年3月31日現在)[3] |
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決算期 |
3月31日 |
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会計監査人 |
監査法人東海会計社 |
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主要株主 |
- 株式会社メルコグループ 46.33%
- 牧寛之 12.53%
- ECM MF 9.70%
- 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 4.29%
- 公益財団法人牧誠財団 2.99%
- 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 1.14%
- J.P.MORGAN SECURITIES PLC FOR AND ON BEHALF OF ITS CLIENTS JPMSP RE CLIENT ASSETS-SEGR ACCT 0.97%
- 岩崎泰次 0.87%
- メルコ共栄会 0.67%
- 牧廣美 0.47%
- (2024年3月31日現在)[3]
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主要子会社 |
株式会社バッファロー 100% シー・エフ・デー販売株式会社 100% |
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関係する人物 |
牧誠(創業者) |
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外部リンク |
melco-hd.jp |
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特記事項:従業員数は平均臨時雇用者数との合計。 |
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株式会社メルコホールディングス(英: MELCO HOLDINGS INC.)は、東京都千代田区及び愛知県名古屋市中区に本社(登記上の本店は東京都千代田区)を置く日本の純粋持株会社。TOPIX Small 2の構成銘柄の一つ[5]。
本項では、親会社で資産管理会社である株式会社メルコグループ、及びグループ全体についても述べる。
概要
メルコホールディングスは、メルコグループを親会社、同社の親会社のマキスホールディングを最終親会社とするマキスグループの中核企業であり[6]、コンピュータ周辺機器メーカーであるバッファロー、パソコンの部品メーカーであるシー・エフ・デー販売、ITサービスを提供するバッファロー・IT・ソリューションズ等を傘下に持つ持株会社である。
「メルコ」を冠した子会社が存在する三菱電機グループとは関係ない。社名「メルコ」の由来についてはバッファローの項を参照。
沿革
メルコホールディングスの設立
メルコホールディングスは、元来は創業家の資産管理会社として、1986年7月1日に有限会社バッファローの商号で設立された。
2003年5月13日、メルコは持株会社体制に移行する方針を発表した。この発表に先立ち、5月7日にバッファロー(初代法人)は株式会社メルコホールディングスに商号を変更。10月1日にメルコのグループ統括業務を承継し、同社は株式会社バッファロー(二代目法人)に商号を変更。同時に株式交換により、バッファローを完全子会社とした[7]。
シマダヤのスピンオフ上場に伴うグループの再編
2023年1月23日、株式分配型スピンオフにおける税制優遇措置を利用し、シマダヤを分離・上場させる方針を発表した[8]。以下の再編に先立ち、7月1日にはメルコホールディングスの親会社であるマキスが株式会社メルコグループに商号を変更した。2024年10月1日にシマダヤの全株式を株主に現物配当し、同社は東京証券取引所スタンダード市場に上場した[9]。その後、速やかにメルコホールディングスはバッファロー(二代目法人)を吸収合併し、株式会社バッファロー(三代目法人)に商号を変更する[10]。メルコグループは引き続きバッファロー及びシマダヤの株式の一部を保有し、両社の親会社として資本関係を維持する。
年譜
- 1986年(昭和61年)
- 7月1日 - 有限会社バッファローとして設立。牧誠が代表取締役社長に就任[11]。
- 1999年(平成11年)
- 10月 - 株式会社バッファロー(初代法人)に商号を変更[11]。
- 2003年(平成15年)
- 5月7日 - 株式会社メルコホールディングスに商号を変更[12]。
- 10月1日
- 以下の企業組織再編により、持株会社体制に移行[12]。
- 株式会社メルコのグループ統括業務を承継し、同社は株式会社バッファロー(二代目法人)に商号を変更。
- 株式交換により、株式会社バッファロー(二代目法人)を完全子会社とする。同時に東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部(証券コード:6676)に株式を上場。
- 子会社として、株式会社メルコオンラインエンターテインメントを設立[11]。
- 2004年(平成16年)
- 3月 - 株式会社バッファロー(二代目法人)よりシー・エフ・デー販売株式会社、巴比禄股分有限公司、Buffalo Technology (USA), Inc.(現・Buffalo Americas, Inc.)、Buffalo Technology UK Limited及びBuffalo Technology Ireland Limitedの全株式を取得し、直接出資子会社とする[11]。
- 6月
- 株式会社バッファロー(二代目法人)より株式会社バッファロー物流、株式会社バッファローリース及びオリーブルネット株式会社の全株式を取得し、直接出資子会社とする[11]。
- 完全子会社として、株式会社メルコパーソネルサポートを設立[11]。
- 8月 - アイルランドのクレア県シャノン(英語版)に現地法人として、Melco Asset Management Limitedを設立[11]。
- 12月 - 完全子会社として、株式会社エム・ティー・エスを設立[11]。
- 2006年(平成18年)
- 4月20日 - 株式会社メルコオンラインエンターテインメントが、株式会社リバティシップに商号を変更[11]。
- 2007年(平成19年)
- 3月16日 - 財団法人メルコ学術振興財団(現・公益財団法人牧誠財団)を設立[13]。
- 4月17日 - 株式会社アーベルの株式の57.9%を取得し、同社を子会社とする[14]。
- 5月1日 - 株式会社エム・ティー・エスが、株式会社バッファロー・IT・ソリューションズに商号を変更[15]。
- 8月1日
- 2008年(平成20年)
- 4月8日 - オランダに現地法人として、Buffalo EU B.V.を設立[17]。
- 7月 - Buffalo Technology UK Limitedが持分の36%を出資する関連会社として、Buffalo AdvanTec FZCOを設立[18]。
- 2009年(平成21年)
- 3月 - 愛知県名古屋市南区に本社を移転[19]。
- 9月21日 - 資産管理会社として、合同会社マキス(現・株式会社メルコグループ)を設立[20]。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 10月3日 - 株式会社ジェイ・ディ・エスの全株式を取得し、同社を完全子会社とする。同社は株式会社バッファローメモリに商号を変更[23]。
- 2012年(平成24年)
- 2月 - 中華人民共和国の香港特別行政区に現地法人として、巴法絡(亞洲)有限公司を設立[24]。
- 3月 - ブラジルに現地法人として、Buffalo Tech Do Brasil Ltdを設立[25]。
- 4月1日 - 株式会社バッファロー(二代目法人)が株式会社バッファローコクヨサプライを吸収合併[26]。
- 2013年(平成25年)
- 5月1日 - 松尾民男が代表取締役副社長に就任[27]。
- 5月30日 - シンガポールに現地法人として、Melco Capital Pte. Ltd.を設立[28]。
- 5月 - Buffalo Technology (USA), Inc.、Buffalo EU B.V.、巴比禄股分有限公司、美禄可(北京)商貿有限公司、巴法絡(亞洲)有限公司及びBuffalo AdvanTec FZCOの株式を株式会社バッファロー(二代目法人)に譲渡[18]。
- 8月 - Buffalo Technology (USA), Inc.が、Buffalo Americas, Inc.に商号を変更[18]。
- 2014年(平成26年)
- 2月3日 - 完全子会社として、メルコフィナンシャルホールディングス株式会社を設立[28]。
- 3月1日 - メルコフィナンシャルホールディングスの完全子会社として、メルコインベストメンツ株式会社を設立[28]。
- 6月13日 - 松尾民男が代表取締役副社長を退任し、牧誠が代表取締役会長に、牧寛之が代表取締役社長に就任[29][30]。
- 6月30日 - 株式会社バイオスの全株式を取得し、同社を完全子会社とする[31]。
- 2015年(平成27年)
- 4月1日 - 株式会社バッファロー(二代目法人)が、株式会社バッファロー物流及び株式会社メルコパーソネルサポートを吸収合併[32]。
- 4月 - Buffalo Technology UK Limitedの事業をBuffalo EU B.V.に移管[18]。
- 11月30日 - 株式会社デジオンの株式の34%を取得し、同社を持分法適用会社とする[33]。
- 2016年(平成28年)
- 4月15日 - 完全子会社として、メルコシンクレッツ株式会社を設立[34]。
- 4月27日 - シマダヤ株式会社の株式の22.7%を取得し、同社を持分法適用会社とする[35][注釈 1]。
- 2017年(平成29年)
- 2月16日 - アドバンスデザイン株式会社の株式の66.7%を取得し、同社を連結子会社とする[37]。
- 2月28日 - MAMORIO株式会社の株式の23.2%を取得し、同社を持分法適用会社とする[38]。
- 3月6日 - 株式交換により、アドバンスデザイン株式会社を完全子会社とする[37]。
- 10月26日 - 牧誠が取締役会長に職位変更[39]。
- 10月 - 東京都中央区に東京本社を設置し、東京本社・名古屋本社の二本社制に移行[40]。
- 2018年(平成30年)
- 1月1日 - 株式会社バッファロー(二代目法人)が株式会社バッファローメモリを吸収合併[41]。
- 2月1日 - 株式会社バッファロー(二代目法人)が株式会社バッファローダイレクトを吸収合併[42]。
- 3月30日 - AOSデータ株式会社の株式の一部を取得し、同社を持分法適用会社とする[43]。
- 4月1日 - 株式交換により、シマダヤ株式会社を完全子会社とする[44]。
- 4月3日 - 取締役会長の牧誠が逝去[45]。
- 12月 - 完全子会社として、株式会社トゥーコネクトを設立[46]。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2021年(令和3年)
- 7月6日 - AOSデータ株式会社が第三者割当増資を行った事に伴い、同社を持分法適用会社から除外[49]。
- 11月17日 - 株式会社セゾン情報システムズ(現・株式会社セゾンテクノロジー)の株式の27.71%を取得し、同社を持分法適用会社とする[50][51]。
- 2022年(令和4年)
- 4月4日 - 東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所はプライム市場に、名古屋証券取引所はプレミア市場に上場区分を移行[52]。
- 11月18日 - メルコフィナンシャルホールディングス株式会社が、Melco Capital Pte. Ltd.の全株式をMakis Holding B.V.に譲渡[53]。
- 12月31日 - メルコフィナンシャルホールディングス株式会社及びメルコインベストメンツ株式会社を解散[53]。
- 2023年(令和5年)
- 1月23日 - シマダヤ株式会社を分離する方針を発表[54]。
- 6月26日 - 監査等委員会設置会社に移行[55]。
- 7月1日 - 株式会社マキスが、株式会社メルコグループに商号を変更[56]。
- 7月 - 株式会社メルコグループの完全子会社として、株式会社VCトライデンツホールディングスを設立[57]。
- 10月20日 - 市場区分の選択申請に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に指定替え[58]。
- 2024年(令和6年)
- 3月21日 - 株式会社セゾン情報システムズの株式の一部を譲渡した事に伴い、同社を持分法適用会社から除外[59]。
- 4月23日 - 株式会社メルコグループが、青森スポーツクリエイション株式会社の全株式を取得し、同社を完全子会社とする[60]。
- 10月1日 - 株主にシマダヤ株式会社の全株式を現物配当し、同社を分離[61]。これにより、同社の親会社が株式会社メルコグループに異動[62]。
- 2025年(令和7年)
- 4月1日 - 株式会社バッファローを吸収合併すると同時に本企業の商号も株式会社バッファローに変更する予定[63][64]。
関連企業・団体
連結子会社
- 株式会社バッファロー
- Buffalo Americas, Inc.
- Buffalo EU B.V.
- Buffalo AdvanTec FZCO
- 巴比禄股分有限公司
- 美禄可(北京)商貿有限公司
- 巴法絡(亞洲)有限公司
- シー・エフ・デー販売株式会社
- 株式会社バイオス
- メルコシンクレッツ株式会社
- 株式会社バッファロー・IT・ソリューションズ
- アドバンスデザイン株式会社
- 株式会社デジオン
- 株式会社トゥーコネクト
- 株式会社ライフェンリッチ
持分法適用会社
その他
過去の関連企業・団体
- 株式会社バッファローコクヨサプライ
- 株式会社バッファロー物流
- 株式会社メルコパーソネルサポート
- 株式会社バッファローリース
- 株式会社バッファローメモリ
- 株式会社バッファローダイレクト
- Melco Capital Pte. Ltd.
- メルコフィナンシャルホールディングス株式会社
- メルコインベストメンツ株式会社
脚注
注釈
- ^ 創業者の牧誠はシマダヤの創業家の生まれで、後に本家である叔父の家に養子に出されたという経緯がある[36]。
出典
外部リンク
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持株会社 | |
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子会社・関連会社 | |
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過去のグループ会社 | |
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主なブランド・製品 |
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関連項目 | |
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註釈 | |
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