ネイト・マクミラン
ナサニエル・マクミラン(Nathaniel McMillan, 1964年8月3日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー出身の元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者。NBAのシアトル・スーパーソニックス、ポートランド・トレイルブレイザーズ、インディアナ・ペイサーズなどでヘッドコーチを務めた。 選手として高校時代、スカウトの目に止まらなかったマクミランはノースカロライナ州マーフリースボロにあるChowan大学に進学後、ノースカロライナ州立大学に移った。マクミランの活躍もあり大学はアトランティック・コースト・カンファレンスで優勝し、1985年、1986年のNCAAトーナメントでも共にベスト8まで進んだ。 1986年のNBAドラフトでシアトル・スーパーソニックスから2巡目全体30位で指名されてNBA入り。以後12シーズン一貫してシアトルでキャリアを重ね1試合あたり5.9得点、6.1アシスト、1.9スティール、通算4,733得点(チーム歴代19位)、3,222リバウンド(同7位)、4,893アシスト(同2位)、356ブロック(同7位)、1,544スティール(同2位)、796試合出場(同3位)、298本のスリーポイントシュート成功(同10位)など堂々たる成績を残した。マクミランはまたルーキーシーズンに1試合で25アシストをマークしたことがあり、これはアーニー・ディグレゴリオと共に未だにNBA記録である。またトリプルダブルを4回記録している。 マクミランが特に評価されたのはディフェンス面でチームへの貢献だった。1993-94シーズンにはスティール王になり、NBAオールディフェンシブセカンドチームに1993-94シーズン、1994-95シーズンに選ばれている。 1996年のシカゴ・ブルズとのNBAファイナルでは第3戦まで欠場したが、3連敗で後がなくなった第4戦から出場しマイケル・ジョーダンをマークするために投入されシリーズで2勝をあげることができた。1998年、選手生活引退。マクミランの背番号10番はソニックスの永久欠番となった。 現役引退後1998年に引退するとすぐにソニックスのアシスタントコーチに就任、2000年からはポール・ウェストファルに代わりヘッドコーチに就任して5シーズン務めた。レイ・アレンやラシャード・ルイスらを擁した2004/05シーズンにはノースウェストディビジョン優勝を果たし、カンファレンス準決勝まで進出した。2005年からはポートランド・トレイルブレイザーズのヘッドコーチを務めている。2006年バスケットボール世界選手権ではマイク・シャシェフスキーバスケットボール男子アメリカ合衆国代表ヘッドコーチの元でアシスタントコーチを務めた。 2012年3月15日、ブレイザーズのヘッドコーチを解任された[1]。 2013-14シーズンから、インディアナ・ペイサーズのアシスタントコーチを務めて、2016-17シーズンよりヘッドコーチを務めることになった[2]。 2020年11月11日、アトランタ・ホークスのアシスタントコーチに就任した[3]。2021年3月1日、ホークスはHCのロイド・ピアースを解雇したため、マクミランが暫定ヘッドコーチに就任した[4][5]。 脚注
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