デビン・メソラコ
デビン・ダグラス・メソラコ(Devin Douglas Mesoraco, 1988年6月19日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ジェファーソン郡パンクサトーニー出身の元プロ野球選手(捕手)。右投右打。 メディアによっては「メゾラコ」と表記されることもある。 経歴プロ入り前高校時代から強肩強打の捕手としてスカウトの注目を集めていた。2006年にはトミー・ジョン手術を受けたが[1]、2007年のMLBドラフト1巡目(全体15位)でシンシナティ・レッズから指名された。6月22日に140万ドルの契約金で入団[2]。 プロ入りとレッズ時代2009年までは故障がちで打撃、守備共に振るわず、「外れドラ1」という評価が定まりつつあった[1]。しかし、2010年はA+級リンチバーグ・ヒルキャッツ、AA級カロライナ・マドキャッツ、AAA級ルイビル・バッツの3球団合計で打率.302、26本塁打、75打点、盗塁阻止率41%を記録した[1]。 2011年はAAA級ルイビルで打率.289、15本塁打、71打点を記録し、前年の成績がフロックではないことを証明した[1]。9月3日のセントルイス・カージナルス戦でメジャーデビュー。レッズはオフにノンテンダーFAになった正捕手のラモン・ヘルナンデスに対して引き留めを行わず[3]、メソラコが新たな正捕手になることが有力視されたが[4]、しばらくの間、ライアン・ハニガンと併用された。 2014年は開幕を故障者リストで迎えたが、復帰後にレギュラーに定着し、オールスターにも初選出された。規定打席未到達にもかかわらず長打を50本放ち、うち25本をスタンドに叩き込んだ(ナショナルリーグ8位)。長打率は.534、OPSは0.893に達し、ジョーイ・ボットやジェイ・ブルースら大砲が成績を残せない中、トッド・フレイジャーと共に活躍した。得点圏では打率.317、11本塁打を記録した。 2015年1月26日、4年総額2800万ドルで契約延長した。6月29日、左側臀部の手術を受ける為に戦線離脱し、そのままシーズンを終えた[5]。その為、同年は23試合の出場に留まり打率.178、2打点、1盗塁という成績に終わった。メジャーデビュー以来、ホームランなしでシーズンを終えたのは初めてだった。 2016年は16試合の出場で打率.140、1打点という打撃成績と、13試合(守備機会)で1失策、守備率.990、盗塁阻止率27%という守備成績に留まった。 2017年は56試合に出場して打率.213、6本塁打、14打点、1盗塁を記録した。 メッツ時代2018年5月8日にマット・ハービーとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[6]。オフの10月29日にFAとなった。 2019年2月7日にマイナー契約で再契約し、招待選手としてスプリングトレーニングに参加したが[7][8]、開幕をメジャーで迎えることはできず、他球団とのメジャー契約を求めて代理人がメッツに契約解除を要求したため、制限リストに加えられ、マイナーでも試合に出場することはなかった[9]。 現役引退後2020年9月より、ピッツバーグ大学のボランティアアシスタントコーチに就任した[10]。 プレースタイル優れた打撃技術を持つ捕手である。守備では強肩を誇るが技術的に未熟な面があり、エラーとパスボールがやや多い[1]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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