デスティニー・ウドジェ
デスティニー・ウドギー(Destiny Udogie, 2002年11月28日 - )は、イタリア・ヴェローナ出身のサッカー選手。トッテナム・ホットスパーFC所属。イタリア代表。ポジションはディフェンダー。姓はウドジェとの表記も見られるが、本人が正しくはウドギーであると訂正している[1]。 経歴クラブヴェローナの下部組織で育ち、2020年11月8日にアウェイのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたセリエA第8節のミランとの試合で、69分からイヴァン・イリッチに代わってピッチに入り、17歳でトップチームにデビューした[2]。 2021年7月15日、ウディネーゼに買取義務付きのレンタル移籍で加入した[3]。シーズン初戦となった8月13日のコッパ・イタリア1回戦のアスコリとの試合で先発し新天地にデビューすると[4]、22日のセリエA開幕節ユヴェントス戦でも先発に名を連ねた。2022年2月25日にアウェイで行われた第27節ミラン戦では、66分にロベルト・ペレイラがオーバーヘッドキックで放ったボールをネットに押し込み、同点弾となるプロ初得点を決めた[5][6]。この得点は敵将ステファノ・ピオリなどからはハンドであったと主張されるものとなったが[7]、続く第28節のサンプドリア戦でも得点を決めるなど、シーズンを通じて左ウィングバックのレギュラーとしてリーグ戦35試合に出場し5得点を記録した[8]。 2022年8月16日、トッテナム・ホットスパーFCはウドジェと2027年6月30日までの5年契約を締結したことを発表。ただし、2022-23シーズンはウディネーゼへのレンタルという形で残留する[9]。 2023年7月18日に行われたクラブ親善試合のトッテナム・ホットスパーFCvsウェストハム・ユナイテッドFCでトッテナムでのデビューとなった。なお、その試合では記念すべきトッテナムでの初得点を決めた。 2023年8月13日に行われたトッテナム・ホットスパーFCvsブレントフォードFCの試合でプレミアリーグデビュー。なおスコアは2-2。 2023年12月10日、23/24シーズンプレミアリーグ第16節のニューカッスル・ユナイテッドFC戦でプレミアリーグ初得点を記録し4-1の勝利に貢献。その2日後の12月12日に2030年までの契約延長を発表した。 代表両親は共にナイジェリア人であるが[10]、ナショナルチームは自身の出身地であるイタリアを選択している。 2019年5月、U-17イタリア代表の一員としてアイルランドで開催されたUEFA U-17欧州選手権2019に参加した。準決勝のフランス代表戦では81分に決勝点を決め、突破に貢献[11]。決勝ではオランダ代表に2-4で敗れたが、準優勝のメンバーの一員となった。7月にはU-19イタリア代表の一員としてアルメリアで開かれたUEFA U-19欧州選手権2019に参加。グループステージの3試合すべてで先発したが、第3節のスペイン代表戦では83分に2枚目のイエローカードをもらい退場[12]。チームもポルトガルとスペインの後塵を拝し、グループステージ3位で敗退となった。10月には再びU-17イタリア代表に戻り、ブラジルで行われた2019 FIFA U-17ワールドカップに参加。グループステージ第2節のメキシコ代表戦では後半アディショナルタイムに決勝点を決めた[13]。チームはグループステージを突破し、決勝トーナメント1回戦でもエクアドル代表を破ったが、準々決勝で開催国ブラジル代表に敗れベスト8となった。 2021年8月27日、翌月に行われる試合のメンバーとしてU-21イタリア代表に選出された[14]。9月3日にホームのスタディオ・カルロ・カステラーニで行われたUEFA U-21欧州選手権2023予選のルクセンブルク代表戦で先発し、アッズッリーニにデビューした[15]。 2022年5月20日、イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニは24日から26日にかけてコヴェルチャーノで行う若手選手のトレーニングキャンプに参加する53名を発表。ウドジェもそのメンバーに選出された[16]。 脚注
外部リンク
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