チオドス
チオドス (Chiodos) とは、アメリカ合衆国,ミシガン州にて結成された、ポスト・ハードコアバンドである。 メンバークレイグ・オーウェンズ (Craig Owens) - (ヴォーカル)
ブラッドリー・ベル (Bradley Bell) - (キーボード) パット・マクマナマン (Pat McManaman) - (ギター) トーマス・エラック (Thomas Erak) - (ギター) マット・ゴッダード (Matt Goddard) - (ベース) デリック・フロスト (Derrick Frost) - (ドラム)
旧メンバーブランドン・ボルマー (Brandon Bolmer) - (ヴォーカル)
ジェイソン・ヘオル (Jason Hale) - (ギター) タナー・ウェイン (Tanner Wayne) - (ドラム) 音楽性電子音とピアノ、そしてメタリックなギターリフを多用したサウンドに、ポップなメロディラインのヴォーカルを乗せるスタイルで、「まるでミュージカルを聴いている様なドラマティックな曲展開、そしてプログレッシブ色の強い複雑な曲構成」が、彼等の持ち味とされている。 来歴クレイグ在籍時の活動2001年、ミシガン州にて当時高校生だったメンバーによって結成。初期の頃は「The Chiodos Bros」というバンド名で活動していた。その後、1st自主制作ミニアルバム「The Acoustic EP」を発表し、2002年になると2nd自主制作ミニアルバム「The Best Way to Ruin Your Life」を発表。 2003年に、アメリカのインディーズレーベル「Search and Rescue records」とレーベル契約を結び、7曲入りミニアルバム「The Heartless Control Everything」をリリースする。 2004年に入るとフロントマンのクレイグ・オーウェンズが肺炎を患い、一時バンド解散の危機が訪れた[2]。彼が回復した後に、米インディーズレーベル大手のイコール・ヴィジョン・レコードへと移籍。 2005年7月26日、1stアルバム『All's Well That Ends Well』をリリース。すると、いきなり全米アルバムチャートにて164位を記録[3]。 その後もライブ活動などで着実に人気を拡大していき、前作から二年以上を空けた2007年9月4日に、2ndアルバム『Bone Palace Ballet』をリリース。前回を大幅に上回る、全米アルバムチャート初登場5位を記録し、現在までに20万枚以上を売り上げている。また、アルバム発表後には、SaosinやThe Usedらと共に「Taste Of Chaos Tour 2007」に参戦し、全米最大のパンクの祭典「Warped Tour」では、見事メインステージ公演を果たしている。 アルバムの成功も相まって、バンドとしての人気も絶頂を迎えていた2008年7月20日、フロントマンのクレイグ・オーウェンズが、精神安定剤の大量摂取(オーバードース)を行い病院に搬送される[4]。しかし幸いにも、その後回復。 2008年10月28日、2ndアルバムに新曲をプラスした「Bone Palace Ballet - Grand Coda」をリリース。 2009年2月には、Alesana・36 CRAZYFISTSと共に日本へツアー来日を果たし[5]、3月には日本国内盤の「Bone Palace Ballet - Grand Coda」がワーナーミュージック・ジャパンより発売された。 クレイグ脱退後の活動その後も、オルタナティブ・プレス誌から「2009年、最もニュー・アルバムが期待されるアーティスト」の一つに選ばれるなど、現在のアメリカを代表するバンドまでに成長した彼等だが、当時ドラムを担当していたデリック・フロストがバンドとの不和を理由に、2009年5月辺りに突如脱退を表明した。そして9月辺りに、ヴォーカルのクレイグ・オーウェンズが突如、脱退させられた。これも、メンバーと彼の間に軋轢があったのが原因とされている。この知らせを聞いたクレイグは、後に自身のホームページで「動揺し怒りが込み上げている。本当にショックだよ。」と語っており、本人は不本意のまま強制脱退させられた事になる。その後、ドラマーにタナー・ウェイン(Tanner Wayne)を、ヴォーカルに元イエスタデイ・ライジングのブランドン・ボルマー(Brandon Bolmer)を迎え入れている。 2010年10月5日には、3rdアルバム『Illuminaudio』がリリースされた。全米アルバムチャートでは、初登場37位を記録。 クレイグ復帰後2012年3月27日、ボルマーとウェインがバンドから脱退。直後の4月に、クレイグ・オーウェンズが正式に復帰。続いて、5月にデリック・フロストも復帰した。 2012年11月、ジェイソンがバンドから脱退した。代わりに、トーマス・エラックが加入。 ディスコグラフィーアルバム
シングル
ミニアルバム
ミュージックビデオAll's Well That Ends Well1stアルバム「All's Well That Ends Well」からは、2005年に自主制作で"All Nereids Beware"が。 そして2006年には"One Day Women Will All Become Monsters"と"Baby, You Wouldn't Last a Minute on the Creek"の2曲が製作されている。ちなみに、"Baby, You Wouldn't Last a Minute on the Creek"のミュージックビデオは、再リリース盤「All's Well That Ends Well」の付属DVDに収録されている。 Bone Palace Ballet2ndアルバム「Bone Palace Ballet」からは、"Lexington (Joey Pea-Pot With A Monkey Face)"のミュージックビデオが、アルバムの発売から少し遅れた2008年4月2日にインターネット上で発表された。なおメンバー達は、このビデオの出来に不満を持っていたとのこと。この事は、後にドラマーのデリックがインタビューで明かしている。 そして、2008年12月20日に"The Undertaker's Thirst For Revenge Is Unquenchable (The Final Battle)"のミュージックビデオが発表されている。 クレイグ・オーウェンズのオーバードースについて2008年7月20日、クレイグ・オーウェンズがミシガン州にある自宅で、抗不安薬の「ジェネリック・ザナックス」をオーバードースし病院へ搬送された。幸いにも直ぐに救急救命室へ運ばれ、命に別状は無かった(抗不安薬は依存性が強い上に激しい副作用を伴い、一度に大量に服用すると最悪の場合死に至ることもある)。 彼がオーバードースを行った原因は持病の躁うつ病の悪化に耐えられなくなった為ではないかと言われている。 退院後も目立った後遺症などは無く、すぐにバンドのツアーに復帰した。 トリビア
外部リンク出典脚注
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