ダイナフォーマー
ダイナフォーマー (Dynaformer) はアメリカ合衆国ケンタッキー州で生産、調教された競走馬および種牡馬である。 経歴1987年から1989年まで現役を続け、30戦7勝。1988年にジャージーダービー、ディスカバリーハンデキャップとG2競走を2勝している。また、1989年には一般競走(キーンランド競馬場芝12ハロン)で2分32秒06というコースレコードで優勝している。 1990年から地元ケンタッキー州のスリーチムニーズファームで種牡馬入りした。2006年のケンタッキーダービー優勝馬バーバロを筆頭に多くの活躍馬を輩出しており、2000年以降のロベルト系の中ではかなり活力のある種牡馬である。また、アメリカで繋養されているが、芝での活躍馬が多いため、特に後年はヨーロッパを主戦場とし、現地で繁殖入りする産駒も目立っている。このほか、障害競走でも、グランドナショナルハードル5連覇のマクダイナモを出している。下記の通り日本にも馴染み深い血統だが、日本ではオープン級の馬を数頭出す程度にとどまっている。 2012年4月14日に心臓に異常が見つかったため種牡馬を引退したが[1]、それから間もない4月29日に息を引き取った[2]。種牡馬引退時点で大動脈弁破裂で心臓に複数の穴が空き、すでに手の施しようがない状態だった。遺体はラーイ、ワイルドアゲインらが眠る、スリーチムニーズファームの墓地に埋葬された。 後継としてはテンプルシティがG1競走3勝馬ミステンプルシティなどを出しており、200頭近い牝馬を集める人気種牡馬になっている。 主な産駒
母父としての主な産駒
血統表
血統背景母・アンドーヴァーウェイはトップフライトハンデキャップ(米G1)優勝馬で、日本で種牡馬として成功したブライアンズタイムの従姉。本馬は従叔父のブライアンズタイムと血統構成が極めて近く、父は同じロベルト、母の父・ヒズマジェスティはブライアンズタイムの母の父・グロースタークの全弟であり、曾祖母ゴールデントレイルはブライアンズタイムの祖母である。他にも近親に二冠馬エアシャカールとその半姉エアデジャヴー、エアデジャヴー産駒のエアシェイディ・エアメサイア兄妹、ブライアンズタイムのいとこであり種牡馬として日本に輸入されたサンシャインフォーエヴァーなど日本と縁のある馬が多い。 注釈
外部リンク |