グランシルク

グランシルク
欧字表記 Grand Silk[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2012年4月8日(12歳)[1]
抹消日 2018年4月28日[2]
ステイゴールド[1]
ルシルク[1]
母の父 Dynaformer[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[2]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)シルクレーシング[2]
調教師 戸田博文美浦[1]
競走成績
生涯成績 24戦5勝[1]
獲得賞金 2億437万8000円[1]
勝ち鞍
GIII 京成杯AH 2017年
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グランシルク(欧字名:Grand Silk2012年4月8日 - )は、日本競走馬種牡馬。主な勝ち鞍は2017年の京成杯オータムハンデキャップ

馬名の由来は、フランス語で「偉大な」+クラブ名より[2]

経歴

2014年11月24日、東京競馬場5レースの2歳新馬戦(芝1800m)でデビューし2着。年明け1月、通算3戦目となった中山競馬場・3歳未勝利戦(芝1600m)で初勝利を収めた。次走の条件戦で2勝目を挙げ、2連勝。 4月、3連勝をかけて初の重賞挑戦となるニュージーランドトロフィーに出走。単勝1番人気に支持され、最後方から直線一気の豪脚で前方集団に迫ったが、ヤマカツエースに3/4馬身差及ばず2着に惜敗した。GI初出走のNHKマイルカップも1番人気に支持されたが、直線で伸びきれずクラリティスカイの5着に敗北。その後も人気は集めるものの、勝ちきれないレースが続いた。

4歳夏からは1000万下条件クラスに降級。降級直後の相模湖特別で約1年3か月ぶりの勝利を収めた。11月の1600万下条件・奥多摩ステークスの勝利をもってオープン再昇級。

5歳シーズンは開幕から連続で複勝圏には入り続けるものの、後方からの追い込みが僅かに間に合わず惜敗するレースが続いた。迎えた9月、10度目の重賞挑戦で京成杯オータムハンデキャップに出走。1番人気に支持され、レースはマルターズアポジーが引っ張る展開で中団を追走。4コーナー手前から外めを進出し先頭に立つと、最後は追いすがるガリバルディを1と3/4馬身差抑え、悲願の重賞初優勝を果たした[3]。久々のGI出走となったマイルチャンピオンシップは9着。

6歳シーズンも現役続行の予定だったが、2月の中山記念に向けた調整中に左第1指骨を骨折。競走能力喪失の診断が下り、そのまま引退となった[4]

引退当初は乗馬になる予定と発表されていた[5]が、その後一転して種牡馬入り。2019年から供用される[6]。2023年1月現在、3頭が血統登録されている[7]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[1]、netkeiba.com[8]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2014.11.24 東京 2歳新馬 芝1800m(良) 13 6 9 002.40(1人) 02着 R1:52.0(33.7) -0.0 0福永祐一 55 カボスチャン 476
0000.12.14 中山 2歳未勝利 芝1800m(良) 16 7 13 002.60(1人) 03着 R1:50.5(36.6) -0.4 0戸崎圭太 55 ボルゲーゼ 472
2015.01.12 中山 3歳未勝利 芝1600m(良) 15 8 15 002.80(2人) 01着 R1:35.1(35.7) -0.3 0戸崎圭太 56 (ジャストフォーユー) 478
0000.03.15 中山 3歳500万下 芝1600m(良) 12 7 9 002.80(2人) 01着 R1:34.4(35.1) -0.2 0戸崎圭太 56 (ミッキードラマ) 482
0000.04.11 中山 ニュージーランドT GII 芝1600m(稍) 16 5 9 003.00(1人) 02着 R1:34.9(33.7) -0.1 0戸崎圭太 56 ヤマカツエース 478
0000.05.10 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 1 2 004.30(1人) 05着 01:33.9(34.1) -0.4 0戸崎圭太 57 クラリティスカイ 480
0000.09.13 中山 京成杯AH GIII 芝1600m(良) 16 3 6 005.70(3人) 04着 01:33.3(34.0) -0.0 0福永祐一 54 フラアンジェリコ 492
0000.10.24 東京 富士S GIII 芝1600m(良) 16 8 15 011.60(5人) 06着 01:33.1(33.6) -0.4 0福永祐一 54 ダノンプラチナ 494
0000.11.28 東京 キャピタルS OP 芝1600m(良) 18 2 4 006.40(3人) 03着 01:33.4(33.7) -0.2 0T.ベリー 55 サンライズメジャー 492
2016.01.10 中山 ニューイヤーS OP 芝1600m(良) 9 5 5 002.20(1人) 03着 01:34.3(32.9) -0.0 0戸崎圭太 55 ダイワリベラル 494
0000.02.07 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(良) 14 1 1 008.30(3人) 10着 01:34.8(33.0) -0.7 0池添謙一 56 スマートレイアー 492
0000.03.13 中山 東風S OP 芝1600m(良) 13 3 3 002.50(1人) 06着 01:34.7(34.7) -0.2 0岩田康誠 56 インパルスヒーロー 496
0000.06.18 東京 相模湖特別 1000万下 芝1400m(良) 11 8 11 001.50(1人) 01着 R1:20.6(32.9) -0.3 0C.ルメール 57 (レインボーラヴラヴ) 498
0000.10.01 中山 秋風S 1600万下 芝1600m(良) 16 5 9 002.90(2人) 02着 R1:33.8(34.0) -0.2 0戸崎圭太 57 マルターズアポジー 500
0000.11.13 東京 奥多摩S 1600万下 芝1400m(良) 14 3 4 001.60(1人) 01着 R1:21.9(33.2) -0.3 0戸崎圭太 57 (ウエスタンメルシー) 504
0000.12.24 阪神 阪神C GII 芝1400m(稍) 15 8 16 010.40(3人) 07着 R1:22.2(35.0) -0.3 0福永祐一 57 シュウジ 506
2017.01.15 中山 ニューイヤーS OP 芝1600m(良) 16 2 3 002.40(1人) 02着 R1:33.7(34.6) -0.2 0戸崎圭太 56 マイネルアウラート 508
0000.04.01 中山 ダービー卿CT GIII 芝1600m(稍) 16 4 8 003.60(2人) 03着 R1:34.8(33.9) -0.1 0戸崎圭太 55 ロジチャリス 506
0000.05.13 東京 京王杯SC GII 芝1400m(重) 13 6 9 006.20(4人) 03着 R1:23.4(33.8) -0.2 0戸崎圭太 56 レッドファルクス 506
0000.06.25 東京 パラダイスS OP 芝1400m(稍) 9 5 5 001.80(1人) 02着 R1:21.0(33.2) -0.1 0戸崎圭太 56 ウインガニオン 504
0000.07.23 中京 中京記念 GIII 芝1600m(良) 16 3 6 004.90(2人) 02着 R1:33.6(34.4) -0.4 0福永祐一 56 ウインガニオン 504
0000.09.10 中山 京成杯AH GII 芝1600m(良) 15 3 6 003.00(1人) 01着 R1:31.6(33.4) -0.3 0田辺裕信 56 ガリバルディ 504
0000.10.21 東京 富士S GIII 芝1600m(不) 15 6 11 004.70(1人) 09着 01:35.9(35.5) -1.1 0田辺裕信 57 エアスピネル 510
0000.11.19 京都 マイルCS GI 芝1600m(稍) 18 7 13 023.80(9人) 09着 01:34.3(34.4) -0.5 0田辺裕信 57 ペルシアンナイト 504

血統表

グランシルク血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ステイゴールド
黒鹿毛 1994
父の父
*サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988
*ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ

*ルシルク
鹿毛 2004
Dynaformer
黒鹿毛 1985
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Andover Way His Majesty
On the Trail
母の母
*キュー
栗毛 1997
*フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
P J Floral Baldski
Peroxide Princess
母系(F-No.) ルシルク(USA)系(FN:1-t) [§ 3]
5代内の近親交配 Hail to Reason 4×4 [§ 4]
出典
  1. ^ [9], [10]
  2. ^ [11]
  3. ^ [9], [10]
  4. ^ [9], [10]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m グランシルク”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年1月17日閲覧。
  2. ^ a b c d 競走馬情報グランシルク Grand Silk(JPN)”. 日本中央競馬会. 2023年1月17日閲覧。
  3. ^ “【京成杯AH】善戦マン返上、グランシルクが重賞初V”. サンスポZBAT!競馬 (産業経済新聞社). (2017年9月10日). http://race.sanspo.com/keiba/news/20170910/ope17091015510010-n1.html 2023年1月18日閲覧。 
  4. ^ “グランシルク引退…骨折で競走能力を喪失”. ウマニティ. (2018年2月19日). https://umanity.jp/racedata/race_newsdet.php?nid=7080823 2023年1月18日閲覧。 
  5. ^ “グランシルク競走馬登録抹消、乗馬に”. netkeiba.com (株式会社ネットドリーマーズ). (2018年4月28日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=136496 2023年1月18日閲覧。 
  6. ^ サラ系供用種牡馬一覧”. JBISサーチ. 2023年1月21日閲覧。
  7. ^ 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)|グランシルク”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年1月18日閲覧。
  8. ^ "グランシルクの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2023年1月17日閲覧
  9. ^ a b c 血統情報:5代血統表|グランシルク”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年1月17日閲覧。
  10. ^ a b c グランシルクの血統表”. netkeiba.com. 2023年1月17日閲覧。
  11. ^ グランシルク - Grand Silk - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2023年1月21日閲覧。

外部リンク