セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ
セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(Сергеј Милинковић-Савић、Sergej Milinković-Savić、1995年2月27日 - )は、スペイン・カタルーニャ州リェイダ出身のサッカー選手。サウジ・プロフェッショナルリーグ・アル・ヒラル所属。セルビア代表。ポジションはミッドフィールダー。 生い立ちスペインのカタルーニャ州ルイーダでセルビア人のスポーツ一家のもとに生まれた。父親のニコラ・ミリンコヴィッチは当時サッカーのプロ選手として活躍していた。母親のミラナ・サヴィッチはプロのバスケットボール選手だった。弟にはゴールキーパーとしてプレーするヴァニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチがいる。 セルゲイは、父親がポルトガルでプレーしていた時に、スポルティングCPでサッカーのキャリアを始めた。セルビア国籍に加え、スペイン国籍も所有している。 クラブ歴ヴォイヴォディナFKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドの下部組織出身。ミヤト・ガチノヴィッチ、ネボイシャ・コソヴィッチと共に国内のユース選手権で二回タイトルを制覇し台頭した。2012年12月16日に3年契約でプロ契約を締結[1]。 2013年11月23日のFKヤゴディナ戦でトップチーム初出場したもののアウェーで3-0の敗北に終わった[2]。2014年3月9日のFKスパルタク・スボティツァ戦で初得点。2013-14シーズンのセルビア・スーペルリーガでは13試合3得点の結果となった。また同シーズンのセルビア・カップを制した。 ヘンク2014年6月に5年契約でKRCヘンクに移籍し背番号20番を背負った[3]。8月2日、ホームのサークル・ブルッヘ戦で初出場、2015年1月18日のスポルティング・ロケレン戦で初得点。2014-15シーズン、ジュピラー・プロ・リーグで24試合に出場し5得点の結果を残した。 ラツィオ2015年7月31日にはSSラツィオに移籍[4]。同年8月18日のUEFAチャンピオンズリーグ 2015-16 予選のバイエル・レバークーゼン戦で初出場[5]。9月17日のUEFAヨーロッパリーグ 2015-16 グループリーグのFCドニプロ戦で初得点[6]。セリエAでは翌2016年1月9日のACFフィオレンティーナ戦で初得点。 2017-18シーズン、リーグ戦12ゴールを決めるなどの活躍で[7]、セリエA年間ベストイレブンにも選出された。 2018-19シーズン、コッパ・イタリア決勝アタランタ戦では決勝ゴールとなるヘディングを決め優勝に貢献[8]、また同シーズンのセリエA最優秀MFにも選ばれた[9]。 2019-20シーズン、チームの好成績に貢献し、12月のセリエA月間最優秀選手賞を受賞した[10]。 アル・ヒラル2023年7月12日、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ヒラルへの移籍が発表された[11]。移籍金は4000万ユーロで、契約期間は3年+1年の延長オプション。 代表歴セルビアU-19代表としてUEFA U-19欧州選手権2013に出場し優勝。5試合中4試合でフル出場し、決勝のフランス戦でもフル出場した[12]。 U-20代表としては2015 FIFA U-20ワールドカップに出場し、中心選手の一人として活躍[13]。その活躍によってブロンズボールを受賞した[14]。 2018 FIFAワールドカップではセルビア代表に選出され、グループステージの3戦全てに出場した。 2020年10月8日、UEFA EURO 2020予選プレーオフのノルウェー戦で、代表初ゴールを含む2ゴールを決め、2-1での勝利に貢献した[15]。 2022年、ワールドカップカタール大会ではグループリーグ第2戦のカメルーン戦で1ゴールを挙げた[16]。 人物スポーツ一家で父のニコラ・ミリンコヴィッチは元サッカー選手で、スペインのUEリェイダなどでプレーした。セルゲイはニコラがUEリェイダでプレーしていた際にスペインで出生したため、スペイン国籍を保有している[17][18]。母のミラナ・サヴィッチはプロバスケットボール選手で、弟のヴァニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチもセルビア年代別代表経験のあるサッカー選手である[19]。 代理人は元セルビア・モンテネグロ代表のマテヤ・ケジュマンが務めている。 個人成績クラブ2022-23シーズン終了時点
代表歴出場大会
試合数
得点
タイトルクラブ
代表
個人
出典
外部リンク
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