S. junggarensis はスノスクス属で最も知られている種である。本種は1996年に中国の新疆ウイグル自治区に分布する上部ジュラ系のジュンガル盆地から記載された。スノスクス属に割り当てられる他の骨格要素は1980年代にキルギスタンでも収集され、2000年に記載された[3]。数多くの歯の他に、胴椎・椎体・骨盤骨・腓骨と脛骨の一部・中足骨・腹側と頸部の皮骨板が発見されている。頭骨では鱗状骨のみ発見されている。鱗状骨はスノスクス属の他の種に類似する一方で他の属のものとは類似しておらず、この標本がスノスクス属の種に属することが示唆されている。標本は S. junggarensis の骨に酷似しているが、他の種にわりあてられたことはない[3]。
第五の種である S. shunanensis は2005年に中国の四川省自貢市に分布する中部ジュラ系から2005年に記載された。頭骨は1983年に沙溪廟層(中国語版)の Dashanpu Dinosaur Quarry から発見された。S. shunanensis は他の種により吻部が長く、後眼窩領域の長さの約3倍に達している。また頭蓋天井も他の種により幅広である。頭骨は両眼よりも後方で最も広く、これは本種にのみ見られる特徴である。左右それぞれの上顎骨のすぐ後方には顕著な窪みが存在する。頭骨の表面には特異的な稜が存在し、眼窩の前方の涙骨上に1対、頭蓋底部の外後頭骨の下面と基後頭骨の側面に沿って2対存在する[4]。
^ abDe Andrade, M. B.; Edmonds, R.; Benton, M. J.; Schouten, R. (2011). “A new Berriasian species of Goniopholis (Mesoeucrocodylia, Neosuchia) from England, and a review of the genus”. Zoological Journal of the Linnean Society163: S66–S108. doi:10.1111/j.1096-3642.2011.00709.x.
^ abcdAverianov, A.O. (2000). “Sunosuchus sp. (Crocodylomorpha, Goniopholididae) from the Middle Jurassic of Kirghisia”. Journal of Vertebrate Paleontology20 (4): 776–779. doi:10.1671/0272-4634(2000)020[0776:SSCGFT]2.0.CO;2.
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^Lauprasert, K.; Cuny, G.; Buffetaut, E.; Suteethorn, V.; Thirakhupt, K. (2007). “Siamosuchus phuphokensis, a new goniopholidid from the Early Cretaceous (ante-Aptian) of northeastern Thailand”. Bulletin de la Société Géologique de France178 (3): 201–216. doi:10.2113/gssgfbull.178.3.201.
^Martin, J. E.; Lauprasert, K.; Buffetaut, E.; Liard, R.; Suteethorn, V. (2013). "A large pholidosaurid in the Phu Kradung Formation of north-eastern Thailand". In Angielczyk, Kenneth. Palaeontology: n/a. doi:10.1111/pala.12086. edit