ジョニー・ヘンドリックス
ジョニー・ヘンドリックス(Johny Hendricks、1983年9月12日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。オクラホマ州エイダ出身。元UFC世界ウェルター級王者。 大きな髭とつぶらな瞳、入場曲にカントリー・ミュージックを使用するなどどこか朴訥な印象を与えるが、岩のような肩の筋肉を持つ中量級屈指の一打必倒のハードパンチャーとして名を馳せ、2010年代中期のUFCウェルター級戦線で活躍した[2]。日本では「ジョニヘン」とも呼ばれる[3]。 来歴父の影響で5歳からレスリングを始め、高校時代には全国王者に2度、オクラホマ州王者に3度なった。オクラホマ州立大学時代はレスリングでオリンピック2連覇を成し遂げたジョン・スミスの指導の下、NCAAディビジョン1で2005年と2006年に2連連続で王者となり[4]、オールアメリカンにも4度選出された。大学のチームメイトにはロンドンオリンピック銅メダリストのコールマン・スコットがいる。 大学時代のチームメイトであるキング・モーが総合格闘技の練習をしているのに影響されて、総合格闘技を始める。2007年9月にプロ総合格闘技デビュー[1]。 WEC2008年12月3日、WEC初参戦となったWEC 37でジャスティン・ハスキンスと対戦し、TKO勝ちを収めた。 2009年3月1日、WEC 39でアレックス・セルジュコフと対戦し、3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 UFC2009年8月8日、UFC初参戦となったUFC 101でアミール・サダローと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO勝ちを収めた。 2010年12月4日、The Ultimate Fighter: Team GSP vs. Team Koscheck Finaleでリック・ストーリーと対戦し、0-3の判定負け。キャリア9戦目で初黒星を喫した。 2011年3月26日、UFC Fight Night: Nogueira vs. DavisでTJ・ウォルドバーガーと対戦し、パウンドでTKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2011年12月30日、UFC 141でジョン・フィッチと対戦し、開始12秒でKO勝ち[5]。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2012年11月17日、UFC 154でマルティン・カンプマンと対戦し、開始46秒でKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2013年3月16日、UFC 158でウェルター級ランキング2位のカーロス・コンディットと対戦し、判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2013年11月16日、UFC 167のUFC世界ウェルター級タイトルマッチで王者ジョルジュ・サンピエールに挑戦し、僅差の判定負けを喫し王座獲得に失敗するも、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 UFC世界王座獲得2014年3月15日、UFC 171のUFC世界ウェルター級王座決定戦でウェルター級ランキング3位のロビー・ローラーと対戦し、3-0の5R判定勝ちを収め王座獲得に成功した。3試合連続となるファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 世界王座陥落2014年12月6日、UFC 181のUFC世界ウェルター級タイトルマッチでウェルター級ランキング1位の挑戦者ロビー・ローラーと再戦し、1-2の5R判定負けを喫し王座陥落となった。 2015年3月14日、UFC 185でウェルター級ランキング5位のマット・ブラウンと対戦し、3-0の判定勝ち。 2016年2月6日、UFC Fight Night: Hendricks vs. Thompsonでウェルター級ランキング8位のスティーブン・トンプソンと対戦し、パンチ連打で1RTKO負け。 2016年7月9日、UFC 200でウェルター級ランキング12位のケルヴィン・ガステラムと対戦し、0-3の判定負けを喫した。この試合はヘンドリックスの体重超過により77.6キロ契約で行われた。 2016年12月30日、UFC 207でウェルター級ランキング8位のニール・マグニーと対戦し、0-3の判定負け。3連敗となった。この試合もヘンドリックスは体重超過し、78.7キロ契約で行われた。 2017年2月19日、ミドル級転向初戦となったUFC Fight Night: Lewis vs. Browneでヘクター・ロンバートと対戦し、3-0の判定勝ち。 2017年6月25日、UFC Fight Night: Chiesa vs. Leeでティム・ボッシュと対戦し、クリンチアッパー連打でTKO負け。この試合はヘンドリックスの体重超過により85.3キロ契約で行われた。 2017年11月4日、UFC 217でパウロ・コスタと対戦し、右アッパー連打でTKO負け。2連敗となった。 2018年6月27日、現役引退を表明[6]。 2018年11月9日、素手でボクシングを行う団体World Bare Knuckle Fighting Federationでダコタ・コクランとベアナックル・ボクシングルールで対戦し、2RTKO負け。 人物・エピソード戦績
獲得タイトル表彰
脚注
関連項目外部リンク
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