ジェーン (映画)
『ジェーン』(原題: Jane Got a Gun)は、2016年のアメリカ合衆国の西部劇映画である。ギャヴィン・オコナーが監督を務め、ナタリー・ポートマンが主演を務めている。 あらすじアメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン。しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰って来たことでその平穏は奪われてしまう。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップの恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらにもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダンに助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去、そして人生の真実。 運命に抗い、戦うことを決意したジェーン。彼女は今、愛のために銃を取るーー。 キャスト※括弧内は日本語吹替[5]
製作2012年、ナタリー・ポートマン主演、リン・ラムジー監督で本作が製作されると報じられた[6]。当初はマイケル・ファスベンダーがダン・フロスト役を演じる予定であったが、『X-MEN:フューチャー&パスト』の撮影の遅延により、本作から降板した[7]。ジョン・ビショップ役を演じる予定だったジョエル・エドガートンがダン・フロスト役を演じることになり、ジョン・ビショップ役にはジュード・ロウが起用された[7]。 2013年3月18日に撮影の開始が予定されていたが[8]、当日、リン・ラムジーの降板がキャストとスタッフに告げられた[9]。この降板は、ラムジーとプロデューサーのスコット・スタインドーフとのあいだで意見が衝突したためだと報じられている[10]。ラムジーと仕事することを望んでいたジュード・ロウも、本作から降板した[11]。ラムジーに代わり、ギャヴィン・オコナーが本作の監督を務めることになった[12]。 その後、ブラッドリー・クーパーがジョン・ビショップ役を演じると発表された[13]。しかし、『アメリカン・ハッスル』の撮影の遅延により、クーパーも降板した[14]。過去にナタリー・ポートマンと共演した経験をもつユアン・マクレガーが、ジョン・ビショップ役を演じることになった[15]。 上映2015年、アメリカ合衆国に先駆けて、フランスでのプレミア上映が予定されていた[16]。しかし、パリ同時多発テロ事件の発生を受けて、11月14日に予定されていた記者会見と11月15日に予定されていたプレミア上映は中止することになった[17]。2016年1月24日、パリでプレミア上映が行われた[18]。同年1月29日、アメリカ合衆国で公開された[19]。 評価Metacriticでは、16件の批評家レヴューで平均値は49点だった[20]。Rotten Tomatoesでは、67件の批評家レヴューで平均値は5点、支持率は40%だった[21]。 『The Hollywood Reporter』のジョーダン・ミンツァーは、「本作で最も冒険的なのは、『四十挺の拳銃』や『ギャンブラー』、『トゥルー・グリット』といった例外を除き、大抵の場合において男性が支配する西部劇というジャンルで、女性を主人公に据えている点である」と述べた[22]。 脚注
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