シディ・ベル・アッベス、あるいはシディベルアベス[1] (アラビア語: سيدي بلعباس)はアルジェリアのシディ・ベル・アッベス県 の県都。2008年の人口は約21.3万人。名はこの地に埋葬されたイスラム教指導者のSidi bel Abbassに因む。
ワインや園芸作物が取引される。かつては4つの門を持つ壁に囲まれ、大学が有った。地中海から75km離れている。
歴史
11世紀、 ナイル川と紅海の間に住むシディ・ベル・アッベス率いるバヌーヒラル族が、チュニジアやトリポリタニア(リビア北西部)、Constantinois(アルジェリア東部)に入植した。
1843年、フランスがWadi Mékerra川沿いに現在の都市の原型のキャンプを設置した。
1849年、計画的農業都市がキャンプの周りに設置された。
1890年には人口は3万人を越え、スペイン人も住んでいた。[2] Vienot地区(フランス軍地区)には訓練場やアルジェリア国立警察が置かれた。
1930年代に城壁は取り除かれた。広いブールバールや街区が造られ、かつての特徴が失われた。
1962年まで、この都市には訓練場と第1外人連隊司令部が置かれ、フランス外人部隊と繋がりが深かった。
気候
シディ・ベル・アッベスの気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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平均最高気温 °C (°F)
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14 (57)
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15 (59)
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18 (64)
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20 (68)
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24 (75)
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29 (84)
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34 (93)
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35 (95)
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30 (86)
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24 (75)
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18 (64)
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14 (57)
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22.9 (73.1)
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平均最低気温 °C (°F)
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1 (33)
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2 (35)
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4 (39)
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6 (42)
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8 (46)
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12 (53)
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15 (59)
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15 (59)
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13 (55)
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9 (48)
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6 (42)
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2 (35)
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7.8 (45.5)
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降水量 mm (inch)
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61 (2.4)
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48 (1.9)
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46 (1.8)
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41 (1.6)
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38 (1.5)
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10 (0.4)
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3 (0.1)
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5 (0.2)
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15 (0.6)
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38 (1.5)
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43 (1.7)
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64 (2.5)
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412 (16.2)
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出典:Weatherbase [3]
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交通
シディ・ベル・アッベスは鉄道や道路で国内の都市に繋がっている。オランは70km北に、トレムセンは90km西に位置する。
最寄りの国際空港はオラン・エス・セニア空港である。市内に国内用のシディ・ベル・アッベス空港がある。
(IATA: BFW, ICAO: DAOS).
著名人
脚注
外部リンク
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