2006年にメジャー・デビュー。デビュー当時、メンバー全員が強烈なゴシック・ファッションに身を包んでいることや、ダークな世界観が漂うオリジナリティの高い楽曲が話題となり人気を獲得。それに加え、各音楽専門雑誌からも高い評価を得た。特に2009年に発売されたセカンド・アルバム『Primary Colours』は、イギリス最大の音楽雑誌『NME』の主催する「50 BEST ALBUMS OF 2009」にて、年間最優秀アルバム第1位に選ばれている[1]。
ロンドンでのライブ活動を経てレーベル「Loog records」と契約を結び、2006年春にシングル「Sheena Is a Parasite/Jack the Ripper」でデビュー。2枚目のシングル「Death at the Chapel」発表後の同年7月にロンドンのライブハウス「100 Club」でのライブが評判となり、8月には『NME』の表紙を飾る。2007年初頭には「NME Awards Indie Rock Tour」にザ・ビューらと共に参加。
同年12月、イギリスの人気コメディ番組『The Mighty Boosh』のサード・シリーズに登場し、架空のバンドである「The Black Tubes」を結成。さらにこの頃、アークティック・モンキーズの前座も務めている。その後「Loog Records」から離れ、イギリス最大手のレコード・レーベル、XLレコーディングスへと移籍。
2009年5月4日、セカンド・アルバム『プライマリー・カラーズ』を発売。このアルバムより、リース(元シンセサイザー)とトム(元ベース)の楽器パートが入れ替わっており、その経緯についてボーカルのファリスは「トメシーは最近、サンドイッチ店の近くに引っ越したんだけど、最近になって、お店で売れ残ったサンドイッチは全て廃棄されていることを知ったみたいなんだ。それで、食べ物に余計なお金を使うのはやめようと思って、シンセサイザーを購入したらしい」と述べた[3]。プロデューサーにはポーティスヘッドのジェフ・バーロウを迎えて制作され、全英アルバムチャート初登場25位を記録した。また、同年のマーキュリー賞にノミネートし、その後『NME』の「The 50 Best Albums of 2009」で1位を獲得した。
『Strange House』時の名義はスパイダー・ウエッブ (Spider Webb)。ホラーズでは最年長。『Strange House』時はシンセサイザーとオルガンだったが、『Primary Colours』からトムと担当楽器を交代する。インタビューではかなりの早口でまくし立てるように喋ったり、ライブ中のパフォーマンスが奇怪であったりと非常に目立つ人物。スパイダー・アンド・ザ・フライズ (Spider and the flies)という別のインスト・バンドをトムと2人で結成している。