サイコトリア・ヴィリディス
鉢植えされた若いサイコトリア・ヴィリディスで、まだ背が低く、繁殖のために切り分けられたばかり。
分類 (APG IV )
学名
Psychotria viridis Ruiz & Pav.
シノニム
Palicourea viridis (Ruiz & Pav.) Schult.
Psychotria glomerata Kunth
Psychotria microdesmia Oerst.
Psychotria trispicata Griseb.
Uragoga glomerata (Kunth) Kuntze
Uragoga microdesmia (Oerst.) Kuntze
Uragoga trispicata (Griseb.) Kuntze
Uragoga viridis (Ruiz & Pav.) Kuntze [ 1]
サイコトリア・ヴィリディス [ 2] あるいはプシコトリア・ウィリディス [ 3] (Psychotria viridis )は、アカネ科 の多年生 の低木 である。ケチュア語 で、チャクルーナ (chacruna, chacrona)。chaqruyは混ぜるという意味である。本種の葉はアヤワスカ という幻覚性の調合茶に用いられる[ 2] 。
本種は、エクアドル に生育する Psychotria carthagenensis (samiruka、amirucaとも呼ばれる)と密接な関係がある。本種との違いは、本種では葉の茎の根元まで葉の縁が広がっている[ 4] 。
エクアドルではディプロプテリス・カブレラナ (Diplopterys cabrerana )をチャクルーナと呼ぶ[要出典 ] 。
分布
メキシコ (チアパス州)から熱帯アメリカ にかけて分布する[ 1] 。
説明
植物の特徴。
サイコトリア・ヴィリディスは、約5 m (16 ft)の高さまで成長する。枝の直径は約2 m (6 ft 7 in)[ 5] [信頼性要検証 ] 。
栽培
本種は、USDAハーディネスゾーン で10以上ならば耐えることができる[ 6] [信頼性要検証 ]
挿し木 が最も簡単である[ 7] 。葉っぱ1枚でさえ、挿し木に十分である[ 7] 。発芽率は1%と低いため[ 7] 、種子からでは難しい。種子は、1グラム当たりでは数は50粒ほどである[ 6] [信頼性要検証 ]
伝統医学
ペルー のマチゲンガ族 (英語版 ) は、葉の汁を目薬にして片頭痛 の治療に用いる[ 7] 。
アルカロイド
本種の葉は約0.1-0.61パーセントのジメチルトリプタミン (DMT) を含有する[ 3] 。
β-カルボリン やN -メチルトリプタミン(英語版 ) のような他のアルカロイド も含まれる。アルカロイドは、朝に最高濃度となると言われている。[ 7]
本種の葉はアヤワスカ という幻覚性の調合茶に用いられる[ 2] 。
出典
^ a b Govaerts, R. , Ruhsam, M., Andersson, L., Robbrecht, E., Bridson, D., Davis, A., Schanzer, I. & Sonké, B. (2021). World Checklist of Rubiaceae. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; https://wcsp.science.kew.org/namedetail.do?name_id=170134 Retrieved 7 October 2021
^ a b c 石川勇一「アマゾン・ネオ・シャーマニズムの心理過程の現象学的・仏教的研究 」『トランスパーソナル心理学/精神医学』第15巻第1号、2016年2月、62-86頁、NAID 40020957856 。
^ a b シュルテスら (2007:55).
^ “Psychotria viridis Information ”. www.kadasgarden.com . 2017年4月7日 閲覧。
^ “Psychotria viridis ”. 2008年5月4日 閲覧。
^ a b “Psychotria viridis in Profile ”. www.b-and-t-world-seeds.com. 2008年5月8日 閲覧。
^ a b c d e Rätsch, Christian . Enzyklopädie der psychoaktiven Pflanzen. Botanik, Ethnopharmakologie und Anwendungen. . p. 15. ISBN 978-3-85502-570-1
参考文献
日本語:
関連項目