コランタン・ムーテ
コランタン・ムーテ(Corentin Moutet, 1999年4月19日 - )は、フランス・ヌイイ=シュル=セーヌ出身のプロテニス選手である[1]。ATPツアーでシングルス、ダブルスともに優勝はまだない。自己最高世界ランキングはシングルス51位、ダブルス425位。 選手経歴ジュニア時代ムーテは3歳から父親とテニスを始めた[2][3]。その父親は2018年時点でパリのレストランを経営している。幼い頃は同じ左利きであるラファエル・ナダルに憧れていた。 2016年 フューチャーズ初優勝9月のチェルカッスイで開催されたITF男子サーキット(Ukraine F4)で優勝を果たし、フューチャーズ初優勝を挙げた。同年にプロ転向。 2017年 チャレンジャー初優勝10月のブレスト・チャレンジャーではステファノス・チチパスを6-2, 7-6(8)のストレートで下して、ATPチャレンジャーツアー初優勝を果たした。 2018年 グランドスラム初出場全豪オープンではワイルドカードでグランドスラム初出場をするが、アンドレアス・セッピに6-3, 4-6, 2-6, 2-6の逆転で初戦敗退。全仏オープンでもワイルドカードにより、本戦出場をし、1回戦ではイボ・カルロビッチを7-6(7), 6-2, 7-6(5)のストレートで破り、グランドスラム初の初戦突破を果たした。2回戦では第8シードのダビド・ゴファンに5-7, 0-6, 1-6のストレートで敗退。全米オープンでもワイルドカードで本戦出場するも、ニコラ・マユに2-6, 5-7, 7-5, 4-6で初戦敗退。 2019年 トップ100入り全仏オープンではワイルドカードにより、出場して2年連続初戦突破をする。さらに2回戦では第19シードのギド・ペラを6-3, 6-1, 2-6, 7-5で破り、グランドスラム初の3回戦進出をする。3回戦ではフアン・イグナシオ・ロンデロに6-2, 3-6, 4-6, 7-5, 4-6のフルセットの末に敗れた。ウィンブルドン選手権では予選3試合を制して、1回戦ではグリゴール・ディミトロフに2-6, 3-6, 7-6(4), 6-3, 6-1の2セットダウンからの大逆転で破り、大会初の初戦突破をする。2回戦では第19シードのフェリックス・オジェ=アリアシムに3-6, 6-4, 4-6, 2-6で敗れた。 2020年 ツアー初の決勝進出カタール・エクソンモービル・オープンでは2回戦でミロシュ・ラオニッチを7-6(4), 7-6(4)、準々決勝ではフェルナンド・ベルダスコを6-4, 4-6, 6-4で下してベスト4進出。準決勝ではスタン・ワウリンカを3-6, 7-5, 6-3の逆転で破り、ツアー初の決勝進出。決勝ではアンドレイ・ルブレフに2-6, 6-7(3)のストレートで敗れ、準優勝を飾った。全米オープンではイジー・ベセリーを6-4, 6-4, 7-5のストレートで下して、2回戦では第23シードのダニエル・エバンスを4-6, 6-3, 6-7(5), 6-7(1)の逆転で破り、大会初の3回戦進出をする。3回戦では第15シードのフェリックス・オジェ=アリアシムに1-6, 0-6, 4-6のストレートで敗れた。 2022年 グランドスラム4回戦進出全米オープンでは予選決勝で呉易昺に破れるも、ラッキールーザーとして本戦出場。1回戦ではスタン・ワウリンカを6-4, 7-6(7)の時点でワウリンカの棄権により、初戦突破。2回戦では第21シードのボーティック・ファン・デ・ザンスフルプを6-4, 1-6, 6-2, 6-4で下し、3回戦ではペドロ・カチーンを6-3, 4-6, 6-2, 7-5で破り、グランドスラム初の4回戦進出を果たす。4回戦では第5シードのキャスパー・ルードに1-6, 2-6, 7-6(4), 2-6で敗退した。 2023年 チャレンジャー7勝目1月に受けた手首の手術による影響によりATPツアーでほとんど初戦敗退に終わり、昨年ベスト16入りした全米オープンでの失効ポイントにより、9月にはトップ100圏外となったが、11月、ヘルシンキ・チャレンジャーでは決勝でスミット・ナガルを6-3, 3-6, 6-2で破り、ATPチャレンジャーツアー8勝目を挙げた。 2024年 オリンピック3回戦進出全仏オープンでは1回戦では第16シードのニコラス・ジャリーを6-2, 6-1, 3-6, 6-0、2回戦ではアレクサンダー・シェフチェンコを6-4, 6-2, 0-6, 6-3、3回戦ではセバスチャン・オフナーを3-6, 6-4, 6-4, 6-1で破り、グランドスラム2度目のベスト16入りを果たした。4回戦では第2シードのヤニック・シナーを6-2, 3-6, 2-6, 1-6の逆転で敗れた。 2024ではフランス代表としてオリンピック初出場を果たす。1回戦ではインドのスミット・ナガルを6-2, 2-6, 7-5で破り、初戦突破。2回戦ではヤン=レナード・ストルフが試合前に棄権したため3回戦進出。3回戦ではトミー・ポールに6-7(5), 3-6のストレートで敗れた。 成績大会最高成績
脚注
外部リンク |
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