呉易昺
呉 易昺(ご・いへい、簡体字中国語: 吴 易昺、ウー・イービン、ピン音表記: Wú Yìbǐng, 1999年10月14日 - )は、中華人民共和国・浙江省杭州市出身の男子プロテニス選手。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。身長183cm。自己最高ATPランキングはシングルス58位。ATPツアーでキャリア通算シングルス1勝を挙げている。 中国人男子選手初のATPツアー優勝者[1]。 来歴ジュニア時代ダイエットのため6歳でテニスを始める。2016年にオレンジボウルで決勝進出。決勝ではミオミル・ケツマノビッチに敗れ準優勝だった。 2017年全米オープンジュニア男子シングルスで優勝し、ジュニア世界ランキング1位となった。 プロ転向後デビスカップ2016でプロデビューし、莊吉生を破りプロ勝利をあげた。 2017年成都オープンでATPツアーデビュー。2018年の上海マスターズでツアー初白星。2回戦では錦織圭から1セットを奪ったものの、敗れる。 2019年からは故障とリハビリ不調、COVID-19パンデミックなどが重なり、2021年いっぱいまでツアーを離れた[2]。2022年3月には世界1869位まで順位を落としていた[3]。 2022年4月より本格的に復帰すると、4月のITF大会で優勝。続くザグレブのチャレンジャーでベスト8に入り、6月のオーランドのチャレンジャーでは優勝。7月には2週連続優勝を果たすと、全米オープンで予選を突破し、中国人男子としてオープン化以降初の本選出場[4]。3回戦まで進んだ。年末の世界ランキングは116位まで上昇した。 2023年1月末からのクリーブランドのチャレンジャーで準優勝すると、世界ランキングは97位に到達し、中国人男子として史上2人目のトップ100入りを果たした[3]。さらに2月のダラス・オープンでは、第3シードのデニス・シャポバロフ、第1シードのテイラー・フリッツを破って初の決勝進出。最後はジョン・イスナーとの6-7 (4), 7-6 (3), 7-6 (12)の死闘を制し、中国人男子選手として史上初となるATPツアー制覇を成し遂げた[2][5]。 ATPツアー決勝進出結果シングルス: 1回 (1勝0敗)
成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし. シングルスグランドスラム大会
大会最高成績
脚注
関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia