コバノミツバツツジ
コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅、学名: Rhododendron reticulatum)は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木。 葉が3枚展開するミツバツツジ類の一種で、関東地方南部から中部地方南部に分布するミツバツツジに比べて、葉が多少小さいためこの名となった。 特徴樹高は3m程度になる。 3 - 4月頃に紅紫色 - 淡紫色の花が多数咲き、里山の春を彩る。花は直径約3-4cm。花粉が細い糸でつながった構造をしており、昆虫の体に付着しやすくなっている。また、1本のめしべの回りを取り囲むように10本のおしべがある。花芽からおおむね1つの花が咲く。刈り込んだ後の萌芽力が強くて、日当たりが良い場所では花付きが良い[2]。学名は網目を示し、葉の裏の網目が目立つ。果実は、縦割れができる1cmほどの蒴果で、その中に1mm程度の種が200ほどできる。日本のミツバツツジ類の中で最初に学名がつけられた[3]。
分布・生育地東は神奈川県西部。北は岐阜県の飛騨地方や福井県から、鹿児島県までで、日本のミツバツツジ類の中で最も幅広く分布する[2][4]。特に愛知県以西の乾燥したアカマツ・コナラ林などではかなり普通に見られる。 名所
保全活動
写真脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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